陽莉（ひまり）と陽（あきら）は双子の姉弟。友達と買い物の途中、陽莉はバイト帰りの陽を見かける。ちょうど声をかけたところで雑誌の街頭インタビューを申し込まれた。恋愛特集で若いカップルの話を訊いているという。恋人を装って質問に答える二人だったが、「初エッチの感想は？」の質問で、陽は姉とのSEXを想像してしまう。インタビューを終え自宅に帰ると、陽は姉に対して性的興奮を覚えた。バスルームでは陽莉が着替え中。「パンツ汚しちゃって…」脱いだ下着には愛液に濡れた跡が…彼女も興奮していたのだった。甘く切ない青春の日常と丹念なエロスが交錯する吉田鳶牡の『双子愛』分冊版・第1巻です！！

陽莉（ひまり）と陽（あきら）は双子の姉弟。雑誌の街頭インタビューに恋人を装って応えたことがきっかけで、互いに性的興奮を覚えてしまった。そして自宅に帰った二人は一線を越えてしまう。バスルームで激しく交わる陽莉と陽。しかも帰宅した母は、玄関で二人の喘ぎを訊いてしまった。一方、別れた陽莉の元カレが雑誌の記事を見て難癖をつけてきた。陽のことを弟ではなく二股の相手と思って殺すと脅して来たのだった。姉を守りたい弟と、弟を巻き込みたくない姉、そして双子愛は二人のカラダも深く結びつける。

陽莉（ひまり）の元カレは深山という大学生だった。別れるきっかけを作ったのは陽莉の中学時代の同級生・坂元。バイト先で偶然一緒になった深山に根も葉もない噂話を喋くりまくったのだ。修学旅行のときに男子の部屋に泊まって複数プレイをしたとか。「陽莉…中学の頃ビッチだったってマジ？」酔った深山は陽莉を問い質すと乱暴にSEXを始めようとする。噂話を信じてヤケ酒呑んで彼女を犯そうとする、そんな深山に愛想をつかし、陽莉は別れたのだった。それから一年。再びあの情けないロクデナシに陽莉は決着をつけなければならない。

陽莉（ひまり）が深山に連絡すると、変な因縁をつけて悪かったと陽莉に詫びて、もう連絡はしないと返信が来た。実は陽（あきら）が深山に会いに行ったのだ。陽が深山に会う手筈を取ってくれたのは陽莉の親友・小井（いさらい）だった。元カレの深山は、会うなりいきなり陽を殴ったのだが、その一部始終を小井は動画で録画してくれていた。そして警察に通報してくれたのだった。警察でこってり絞られた深山とは、陽莉に二度と関わらないということでカタが付いたのだ。そのお礼にと小井の自宅を訪ねた陽。しかし小井は、トンデモな行動に出る。

陽莉（ひまり）の親友・小井（いさらい）の突然の誘惑に一線を越えてしまった陽（あきら）。露出癖のある小井は性の悩みを抱えていた。ある日、陽のスマホに小井の裸の画像が送られてきた。「色々と限界でさ…」急いで電話をすると、小井は自慰をしながら陽に打ち明ける。「ああでもしないと全裸で外出しちゃいそうで…」送った画像でヌイたら消してくれと小井は言う。これ以上踏み込んで小井の悩みを背負い込むことに躊躇しつつも、貰った画像でオナろうと陽は家路を急いだ。と、陽のベッドで陽莉が制服のまま寝落ちしていた。姉との関係に罪悪感を感じている陽は、自らの欲望を抑えようとするのだが…。