『官能小説、河出i文庫、101円~400円(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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「バナナを切らせる前によく御覧になって。ね、静子は上つき、それとも下つき、ねえ、よく見て」浪江が生暖かい漆黒の繊毛を浮き立たせるばかりに腰部を突き出すと、男たちはむしろ、圧倒された気分になり、いっせいに生唾を呑み込んだ。
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上下に縄をからませている形のいい乳房を中島が柔らかく揉み始めると、次第に移行して、可愛い臍に接吻を注ぎかけ、右手を小夜子の羞恥の中心へと優しくいざなっていった。小夜子は、優雅な身悶えと甘い啼泣を洩らした。二人の男になぶられるという嫌悪感と、被虐的な陶酔が混じり合い、得体の知れぬ快美感がこみ上がってくる。
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綾奈は年下の男をそそるように、胸元をぐんっと突きだした。うっすらと開けた瞳で天井を見上げるようにして、男の次の一手を待つ。雄大の手がブラウスのサイド部分を掴む。掴んだ指先は、スカートの中からブラウスの裾をずるりと引きぬいた。想像とは違う動きが、逆に興奮を煽りたてる。
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揶揄するような亜由美の言葉が、綾奈の興奮を増幅させる。綾奈は少しずつ唇を開いた。憲一が肉茎をゆっくりとこじ入れてくる。ペニスを咥えているところを親友に見られている。ましてや、咥えているのは親友の男のペニスなのだ。
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「行くんだ。これからおまえは女王様の洗礼を受けるんだよ」「えっ、洗礼?」「不貞を犯した罰に、おまえとあの男は彼女の洗礼を受けて、今夜、肉奴隷となって淫らな悦びにのたうちまわるというシナリオになっている。」
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銀行員の美代子はすすり上げながら耕平の縞柄のパンツのゴム紐に震える指先をからめ出した。ギャングに拳銃で脅迫されているのだから仕方がないが、不覚にも耕平は美代子の指先がそこに触れただけで下腹部がジーンとうずき出し、股間の肉塊が怒張し始めたのに気がついた。
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「やめてっ、ああ嫌ですっ、そこは嫌っ」「何だ、嫌だ嫌だとぬかしながら、もうこんなになっちゃってるじゃないか」「そ、そんな、やめてっ」秋子のつんざくような悲鳴はもう聞こえず、押し殺したような熱っぽい喘ぎが流れてくる。その状況を想像すると、江梨子の体内は妙に燃えてくるのだ。
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ときおり、雄大の指先が首筋にかかる。男にしては線の細い感じの指先だ。形のよい指先で首筋をなぞられるだけで、あっという悩ましい声が洩れてしまいそうになる。綾奈は、んんっと軽い咳払いをして、不規則なリズムを刻みそうになる呼吸を整えた。
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やだっ、すっ……すごいっ……。あんなに……あんなにエッチなしゃぶりかたをしてるっ……。綾奈は喉が上下に蠢きそうになるのを必死で堪えた。ほんの数メートル先で幼馴染みがはしたない口唇奉仕をしていると思うと、いやでも高ぶってしまう。執拗さが漂う、年頃の女のフェラチオは迫力満点だ。
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あっ、いいっ…。思わず、声が洩れてしまいそうになる。綾奈は唇を結んで、声を押し殺した。……隣には敦志が寝ている。セックスが終わった後に、ひとりで肉蕾をいたぶっていると知ったら、どんな顔をするだろう。そう思うと、とてもいけないことをしている気持ちになってしまう。罪悪感が心地よさをいやでもヒートアップさせる。
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