※本作は雪野みなとの個人誌作品の電子書籍版です。【フルカラー24ページ】
少年には好きな人がいた。
明るく元気でクラスの人気者。
二人は話すうちにお互い心惹かれるようになった。
しかし―――
少女は生贄に選ばれた。
少年は島の宮司の息子であり、将来神社を継ぐ者である。
代々続く島の風習は彼にも逆らえない守るべきことだった。
「寂しいことだけど仕方が無い」
そう思って諦めるしかなかった。
そして、生贄の儀式が執り行われて1ヶ月後……
(C)ノラネコノタマ/クロスフォリオ出版
各330円 (税込)
※本作は雪野みなとの個人誌作品の電子書籍版です。【フルカラー24ページ】
少年には好きな人がいた。
明るく元気でクラスの人気者。
二人は話すうちにお互い心惹かれるようになった。
しかし―――
少女は生贄に選ばれた。
少年は島の宮司の息子であり、将来神社を継ぐ者である。
代々続く島の風習は彼にも逆らえない守るべきことだった。
「寂しいことだけど仕方が無い」
そう思って諦めるしかなかった。
そして、生贄の儀式が執り行われて1ヶ月後……
※本作は雪野みなとの個人誌作品の電子書籍版です。【フルカラー23ページ】
始まりは数百年前。
島民が寄り付かない、険しい山の奥深くにある洞窟。
そこに潜む一匹の蟲を、身の清めのために
入山していた島の宮司が発見した。
宮司は家に代々伝わる文献の「神仏の位に近づく」という
秘薬の材料として使われた蟲と酷似している事に気付いた。
興味をそそられた宮司は無視の生態や薬の製法が
記されたその文献をもとに秘薬を作る研究に没頭した……
これは霧神島における儀式の始まりの物語。
※本作は雪野みなとの個人誌作品の電子書籍版です。【フルカラー23ページ】
家族旅行で霧神島に訪れた少女。
旅行を楽しむ少女は飼い犬のチェリーと一緒に
島中を探検することに。
そんな中、少女はチェリーとはぐれてしまう。
チェリーを探すため立ち入り禁止の区域の中まで
入ってしまった少女は妙な小屋を見つけ……
※本作は雪野みなとの個人誌作品の電子書籍版です。【フルカラー23ページ】
その島には古くから続く因習があった。
その昔、島に謎の瘴気が発生し、
島民は病に冒され多数の死者が出たという。
島の宮司は島民に忘れられた
山に住まう霧の神の怒りだと言った。
島民が宮司に従い、島の娘を一人選び
神の生贄に捧げると瘴気はぴたりと止んだ。
島民は宮司に感謝し、言いつけ通り
五年に一度生贄を捧げる儀式を続けた。
また、神を畏れ敬いその存在を忘れないため
その島は「霧神島」と名付けられた。
現在も「神納の儀」と呼ばれる生贄の儀式は
島民にとっては当然のこととして執り行われている。
しかしその儀式は神聖なものとされ、
殆どの島民は儀式の内容を知らされていない―――
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