高校の同級生だった川田クンとゆずきはＷ不倫中。それぞれの夫婦生活は冷え切っていた。「うちの夫…あまり話さない人だから　何考えてるのかわかんなくて」とゆずきは言う。「やっぱり…言葉にしないとね　わかんないよね」「どうして欲しい？言葉で言って」「じゃあ…手を使わないでフェラして」「ふふ…いいよ」過ぎ去った時間を懐かしむように、ゆっくりと、しかし深くお互いの快楽を確かめ合う二人。もう若くはないふたりだからこそのSEX。ありそでありそうなホテルでの逢瀬を、うらまっくが抒情的に描きます。「次はいつ会えそう？」と訊くゆずき。「そうだなあ…娘の進学絡みでしばらくバタバタしそうだなあ…」と川田クン。「え…泣いてんの？ なんで…？」そう尋ねる彼に、ゆずきは小さく呟くのだった。「…好きだから」と…。

夫が諸事情で公務員を退職して早一年。夫は失業保険も切れたというのに、家でゲーム漬けの毎日を送っている。もちろんセックスレス。美咲は生活苦から人妻愛人クラブに登録をして、高槻という男性と愛人契約を結んだ。その日もフランスへの出張から帰ったばかりの高槻のもとに出向いた。土産を渡す前に即フェラを求める高槻。彼は彼で、海外への出張が多く妻とは没交渉になっていた。「気がかりなのは息子だなァ…」「いい歳して彼女もいないし引きこもり気味でね…」それぞれの人生を抱えた男と女、高槻と美咲はバスロームで激しく交わり合うのだった。「それじゃ…また来月」「連絡するよ」しかし次に会った時、高槻は美咲にトンデモな頼みごとをするのだった。

母親が倒れたと連絡を受けて７年ぶりに帰省した祐介。母親はたいしたこともなく、祐介は高校の同級生・橋本と地元の居酒屋で呑むことに。そして橋本は「お前にとっておきの情報を教えてやるよ」と、すぐにヤラせてくれる女のハナシをするのだった。小学校の裏手にある一軒家、呼び鈴を４回押せ。すると玄関が開き、出てきたのはなんと、やはり高校の同級生・すみれだった。しかもセクシーなランジェリー姿で。実は高校生のとき、祐介はすみれのことが好きで告白したのだが、不思議なフラれ方で交際を断られた。「今…ここで　あの時の続きをしない？」そう言うと、すみれは祐介にカラダを重ねるのだった。幻想的なエロスが漂ううらまっくの秀作。

結婚して３年目、夫は私を抱いてくれない。「もう…ずっと…どうしてイヤなの？」「悪い…そういう気になれないんだ」もともと桜子はあまり性欲が強くない夫に不満を感じてはいた。そして一年ほど前に、夫の父親と関係を持ってしまった。「不甲斐無い息子に代わって私があなたを満足させる」義父は優しくて強引で女の扱いがうまかった。必ず桜子の安全日に訪ねて来て彼女を抱いた。そしてたっぷりと膣に射精するのだった。彼女のカラダは疼き、すっかり義父とのセックスの虜となっていた。夫の父親との不貞に心が揺れる桜子。しかし、彼女の中の雌は快楽に抗（あがら）えなかった。

小学校を卒業して２０年。同窓会で卒業記念に埋めたタイムカプセルを掘り起こすことになった。それぞれの将来の夢を描いたメモ。６年３組・本田祐介クンのは「井上麻衣とセックスしてますように!!」それを飲み会で、隣り合わせた麻衣本人に見られてしまう。小学生の頃も可愛かったけど、井上麻衣は美人になっている。しかもデカパイ。帰り道、「井上さ…今…幸せか？」彼も彼女も、結婚していて子供がいる。しかし何年もセックスレスで子供たちは口も利いてくれない。「たぶん幸せ…だと思うよ」そう言いながら、夫の仕打ちを思い出した麻衣は涙が止まらない。「本田くんの将来の夢　今夜叶えてあげようか？」不倫というには甘酸っぱい、抒情的な男と女の一夜限りのセックス。もしかしたらあなたにも訪れるかもしれない大人な性愛の物語です。