1~3話まで完全収録版! 二十歳の真央はひとり、西国のある藩から江戸へ出てきた由緒ある武家娘だ。藩では兄たちの見よう見まねで、女だてらに剣の腕は立った。しかし、ゆえあって許嫁を斬り捨てて──「花、花はいらんかねえっ」両国広小路で、姿形を偽り、今日も朝顔を売っていた。路銀も底をついたとき、一切合切、江戸での面倒をみてくれたのは、一つ年下の沙紀という水茶屋の看板娘。が、沙紀には、悪い虫、謙吉という男がついていて──あるとき、謙吉の借金の形に連れ去られる沙紀を見つけた真央は、密かにあとをつける。すると……人気の「剣客」モノ!
【著者略歴】
八神淳一(やがみじゅんいち) ─ 熊本県生まれ。大学卒業後、雑誌編集者を経て作家デビュー。物語の面白さに独特の官能描写がからみつく作風は多くの読者を魅了。『艶剣客』は15巻まで続く代表作となり、映画化もされた。
220円〜495円(税込)
「い、いい……ああ、おしり、いいですっ」源田の牝となってどれくらいの日が過ぎたのか。もうはっきり覚えていない。女陰、尻、口と休む間もなく精を放たれ、躰も心もただれていく日々。救いに向かった政造と新兵衛は、囚われ、もはやこのまま仇に性具として生かされ続けるのか。残る味方は、江戸で女として活き活きと過ごすことの喜びを教えてくれた百合と沙紀だけだった──真央の過去にまつわる新たな淫劇の展開が進む中、真央とかかわりを深めてきた登場人物たちが、ついにそれぞれ大恩を返す時。連作再開第五弾! 連載として再開後の筆を進めた、著者、圧倒的解放感の女剣客艶物語完結編!
【著者略歴】
八神淳一(やがみじゅんいち) ─ 熊本県生まれ。大学卒業後、雑誌編集者を経て作家デビュー。物語の面白さに独特の官能描写がからみつく作風は多くの読者を魅了。『艶剣客』は15巻まで続く代表作となり、映画化もされた。
「どうした、真央。おなごというもの、魔羅を突き出されたら、しゃぶるのが礼儀であろう」源田がぐっと鎌首を寄せてくる。怒りで美貌を真っ赤に染めながら真央は、深く咥え、強く吸った。仇の魔羅を……四つん這いで、ずっと尻を差し上げて、待っていると、ぐっと開かれ、いきなり菊の蕾が突かれる。尻の穴の痛みよりも、それを凌駕する得体のしれない快感が噴きあがってきた。ここに来るまで、多くの悪党に躰を責められ、相手が悪ければ悪いほど、燃えあげる躰になってしまっていた──かつて真央に救われた瀬戸屋の娘の百合が、牝犬に堕とされ囚われている真央を向島の寮で見つける。政造と沙紀、新兵衛が向かうが……。いよいよ佳境、再開第四弾!
【著者略歴】
八神淳一(やがみじゅんいち) ─ 熊本県生まれ。大学卒業後、雑誌編集者を経て作家デビュー。物語の面白さに独特の官能描写がからみつく作風は多くの読者を魅了。『艶剣客』は15巻まで続く代表作となり、映画化もされた。
「今宵は、ずっと、真央は三崎様のものです」江戸家老の源田重吾が仕組んだことだと立浪が吐いた翌日に、真央は花売りとして出ていた。黒幕の源田を斬るまでは……源田の狗の三崎を骨抜きにして、源田の籠る屋敷への扉を開かせる。それが圭一郎の仇へと迫る最善の道。真央は居酒屋の二階で三崎の先端を咥えていった──屋敷で真央を待っていたのは、五人の遊女を相手に性宴の最中の源田だった。傍らには手引きしてくれた三崎も猿轡で転がされている。女たちの媚態に、一瞬、気がそがれた刹那、喉に刃を覚えた。病的なまでの女好きの源田の眼は、真央に注がれて──圭一郎の真の仇を前にして、絶体絶命の真央の凄艶さが増す、再開第三弾!!
【著者略歴】
八神淳一(やがみじゅんいち) ─ 熊本県生まれ。大学卒業後、雑誌編集者を経て作家デビュー。物語の面白さに独特の官能描写がからみつく作風は多くの読者を魅了。『艶剣客』は15巻まで続く代表作となり、映画化もされた。
「おなごには、隠せる穴が三つありますよ、立浪様」──公金横領の証を持っていると思われた真央は、三崎啓吾のタレコミで囚われたとき、三人の藩士を斬って逃げ出していた。が何事もなかったように三日後には花を売っていた。圭一郎にすべての罪を着せた男、立浪藤一郎をおびき出すためだ。政造とともに一計を案じていたものの、逆に、再び囚われの身となってしまう真央。証を手中に収めようとする、立浪の飽くなき責めが始まる。思い人の目の前で、両手首を梁から吊られながら、色責めの侍に前と後ろの穴を探られて、はからずも感じ始める真央……。圭一郎の死を無駄にすまいと健気に抗う真央の肢体から目が離せない、連作再開第二弾!!
【著者略歴】
八神淳一(やがみじゅんいち) ─ 熊本県生まれ。大学卒業後、雑誌編集者を経て作家デビュー。物語の面白さに独特の官能描写がからみつく作風は多くの読者を魅了。『艶剣客』は15巻まで続く代表作となり、映画化もされた。
真央は江戸にやってきて、花売りをはじめて半年になる。ゆえあって許嫁の圭一郎を斬り捨て、西国の藩を飛び出して七か月が過ぎようとしていた。「もしや、小谷様の娘御の真央どのでは?」江戸藩邸詰めの三崎啓吾からそう声を掛けられた。七ヶ月ぶりに、名字で呼ばれ、真央は一気に武家時代に戻る。夜、捨てた国の藩士からもたらされた話に慄然とした。国家老が公金横領を働いており、その罪を一切合切、圭一郎に被せたというのだ。無実の許嫁を斬ってしまったということか……。江戸で岡っ引きの政造と恋仲になっていた真央に、あろうことか三崎圭吾が岡惚れして──過去の憂いに色と剣が交錯する圧倒的人気の短編連作、8年ぶりの再開、第一弾!!
【著者略歴】
八神淳一(やがみじゅんいち) ─ 熊本県生まれ。大学卒業後、雑誌編集者を経て作家デビュー。物語の面白さに独特の官能描写がからみつく作風は多くの読者を魅了。『艶剣客』は15巻まで続く代表作となり、映画化もされた。
「い、いい……ああ、おしり、いいですっ」源田の牝となってどれくらいの日が過ぎたのか。もうはっきり覚えていない。女陰、尻、口と休む間もなく精を放たれ、躰も心もただれていく日々。救いに向かった政造と新兵衛は、囚われ、もはやこのまま仇に性具として生かされ続けるのか。残る味方は、江戸で女として活き活きと過ごすことの喜びを教えてくれた百合と沙紀だけだった──真央の過去にまつわる新たな淫劇の展開が進む中、真央とかかわりを深めてきた登場人物たちが、ついにそれぞれ大恩を返す時。連作再開第五弾! 連載として再開後の筆を進めた、著者、圧倒的解放感の女剣客艶物語完結編!
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八神淳一(やがみじゅんいち) ─ 熊本県生まれ。大学卒業後、雑誌編集者を経て作家デビュー。物語の面白さに独特の官能描写がからみつく作風は多くの読者を魅了。『艶剣客』は15巻まで続く代表作となり、映画化もされた。
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