『日本文学、恋愛(文芸・小説)』の電子書籍一覧
1 ~31件目/全31件
-
自分のリードで、これほど激しく反応するなんて……問題児の意外な素顔と初々しさ。定時制教師が欲情の虜になったのは二十歳(はたち)の教え子だった――。東北の海辺の町へ移住した浩之は、定時制高校の教師として充実した日々を送っていた。しかし、無愛想な問題児・波留の面倒をみるうちに一線を越えてしまう。妻・知永子への愛情は変わらない、でも――波留が自分だけに見せる、すがるような瞳や羞じらう姿に溺れてゆく浩之。やがて関係が露見、苦悩の末に待っていたのは……。どうしようもない男女の愛を赤裸々に描く鮮烈官能ロマン!
-
きっとこれは恋なのだろう、と気づくのにそれほど時間はかからなかった。恋なら成就させなければならない。ひとまわり年上のキャリアウーマンを落とせる自信はなかったが、僕は告白するための計画をじっくりと練りあげることにした……マネキンとあだ名されるほどの美人でプロモーション抜群、けれどちょっと冷たい雰囲気の乃々先輩。ある日、会社で同じ課に勤める彼女が、大人のおもちゃ屋に入っていく姿を見かけ、妄想が暴走しだす。彼女はいま自分を禍々しいモノで慰めている、欲望にまみれた獣の牝。日ごとギャップ萌えは募っていき──大卒一年目の社会人の僕が嵌まり込む、天才的思い込み……2013年、小説「すばる」発表のトランス短編!
【著者略歴】
草凪優(くさなぎ ゆう) ─ 1967年生まれ。「この文庫がすごい!2005年版」で『桃色リクルートガール』(双葉文庫)が官能文庫大賞を受賞、「この文庫がすごい!2010年版」では官能文庫大賞と金賞を同時受賞。2014年に「21世紀最強の官能小説大賞」で『どうしようもない恋の唄』(祥伝社文庫)が金賞、18年「裏八重洲本大賞」受賞。「性と生」を描き、女性読者も涙を誘われるほどに、絶大な人気と実力を誇る官能文藝の旗手。 -
食品系商社の経理部に勤める三十路のわたしには、暴食の日があった。牛丼の大盛りとカレーの大盛り、生卵二個。午前零時過ぎの牛丼屋で、周囲の男たちの目をひくオーダー。女が牛丼を食べてなにが悪い、と胸底で吐き捨てる……美人の部類に入るわたしには、愛し合うことは素晴らしいことだと信じていた日々があった。そして自分が純真だと疑わないまま、ふたりの男を愛した。ひとりは会社の先輩。もうひとりは彼の学生時代の友人。そして三カ月後、二股は彼らの話し合いのすえ暴きたてられた。誰にでも股を開くセックス中毒、ただの淫乱。悪名は社内に蔓延した。二日続きの暴食のカウンターの向こうに、その悪名を知りながらわたしをデートに誘った新入社員が座って──真っすぐな心を思い出す、2013年、小説「すばる」発表の快癒短編!
【著者略歴】
草凪優(くさなぎ ゆう) ─ 1967年生まれ。「この文庫がすごい!2005年版」で『桃色リクルートガール』(双葉文庫)が官能文庫大賞を受賞、「この文庫がすごい!2010年版」では官能文庫大賞と金賞を同時受賞。2014年に「21世紀最強の官能小説大賞」で『どうしようもない恋の唄』(祥伝社文庫)が金賞、18年「裏八重洲本大賞」受賞。「性と生」を描き、女性読者も涙を誘われるほどに、絶大な人気と実力を誇る官能文藝の旗手。 -
「ごめんね。さっき話したけど、わたしちょっと変わったプレイが好きなの。今日はお姉さんに任せてくれないかな?」三十八歳で独身の友梨佳は、パリ在住のクラシック・ピアニスト。久しぶりに帰ってきた日本では、リサイタルや日本の音楽大学での公開授業などのスケデュールが詰まっていて、最後に大きな『行事』が待っていた。高級ホテルのピアノルームでそれとない練習をしていたが、どうにもノッてこないとき、ふらっと訪れた地下アーケードで、その男、芳樹を見つけてしまう。このホテルをかつてよく利用していたときの年上の特別な男、奥澤にそっくりなのだ……。甘く切ない記憶に胸の奥が疼きだす。ノリが悪いのはこのせいだ。ナンパを成功させて、れろれろと舌を這わせたり、カリ首の周りを舐め回したり、鈴口に舌を入れて我慢汁をかきだすようにしたりすると、もう趣味が止まらない。ワケアリお姉さんの渇き、第二幕開演!!
【著者略歴】
乃村寧音(のむらねおん) ─ チアーヌ名義で、主にロマンス小説で活躍。メディアファクトリーフルール新人賞佳作受賞。某音大の声楽学科卒。男女を問わない性愛表現に挑戦の意欲が湧き、ELへも越境。期待の女流作家。 -
奈良にある遥香の墓前で沢村に声をかけてきたのは三十を越えたばかりのその妹、美咲だった。東京へすぐには帰らず、東大寺・二月堂の「お水取り」に誘われるまま向かう時、遥香の生前、美咲と一度だけおかした過ちの夜が頭をよぎる。あの時、握られた手が、スカートの下へ導かれ……お松明の群衆の中で、再び、美咲が自身のコートをたくし上げた。つかまれた手首ごと引き寄せられ、ストッキングをまとった太腿に、手の甲が押し当てられる。苛立ちと戸惑い。沢村はスカートの中で手の甲を返し、内腿に指を挿し込む。閉じた腿のふくらみを割り、付け根に指を潜り込ませ──炎が人々の煩悩を燃やし、業を焼き尽くすといわれるお松明の紅蓮の向こうにふたりが見た過去と未来、罪と罰。爛れるほどに熱い激情の一夜を、炎が走り、火の粉を舞い散らし、やがて虚しくなろうとも、勇壮な二月堂・お松明に重ねて描き出す。著者最高傑作短編!!
【著者略歴】
うかみ綾乃(うかみあやの) ─ 奈良県生まれ。2011年『窓ごしの欲情』で日本官能文庫大賞新人賞を受賞。2012年『蝮の舌』で第二回団鬼六賞大賞受賞。2016年『姉の愉悦』(『溺愛』と改題)映画化。小説家、コラムニスト、ミュージシャンの顔も持つ。近著に『永遠に、私を閉じこめて』(講談社文庫)、『蜜味の指』(幻冬舎アウトロー文庫)。 -
「俺はもう腹を括りましたから。百万円のセックスを……リクエスト通り、野獣のようなレイプをさせてもらいます」──六本木に仕事場を持つ三十三歳、独身の明日美は、常連となった小さなバーの雇われ店長、高見とその時を迎えたのは自然の流れだった。めちゃめちゃ好み。八歳年下、草食系のやりちん。が、彼の部屋でフェラに没頭しているとき、ビデオカメラが隠されていることに気づいた……賭麻雀の罠で負った金額が百万円。それを返すために、隠し撮りのビデオ撮影を持ちかけられていたのだ。一本の「出演」単価があまりにも安いことに腹をたてた明日美は、自分が百万で買い取るからと続きを迫る。2012年、小説「すばる」発表の純愛短編!
【著者略歴】
草凪優(くさなぎ ゆう) ─ 1967年生まれ。「この文庫がすごい!2005年版」で『桃色リクルートガール』(双葉文庫)が官能文庫大賞を受賞、「この文庫がすごい!2010年版」では官能文庫大賞と金賞を同時受賞。2014年に「21世紀最強の官能小説大賞」で『どうしようもない恋の唄』(祥伝社文庫)が金賞、18年「裏八重洲本大賞」受賞。「性と生」を描き、女性読者も涙を誘われるほどに、絶大な人気と実力を誇る官能文藝の旗手。 -
彼女はたしかに淫乱な好き者で、呆れるほどに床上手だった。これほど抱き心地がいい女を、僕は他に知らない──三日前の会社の飲み会で聞かされた、中途採用の二十三歳の佳奈子の行状。それは、支店の独身男性五人のうちすでに四人と寝ているというものだった。残りのひとり、兄貴分の岸本は、窘める意味で、暑い盛りのビアガーデンに彼女を誘い、問いただす。が、熱帯夜の暑さと湿気に濃厚になっていく佳奈子の匂いに、気がつけばホテルにいた……誰にでも股を開いてきたのは誘われたからなのか、それとも誘ったのか。あくまで快楽に素直で、純な佳奈子に、瞬く間にのめり込んでいく男の性を描く、2011年、小説「すばる」発表の短編快作!
【著者略歴】
草凪優(くさなぎ ゆう) ─ 1967年生まれ。「この文庫がすごい!2005年版」で『桃色リクルートガール』(双葉文庫)が官能文庫大賞を受賞、「この文庫がすごい!2010年版」では官能文庫大賞と金賞を同時受賞。2014年に「21世紀最強の官能小説大賞」で『どうしようもない恋の唄』(祥伝社文庫)が金賞、18年「裏八重洲本大賞」受賞。「性と生」を描き、女性読者も涙を誘われるほどに、絶大な人気と実力を誇る官能文藝の旗手。 -
仕事が終わった出張先で、四十一歳の私は、地元の風俗情報誌を眺めていた。孤独な時間を満喫していたときに、ふと忍び寄るセックスへの渇望感。すべすべした肌に触りたい、柔らかい肉を揉みくちゃにしたい……やり手婆が並ぶ、田舎のあやしいそれらしき場所に足を踏み入れ、買ったのは長い黒髪に白い肌、体をやや横に向け、長い睫毛を伏せていても、はっきりと美人であることがわかる女だった。まさかこんなところに──右眼の瞳がそっぽを向く女。理由を知ったとき、先端からは熱い我慢汁が大量にあふれて、戦慄の震えがくる。やがて、いままでにない劣情の中で会心の発作が私を襲った。2010年、季刊「悦」Vol.3発表の、奇跡の熱狂短編!
【著者略歴】
草凪優(くさなぎ ゆう) ─ 1967年生まれ。「この文庫がすごい!2005年版」で『桃色リクルートガール』(双葉文庫)が官能文庫大賞を受賞、「この文庫がすごい!2010年版」では官能文庫大賞と金賞を同時受賞。2014年に「21世紀最強の官能小説大賞」で『どうしようもない恋の唄』(祥伝社文庫)が金賞、18年「裏八重洲本大賞」受賞。「性と生」を描き、女性読者も涙を誘われるほどに、絶大な人気と実力を誇る官能文藝の旗手。 -
IT企業の天才社員にもかかわらず、自ら一人部門に就いている仲井戸紘一。人づきあいは苦手、さらに女はまったくダメだった。 閑だろうと駆り出された新卒採用の面接で、どうしても就職したいという瀬奈香澄に出会ってから徐々に人生が動き出す。 入社を諦めさせようと思い切ったセクハラをするが、瑞々しさに次第に惹かれ、コネ入社狙いの強気の美人、平良彩乃まで現れて……。『この文庫がすごい!2005』(宝島社)で官能文庫大賞を受賞した『桃色リクルートガール』(双葉文庫)を底本として、2010年に大幅加筆修正を施した初期代表・最高傑作!!
【著者略歴】
草凪優(くさなぎ ゆう) ─ 1967年生まれ。「この文庫がすごい!2005年版」で『桃色リクルートガール』(双葉文庫)が官能文庫大賞を受賞、「この文庫がすごい!2010年版」では官能文庫大賞と金賞を同時受賞。2014年に「21世紀最強の官能小説大賞」で『どうしようもない恋の唄』(祥伝社文庫)が金賞、18年「裏八重洲本大賞」受賞。「性と生」を描き、女性読者も涙を誘われるほどに、絶大な人気と実力を誇る官能文藝の旗手。 -
1~3話まで完全収録版! 二十歳の真央はひとり、西国のある藩から江戸へ出てきた由緒ある武家娘だ。藩では兄たちの見よう見まねで、女だてらに剣の腕は立った。しかし、ゆえあって許嫁を斬り捨てて──「花、花はいらんかねえっ」両国広小路で、姿形を偽り、今日も朝顔を売っていた。路銀も底をついたとき、一切合切、江戸での面倒をみてくれたのは、一つ年下の沙紀という水茶屋の看板娘。が、沙紀には、悪い虫、謙吉という男がついていて──あるとき、謙吉の借金の形に連れ去られる沙紀を見つけた真央は、密かにあとをつける。すると……人気の「剣客」モノ!
【著者略歴】
八神淳一(やがみじゅんいち) ─ 熊本県生まれ。大学卒業後、雑誌編集者を経て作家デビュー。物語の面白さに独特の官能描写がからみつく作風は多くの読者を魅了。『艶剣客』は15巻まで続く代表作となり、映画化もされた。 -
文学における芸術性を追求した文豪・谷崎潤一郎が描く耽美、官能、幻想、フェティシズム的情痴の世界。犯罪心理・探偵小説の先駆けでもある傑作犯罪小説とあわせ24作品を収録。
●目次
<情痴小説>
少年
幇間
麒麟
魔術師
富美子の足
青い花
一と房の髪
日本に於けるクリップン事件
刺青
悪魔
悪魔続篇
憎念
秘密
青塚氏の話
蘿洞先生
続蘿洞先生
<犯罪小説>
白昼鬼語
或る罪の動機
人魚の嘆き
私
途上
前科者
黒白
柳湯の事件 -
自分に女性不信を植えつけた憎きブルセラ少女、復讐を誓った男が堕ちた地獄と、随喜の天国! 矢崎孝之は運命の女、純菜と再会した。二十年前に援交した女子高生は、瀟洒な一軒家に住む人妻となっていた。四十を超え困窮する自分との差に絶望し、矢崎は復讐を企む。あの時、行為の後に彼女は矢崎の金を奪って逃げたのだ。偶然の事故がきっかけで親しくなった矢崎に、彼女は告げる。夫はDV男なのだと。思わず抱きしめると、純菜の身体は矢崎の胸の中で淫らに熱をおびて……。官能ロマンの雄が、愛憎の果ての究極のセックスを描き切った衝撃作!
-
愛するM女性を虐めるための変身装置、それは、真っ赤なアイマスク。煌めく夜の街で、恋とセックスを求め彷徨う男女4人の物語――。 医療機器メーカー勤務の水崎は、新婚だが妻との関係に悩んでいた。同僚で素人童貞の八木を誘い、ナンパスポットと名高い銀座・コドリー街へ。そこでふたりは運命の出会いを果たす。OLの梨奈と詩織だった。水崎は誰もいない夜の小学校の校庭で、淫らに濡れる梨奈と情交し、八木はドMの詩織に触発され、SMプレイに興じることに。オシャレで刺激的、官能そそる東京欲情物語。
-
「お願い、誰にも言わないで」――清楚で美しい、俺だけの女社長。ある日、彼女のもう一つの“貌(かお)”を知ったことから、切なくも、甘美な日々は始まった……。鶴谷愛子は急逝した父から建築会社を継いだ30歳の三代目女社長。黒髪のベリィショートに白い小顔、きりりとした切れ長の眼と、筋の通った高い鼻、意志が強そうに引き結ばれた口許をした気品のある美人だ。そんな彼女を、経理部の三上は対立する副社長派からスパイを命じられ尾行していた。そして彼が見た、普段とまるで違う可憐で愛らしいもう一つの貌とは!? 熱く赤裸々な羞恥官能の傑作!
-
《サレ妻(づま)=夫に不倫、浮気をサレた女》「今夜だけ抱いて!」悲しみに暮れるサレ妻たちの哀願に、湧き上がる衝動……。男と女――。18歳の俊平にとって、それは曖昧で理不尽な存在だった。父親の不倫から不遇の少年期を送った俊平は、東京・浅草の焼き鳥屋で働いていた。しかし、店主も不倫の末、出奔。俊平は女将の茅乃の哀しむ姿を見て、関係を持ってしまう。だが翌日、茅乃の姿はなく、職を失った俊平は旅へ。静岡、大阪、岡山、瀬戸内……各地でのサレ妻たちとの出会い、情交、そして別れ。瑞々しくも哀切な旅情官能の傑作!
-
忘れられない、あの子の柔らかな唇、滴る汗、甘い喘ぎ――ふいに甦った、かつての熱烈な恋。あの日の彼女が、今の僕を翻弄する……。 「ねぇ、エッチしようよ」――学生時代、事あるごとに甘い声でねだってきた、元彼女、早月(さつき)。社会人3年目の今、克彦は奔放だった早月とは正反対の、清楚で家庭的な梨子(りこ)と同棲を始め、仕事も正念場を迎えていた。しかし今になって、あの日夢中で抱き締めた早月の肢体が生々しく甦る。裏切られ、さんざんな形で別れたはずなのに……過去と現在が狂おしく交差する青春官能の秀作。(『あなたが私をさがすとき』改題作品 )
-
サクランボのような唇、可愛らしい桃尻、剥き卵のような素肌……美味しいエッチと、淫らなご飯はいかが? 「カシャ」敦士はシャッター音を真似た声を出す。脳内のカメラに響子の肢体を焼き付けるために。響子はアラフォーのシングルマザーだが、会社を経営しタイトスーツをまとう美熟女。しかし今、敦士にあられもない姿を見せる。焦らしに焦らされて本性を露わにしたドMの母親は、子ども部屋で喜悦の声をあげた。(第四話「卵かけごはん」)。淫らは、美味しい……蕩けるエロス(性)とグルメ(食)の饗宴を描く異色の官能短編集!
-
総長が四代目の跡目を決めずに心筋梗塞で突然死んだ。広域暴力団として全国一、二を争い、四万人以上の組員を持つ組織であった。発作を起こす以前から組は二派に分裂していた。穏健派と武闘派である。どちらがシマを取るか―桐子が単なる鉄砲玉の女から親分の女へと階段を上り始めたのは、そんな時だった。極道を愛したがゆえに非情の世界に生き、やがては殺人者となった一人の女の、体を張った凄絶な人生。
-
老舗企業で起きた社長殺し、その真相を探るトップ屋・上月弦は手始めに広報担当の祥江を落とした。女体を通して次々と新事実を突き止めた上月は、保険外交員、婦人警官とベッド取材を重ねていく。ラグビーで鍛えた肉体と卓越した推理力を武器に掴んだ驚愕の結末とは!?
一般館に書籍が 431 件あります。
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。