かなり人気のある民事弁護士 工藤は、その日も遅くまで事務処理に追われていた。
ふと、手元を見ると疲れのせいか手が透けて見える。
仕事のし過ぎかなんて考えていると、そのままどんどんどんどん消えていく…！？

次に目が覚めたところは――…え、なにここ、本当に現実？

そこはなんと、魔界の魔王城。
鏡を見れば、尻尾が生え、頭にはツノ、そして服は…露出過多！？
ってこれが俺なの！？！？
聞けば、自分は魔王位第一継承者のインキュバスと魂の交換をされてしまったらしい。
なんで、こんなことにと悩む間も無く、いかにも魔物らしい男に組み敷かれて――…？

巨体＆巨チン！？多腕魔族×元弁護士の成り代わりインキュバス
異世界ラブコメディ！

混乱しているゾフィに対し、ハンディはここでのゾフィの立場
そして魔王継承について話し始める。
「なるほど」と、理解を示すが異様に腹が減って仕方がないゾフィに
ハンディの表情が段々と青くなり――……

ベリアル様と共に過去の事例を参考にゾフィからベリアル様への
王権譲渡計画の立案へと動き出した工藤先生。
しかし、問題はまだまだ山積み…
それでも進み始めたと前向きに考える工藤先生だったが
ハンディに計画がバレてしまい――…？

王権譲渡計画は着々と進行中。
けれど、何か見落としているような違和感を工藤先生は感じていた。
また同時並行でハンディの一件以来ベリアル様に魔力の特訓をつけて
もらっているのだが、こちらも全く上手くいかない。
益々力を強めていると言われ戸惑う工藤先生。
確かにベリアル様から貰う精気はどんどん甘美になっているようだが……？

『約束は反故にさせてもらう。お前は元の世界に返さない』
受け入れがたい発言と抑え込まれた横暴な巨体の重みに淫魔の身体が
悦びを見出す――…。最終話直前！！二人の関係は明確な形をおびはじめる…！