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『初夜にまつわる三つの物語(スコラマガジン)(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~3件目/全3件

  • 大学時代から付き合ってきた渚と結婚した33歳の青木。見慣れた相手なのに、初夜を前にして彼は心が躍るのを感じていた。付き合いだした初期、渚の処女をもらったのは青木だった。初めてした時、彼女は激痛に悲鳴を上げていたが、いつしか痛みも和らぎ、我を忘れて淫らな声をあげるようになった。当時は毎日のようにセックスをしていた。しかし、長く付き合うにつれてまるで家族のようになり、裸を見ても気持ちが高ぶらなくなった。彼女が結婚を求めてきても、思いはすれ違うばかりで、後回しになっていた。そんな時、渚から「結婚したら、その日の夜にお尻の穴でさせてあげる」という提案を受ける。友人の話からアナルセックスに興味を持っていたのだが、ずっと渚に拒否されていた青木は、結婚を決意。そしてやっと迎えた初夜、彼はもうひとつの処女をいただくことに……。
  • 結婚初夜を迎え、31歳の松井翠は今夜のために用意した白い下着とナイトドレスを身につけた。しかし、心の中では不安でいっぱい。なぜなら、今日まで夫の達也に処女だと嘘をついていたからである。夫は以前から結婚相手の条件として処女を挙げていた。もともと翠は社交的な性格で、顔もプロポーションも整っていたから昔からよくモテた。大学時代は20歳も年上のバイト先の上司と不倫関係に陥り、乳首、クリトリス、そしてアナルという性感帯を教え込まれ、時には失神するほど激しいセックスを堪能していたのだ。果たしてそこまで快楽に溺れた自分が処女のふりなんてできるのだろうか。そして、迎えた初夜。我慢し続けるつもりが、乳首を吸われただけで、体は喜びに震えてしまい……。
  • 大手広告代理店に勤める倉田健介は数え切れないほどたくさんの女を抱いてきた。しかし、30歳を過ぎてから結婚を考えるようになる。そして、結婚相談所を介して、牧師の娘である30歳の石原聖美と出会う。体付きはとても華奢で背はスラリと高いが、化粧っ気はなく服装も野暮ったい。これまで派手な女とばかり付き合ってきた健介には地味に映ったが、結婚するにはいい相手のように思えた。しかし、付き合うようになった後も彼女はセックスをさせてくれなかった。キリスト教の教えを守り、結婚するまでは処女を守るのだという。そして一年後、二人はとうとう結婚することに。待ちに待った健介の性欲は爆発寸前だった。地味な妻もベッドの上で豹変し、乳首を触られただけで……。

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