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『官能小説、株式会社大航海、101円~400円(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全95件

  • 275(税込)

    奈良にある遥香の墓前で沢村に声をかけてきたのは三十を越えたばかりのその妹、美咲だった。東京へすぐには帰らず、東大寺・二月堂の「お水取り」に誘われるまま向かう時、遥香の生前、美咲と一度だけおかした過ちの夜が頭をよぎる。あの時、握られた手が、スカートの下へ導かれ……お松明の群衆の中で、再び、美咲が自身のコートをたくし上げた。つかまれた手首ごと引き寄せられ、ストッキングをまとった太腿に、手の甲が押し当てられる。苛立ちと戸惑い。沢村はスカートの中で手の甲を返し、内腿に指を挿し込む。閉じた腿のふくらみを割り、付け根に指を潜り込ませ──炎が人々の煩悩を燃やし、業を焼き尽くすといわれるお松明の紅蓮の向こうにふたりが見た過去と未来、罪と罰。爛れるほどに熱い激情の一夜を、炎が走り、火の粉を舞い散らし、やがて虚しくなろうとも、勇壮な二月堂・お松明に重ねて描き出す。著者最高傑作短編!!

    【著者略歴】
    うかみ綾乃(うかみあやの) ─ 奈良県生まれ。2011年『窓ごしの欲情』で日本官能文庫大賞新人賞を受賞。2012年『蝮の舌』で第二回団鬼六賞大賞受賞。2016年『姉の愉悦』(『溺愛』と改題)映画化。小説家、コラムニスト、ミュージシャンの顔も持つ。近著に『永遠に、私を閉じこめて』(講談社文庫)、『蜜味の指』(幻冬舎アウトロー文庫)。
  • 「あのね、いちおう言っておいたほうがいいかもなんだけど、わたし、Sなの」どうしよう。興奮してきちゃった。どんどん高まってる……リハーサルから本番まで、丸一日を費やしたテレビ収録のあとで友梨佳がベッドをともにすることになったのは、収録に参加していた有名ジャズピアニストの和田充だった。どこか調子のよく、日本では嗅ぐことの少ない香水を身に纏っているこの男とは波長が合った。食事のあと出向いたバーで、持病をかかえていて余命いくばくもないという和田から、俺の最後の女性になって欲しいと誘われて、友梨佳はいかにも日本のラブホテル仕様の部屋へ。急ぎ、調達してきたのは、手錠、ロープ、ローター、バイブ、エネマグラ──遊びなれた和田に最も効いたのは、ローションに浸したストッキングだ。亀頭を握り、カリ部分をスリスリしながら鈴口の上を何度も滑らせて……奥澤の影がちらつく、第二幕、第三章!

    【著者略歴】
    乃村寧音(のむらねおん) ─ チアーヌ名義で、主にロマンス小説で活躍。メディアファクトリーフルール新人賞佳作受賞。某音大の声楽学科卒。男女を問わない性愛表現に挑戦の意欲が湧き、ELへも越境。期待の女流作家。
  • 血走ったような、食い入るような目でわたしの胸を見つめる先生の前に、ほら、と持ち上げなら差し出して、ついでにおっぱいで顔を埋めてあげる。河上先生は……奥手だったわたしの、初恋の人なのだ──日本へ帰ってきて、ふたり目の獲物は、音大時代、三か月間の臨時担当教師だった。公開レッスン終了後に何か演奏をと学長から頼まれた際、河上先生と連弾がしたい、と勝手な希望を出した友梨佳。准教授としていまも母校に残る先生と、中途半端に残った想いに蹴りをつけたいと思ったのだ。滞在することになった奥澤さんが世田谷に残してくれた洋館には、「エラール」のピアノと特別な部屋があり、蹴りをつけるにはうってつけだった──いつものように拘束して、根元を縛り、オナホを装着して、両乳首にはローターを貼り付ける。先生が腰を突き上げ、それに応じて激しく腰を振ると、やがて友梨佳の奥へ向かって……第二幕、第二章!

    【著者略歴】
    乃村寧音(のむらねおん) ─ チアーヌ名義で、主にロマンス小説で活躍。メディアファクトリーフルール新人賞佳作受賞。某音大の声楽学科卒。男女を問わない性愛表現に挑戦の意欲が湧き、ELへも越境。期待の女流作家。
  • 220(税込)
    著:
    草凪優
    レーベル: Aubebooks

    仕事が終わった出張先で、四十一歳の私は、地元の風俗情報誌を眺めていた。孤独な時間を満喫していたときに、ふと忍び寄るセックスへの渇望感。すべすべした肌に触りたい、柔らかい肉を揉みくちゃにしたい……やり手婆が並ぶ、田舎のあやしいそれらしき場所に足を踏み入れ、買ったのは長い黒髪に白い肌、体をやや横に向け、長い睫毛を伏せていても、はっきりと美人であることがわかる女だった。まさかこんなところに──右眼の瞳がそっぽを向く女。理由を知ったとき、先端からは熱い我慢汁が大量にあふれて、戦慄の震えがくる。やがて、いままでにない劣情の中で会心の発作が私を襲った。2010年、季刊「悦」Vol.3発表の、奇跡の熱狂短編!

    【著者略歴】
    草凪優(くさなぎ ゆう) ─ 1967年生まれ。「この文庫がすごい!2005年版」で『桃色リクルートガール』(双葉文庫)が官能文庫大賞を受賞、「この文庫がすごい!2010年版」では官能文庫大賞と金賞を同時受賞。2014年に「21世紀最強の官能小説大賞」で『どうしようもない恋の唄』(祥伝社文庫)が金賞、18年「裏八重洲本大賞」受賞。「性と生」を描き、女性読者も涙を誘われるほどに、絶大な人気と実力を誇る官能文藝の旗手。
  • 220(税込)
    著:
    草凪優
    レーベル: Aubebooks

    「俺はもう腹を括りましたから。百万円のセックスを……リクエスト通り、野獣のようなレイプをさせてもらいます」──六本木に仕事場を持つ三十三歳、独身の明日美は、常連となった小さなバーの雇われ店長、高見とその時を迎えたのは自然の流れだった。めちゃめちゃ好み。八歳年下、草食系のやりちん。が、彼の部屋でフェラに没頭しているとき、ビデオカメラが隠されていることに気づいた……賭麻雀の罠で負った金額が百万円。それを返すために、隠し撮りのビデオ撮影を持ちかけられていたのだ。一本の「出演」単価があまりにも安いことに腹をたてた明日美は、自分が百万で買い取るからと続きを迫る。2012年、小説「すばる」発表の純愛短編!

    【著者略歴】
    草凪優(くさなぎ ゆう) ─ 1967年生まれ。「この文庫がすごい!2005年版」で『桃色リクルートガール』(双葉文庫)が官能文庫大賞を受賞、「この文庫がすごい!2010年版」では官能文庫大賞と金賞を同時受賞。2014年に「21世紀最強の官能小説大賞」で『どうしようもない恋の唄』(祥伝社文庫)が金賞、18年「裏八重洲本大賞」受賞。「性と生」を描き、女性読者も涙を誘われるほどに、絶大な人気と実力を誇る官能文藝の旗手。
  • 220(税込)
    著:
    草凪優
    レーベル: Aubebooks

    彼女はたしかに淫乱な好き者で、呆れるほどに床上手だった。これほど抱き心地がいい女を、僕は他に知らない──三日前の会社の飲み会で聞かされた、中途採用の二十三歳の佳奈子の行状。それは、支店の独身男性五人のうちすでに四人と寝ているというものだった。残りのひとり、兄貴分の岸本は、窘める意味で、暑い盛りのビアガーデンに彼女を誘い、問いただす。が、熱帯夜の暑さと湿気に濃厚になっていく佳奈子の匂いに、気がつけばホテルにいた……誰にでも股を開いてきたのは誘われたからなのか、それとも誘ったのか。あくまで快楽に素直で、純な佳奈子に、瞬く間にのめり込んでいく男の性を描く、2011年、小説「すばる」発表の短編快作!

    【著者略歴】
    草凪優(くさなぎ ゆう) ─ 1967年生まれ。「この文庫がすごい!2005年版」で『桃色リクルートガール』(双葉文庫)が官能文庫大賞を受賞、「この文庫がすごい!2010年版」では官能文庫大賞と金賞を同時受賞。2014年に「21世紀最強の官能小説大賞」で『どうしようもない恋の唄』(祥伝社文庫)が金賞、18年「裏八重洲本大賞」受賞。「性と生」を描き、女性読者も涙を誘われるほどに、絶大な人気と実力を誇る官能文藝の旗手。
  • 「い、いい……ああ、おしり、いいですっ」源田の牝となってどれくらいの日が過ぎたのか。もうはっきり覚えていない。女陰、尻、口と休む間もなく精を放たれ、躰も心もただれていく日々。救いに向かった政造と新兵衛は、囚われ、もはやこのまま仇に性具として生かされ続けるのか。残る味方は、江戸で女として活き活きと過ごすことの喜びを教えてくれた百合と沙紀だけだった──真央の過去にまつわる新たな淫劇の展開が進む中、真央とかかわりを深めてきた登場人物たちが、ついにそれぞれ大恩を返す時。連作再開第五弾! 連載として再開後の筆を進めた、著者、圧倒的解放感の女剣客艶物語完結編!

    【著者略歴】
    八神淳一(やがみじゅんいち) ─ 熊本県生まれ。大学卒業後、雑誌編集者を経て作家デビュー。物語の面白さに独特の官能描写がからみつく作風は多くの読者を魅了。『艶剣客』は15巻まで続く代表作となり、映画化もされた。
  • 真央は江戸にやってきて、花売りをはじめて半年になる。ゆえあって許嫁の圭一郎を斬り捨て、西国の藩を飛び出して七か月が過ぎようとしていた。「もしや、小谷様の娘御の真央どのでは?」江戸藩邸詰めの三崎啓吾からそう声を掛けられた。七ヶ月ぶりに、名字で呼ばれ、真央は一気に武家時代に戻る。夜、捨てた国の藩士からもたらされた話に慄然とした。国家老が公金横領を働いており、その罪を一切合切、圭一郎に被せたというのだ。無実の許嫁を斬ってしまったということか……。江戸で岡っ引きの政造と恋仲になっていた真央に、あろうことか三崎圭吾が岡惚れして──過去の憂いに色と剣が交錯する圧倒的人気の短編連作、8年ぶりの再開、第一弾!!

    【著者略歴】
    八神淳一(やがみじゅんいち) ─ 熊本県生まれ。大学卒業後、雑誌編集者を経て作家デビュー。物語の面白さに独特の官能描写がからみつく作風は多くの読者を魅了。『艶剣客』は15巻まで続く代表作となり、映画化もされた。
  • 「ごめんね。さっき話したけど、わたしちょっと変わったプレイが好きなの。今日はお姉さんに任せてくれないかな?」三十八歳で独身の友梨佳は、パリ在住のクラシック・ピアニスト。久しぶりに帰ってきた日本では、リサイタルや日本の音楽大学での公開授業などのスケデュールが詰まっていて、最後に大きな『行事』が待っていた。高級ホテルのピアノルームでそれとない練習をしていたが、どうにもノッてこないとき、ふらっと訪れた地下アーケードで、その男、芳樹を見つけてしまう。このホテルをかつてよく利用していたときの年上の特別な男、奥澤にそっくりなのだ……。甘く切ない記憶に胸の奥が疼きだす。ノリが悪いのはこのせいだ。ナンパを成功させて、れろれろと舌を這わせたり、カリ首の周りを舐め回したり、鈴口に舌を入れて我慢汁をかきだすようにしたりすると、もう趣味が止まらない。ワケアリお姉さんの渇き、第二幕開演!!

    【著者略歴】
    乃村寧音(のむらねおん) ─ チアーヌ名義で、主にロマンス小説で活躍。メディアファクトリーフルール新人賞佳作受賞。某音大の声楽学科卒。男女を問わない性愛表現に挑戦の意欲が湧き、ELへも越境。期待の女流作家。
  • 「今宵は、ずっと、真央は三崎様のものです」江戸家老の源田重吾が仕組んだことだと立浪が吐いた翌日に、真央は花売りとして出ていた。黒幕の源田を斬るまでは……源田の狗の三崎を骨抜きにして、源田の籠る屋敷への扉を開かせる。それが圭一郎の仇へと迫る最善の道。真央は居酒屋の二階で三崎の先端を咥えていった──屋敷で真央を待っていたのは、五人の遊女を相手に性宴の最中の源田だった。傍らには手引きしてくれた三崎も猿轡で転がされている。女たちの媚態に、一瞬、気がそがれた刹那、喉に刃を覚えた。病的なまでの女好きの源田の眼は、真央に注がれて──圭一郎の真の仇を前にして、絶体絶命の真央の凄艶さが増す、再開第三弾!!

    【著者略歴】
    八神淳一(やがみじゅんいち) ─ 熊本県生まれ。大学卒業後、雑誌編集者を経て作家デビュー。物語の面白さに独特の官能描写がからみつく作風は多くの読者を魅了。『艶剣客』は15巻まで続く代表作となり、映画化もされた。
  • 「どうした、真央。おなごというもの、魔羅を突き出されたら、しゃぶるのが礼儀であろう」源田がぐっと鎌首を寄せてくる。怒りで美貌を真っ赤に染めながら真央は、深く咥え、強く吸った。仇の魔羅を……四つん這いで、ずっと尻を差し上げて、待っていると、ぐっと開かれ、いきなり菊の蕾が突かれる。尻の穴の痛みよりも、それを凌駕する得体のしれない快感が噴きあがってきた。ここに来るまで、多くの悪党に躰を責められ、相手が悪ければ悪いほど、燃えあげる躰になってしまっていた──かつて真央に救われた瀬戸屋の娘の百合が、牝犬に堕とされ囚われている真央を向島の寮で見つける。政造と沙紀、新兵衛が向かうが……。いよいよ佳境、再開第四弾!

    【著者略歴】
    八神淳一(やがみじゅんいち) ─ 熊本県生まれ。大学卒業後、雑誌編集者を経て作家デビュー。物語の面白さに独特の官能描写がからみつく作風は多くの読者を魅了。『艶剣客』は15巻まで続く代表作となり、映画化もされた。
  • 「おなごには、隠せる穴が三つありますよ、立浪様」──公金横領の証を持っていると思われた真央は、三崎啓吾のタレコミで囚われたとき、三人の藩士を斬って逃げ出していた。が何事もなかったように三日後には花を売っていた。圭一郎にすべての罪を着せた男、立浪藤一郎をおびき出すためだ。政造とともに一計を案じていたものの、逆に、再び囚われの身となってしまう真央。証を手中に収めようとする、立浪の飽くなき責めが始まる。思い人の目の前で、両手首を梁から吊られながら、色責めの侍に前と後ろの穴を探られて、はからずも感じ始める真央……。圭一郎の死を無駄にすまいと健気に抗う真央の肢体から目が離せない、連作再開第二弾!!

    【著者略歴】
    八神淳一(やがみじゅんいち) ─ 熊本県生まれ。大学卒業後、雑誌編集者を経て作家デビュー。物語の面白さに独特の官能描写がからみつく作風は多くの読者を魅了。『艶剣客』は15巻まで続く代表作となり、映画化もされた。
  • “Mmm. Yes. Aoyama-san's voice is so sexy. The moment you said ‘pink’, my pink pussy was squashed by the saddle. I was completely turned on. Yes, a rodeo machine...” After being laid off from her job at a publishing company in Tokyo, Mami Aoyama was working as a telephone operator for a mail-order company in her hometown of Aomori. One day, she receives a call from a female customer who wants a rodeo machine. There was something wrong with her voice. Apparently, she was agitated by the sound of her masturbating voice and the lewd images in the product description, and she answered the call in an obscene manner, which is prohibited for an operator, and was placed on leave. Then, her feet naturally turned to Kyoto, where the female customers lived. Kyoto, a city ruled by the Lewdness art master in the Dark.... A side story of the author’s debut great work, “Revival of the Dirty Metropolitan!”
  • んんんっ。ええわ。青山さんの声、エロいわ。ピンクっていってくれはった瞬間に、ピンクのオマメがサドルにぷちゅっと潰れたんよ。うち、完全に昇ってしまったわ。ええな、ロデオマシーン──東京で出版社をリストラされたあと、青山麻美は郷里の青森で通販会社のテレフォンオペレーターとして働いていた。ある日、ロデオマシーンを所望する女性客から注文電話が入る。なにやら声がおかしい。どうやら、自慰をしながらの艶声と商品説明の淫靡な映像に煽られ、オペレーターとしては禁止行為の猥褻応対をしてしまい、休職に。そして、女性客の住む京都に自然と足は向いた。京都、そこは闇で桃園淫道家が支配する街……著者、デビュー大作『淫府再興』のサイドストーリー掌編!!

    【著者略歴】
    沢里裕二(さわさとゆうじ) ─ 青山学院大学卒業。コピーライター、編集者、音楽プロデューサーなどを経て、2012年『淫府再興』で第2回団鬼六賞優秀作受賞。軽快なお色気×エンターテインメント作品で絶大な人気を博す。「処女刑事」「満願商店街」のほか著書多数。
  • 132(税込)
    著:
    北原童夢
    レーベル: Aubebooks

    「足を切るなんて、死んでもいやよ。殺してよ。先生……」そう叫んでいた手術台に横たわる安西里美をじっと見下ろす神山里佳子。まだ、男に穢されていない天才チェリストのこの少女にオペの前から心奪われている担当女医──自らも隻脚の彼女は少女を愛し、少女は悪魔的に応え始める。さらに周囲の男たちは懸命に「生きる」少女の魅力に抗えず、やがて少女の下僕的虜に──2003.05~2004.04まで12話にわたって雑誌連載されたまま、そのフェティッシュさと登場人物たちの黒い淫心に「本」として編まれることを赦されなかった、官能小説の域を超えた著者の金字塔!

    【著者略歴】
    北原童夢(きたはらどうむ) ─ 寺山修司の『天井桟敷』で演出を担当。劇団の主宰を経て文筆業に。『看護婦・凌辱病棟』(フランス書院)でデビュー。その後、官能小説、評論集を続々発表。2006年「中村うさぎ賞」を受賞。
  • わたしの一番深い部分が、今はとても満ち足りているのだ。「ほら、もっと触ってみてもいいのよ? 足、好きなんでしょう」──理絵には発情期があった。その感覚は会社に新人たちが入ってくるころになると、徐々に狭まっていた。そんなときに顔を出すのが、ディアーナというバー。いわゆるハプニング・バーで後腐れの無い情欲を満たしていた。ある日、馴染の男二人と享楽に耽った後、まだ何かもの足りなさを感じていた彼女は一人の男の視線を感じる。なんと後輩の西口くん。秘密を共有化しようと個室に誘い入れると、足で踏みつけることを乞われ──初めての趣向が、空白のピースを埋めてくれることに気がついて……。欲望の深奥を描く傑作短編!!

    【著者略歴】
    沙布らぶ(さふらぶ) ─ 北海道出身。別名義にて作品を発表していたが、2016年より新名義で乙女系・TL小説を中心に再デビュー。女性の根底的な情欲や、男女の多様な性愛表現を追求するためにELの執筆も開始。
  • どう? すごぉく、恥ずかしい格好だよ。でもね、諦めて、今夜はわたしの奴隷になってね。大好き……。ごめんね、わたしも興奮してきちゃったの。だから……開口ギャグ、つけてもらったんだぁ。ふふ、──目立たず地味なOLと思われているはずでバツイチの泉。彼女の趣味は、気に入った男の子を食べちゃうことだった。しかも、一夜限りのSMプレイ。今夜の獲物は新入社員の悟くん。久しぶりの萌え萌え男子だった。会社の飲み会がお開きになるときに、強引にタクシーに乗せ、向かう先は自宅。ベッドは拘束できるような仕様に改造済だ──リアルな現代男女関係の一コマを、軽妙に、後腐れなく淫楽を貪る、普通で真面目な女子視点で描くポップな快作!

    【著者略歴】
    乃村寧音(のむらねおん) ─ チアーヌ名義で、主にロマンス小説で活躍。メディアファクトリーフルール新人賞佳作受賞。某音大の声楽学科卒。男女を問わない性愛表現に挑戦の意欲が湧き、ELへも越境。期待の女流作家。
  • 「クリトリスもちゃんと舐められないなんて。そんなんでよくホストが務まったね。この程度で射精したいなんて生意気」本当は気持ち良かったけれど、そう意地悪を言ってやる──泉はその日、六本木のワインバーで、三時間近く友人の琴乃の愚痴を聞いてやっていた。ホストに騙された……という救いの無いバカみたいな話だ。が、「あいつを! 蒼磨を! 調教して欲しい」と頼まれると、ま、わたしも楽しんじゃえばいいか、と作戦を練った。会員制ラブホテルのSM部屋。さすが、自ら基礎化粧品の会社を起こし、ドカンと成功している琴乃だ。古い洋館のような調度の部屋で、泉ちゃんのテクがイケメンホスト相手に今晩も炸裂する!!

    【著者略歴】
    乃村寧音(のむらねおん) ─ チアーヌ名義で、主にロマンス小説で活躍。メディアファクトリーフルール新人賞佳作受賞。某音大の声楽学科卒。男女を問わない性愛表現に挑戦の意欲が湧き、ELへも越境。期待の女流作家。
  • 220(税込)
    著:
    逢見るい
    レーベル: Aubebooks

    “痛み”を感じる一瞬のためだけに31歳の萌美は、身体中にピアスの穴を開けていた。そして痛みは知らぬうちに快感へと変わって、萌美の秘所をひっそりと濡らしていた。穴を開けると、安心できた。そこが塞がって“しこり”になると、何故か上手に息をすることができたのだ──ネットで知り合った男たちとの複数プレイ。爛れれば爛れるほど、それはSEXではなく、強烈な自慰となって智美に快感をもたらす──萌美を慕ってくれる部下の恵美には彼氏がいた。爛れるだけの快楽から、自分を引き上げてくれるように思えた機会が訪れるが……。

    【著者略歴】
    逢見るい(あいみるい) ─ 横浜出身。講談社主催の漫画シナリオ大賞にて、生まれて初めて書いた作品で最優秀賞を受賞。しばらく休筆期間をおき、2009年頃から本格的に書き始める。翌年には、女性向け官能小説にて電子書籍著者年間ランキング1位獲得。TL小説や官能小説を精力的に執筆、コミック原作なども手掛ける気鋭の女流作家。
  • 132(税込)
    著:
    北原童夢
    レーベル: Aubebooks

    「足を切るなんて、死んでもいやよ。殺してよ。先生……」そう叫んでいた手術台に横たわる安西里美をじっと見下ろす神山里佳子。まだ、男に穢されていない天才チェリストのこの少女にオペの前から心奪われている担当女医──自らも隻脚の彼女は少女を愛し、少女は悪魔的に応え始める。さらに周囲の男たちは懸命に「生きる」少女の魅力に抗えず、やがて少女の下僕的虜に──2003.05~2004.04まで12話にわたって雑誌連載されたまま、そのフェティッシュさと登場人物たちの黒い淫心に「本」として編まれることを赦されなかった、官能小説の域を超えた著者の金字塔!

    【著者略歴】
    北原童夢(きたはらどうむ) ─ 寺山修司の『天井桟敷』で演出を担当。劇団の主宰を経て文筆業に。『看護婦・凌辱病棟』(フランス書院)でデビュー。その後、官能小説、評論集を続々発表。2006年「中村うさぎ賞」を受賞。
  • 220(税込)
    著:
    越後屋
    レーベル: Aubebooks

    着ていった服がぼろぼろにされていたら、お前のご両親はどう思うかな。これからお前は俺の女だ。俺に呼ばれたら、いつでも俺に抱かれに来るんだ──故郷での十五年振りの同窓会。あのとき、圭輔は捕手で、いまの夫・翔太は投手、そして杏子はマネージャーだった。翔太が野球推薦で進んだ大学に杏子も進み、ほどなくして結婚、子供も授かった。高卒のまま地元で働くことになった圭輔──人生の歩みの差が積み重なって、澱のような黒い思いを抱えた男の、用意周到な復讐と、執拗な肉欲は一年前から計算されつくされていた。奸計に、最初こそ抵抗をしめす杏子だったが、やがて、全身を波打たせて……背徳の快楽の甘美を描き出す、鋭利な淫楽短編!!

    【著者略歴】
    越後屋(えちごや) ─ 2005年、『夜の飼育』で第三回幻冬舎アウトロー大賞特別賞を受賞し、作家デビュー。男くさい主人公やハードボイルドな作風の一方で、繊細な若者の感情を描いた作品なども得意とする。
  • 「へー、そっかぁそんなに射精したいの」「あっあっお願いです、お願い……早くぅー」「わかった」わたしが言うと、内田の顔に歓喜が広がる。「じゃあ、イカセてあげなーい」──泉の今回の「えもの」は近所のコンビニに勤める内田だ。『夢イキ』してしまうほど溜まっていた泉になれなれしく、花火大会の夜に、屋台で声を掛けたのが運のツキ?だった。コンビニで始まるプレイに用意周到に臨む泉。いつもより、自分自身が相当に溜まっていたこともあって──Sなのか、いじわるなのか、ギリギリのところで、自らの性癖に男を絡め取っていく手練手管が冴えわたる、男も女も淫蜜に溢れる、極上の悦楽連作、第三弾!!

    【著者略歴】
    乃村寧音(のむらねおん) ─ チアーヌ名義で、主にロマンス小説で活躍。メディアファクトリーフルール新人賞佳作受賞。某音大の声楽学科卒。男女を問わない性愛表現に挑戦の意欲が湧き、ELへも越境。期待の女流作家。
  • 132(税込)
    著:
    北原童夢
    レーベル: Aubebooks

    「足を切るなんて、死んでもいやよ。殺してよ。先生……」そう叫んでいた手術台に横たわる安西里美をじっと見下ろす神山里佳子。まだ、男に穢されていない天才チェリストのこの少女にオペの前から心奪われている担当女医──自らも隻脚の彼女は少女を愛し、少女は悪魔的に応え始める。さらに周囲の男たちは懸命に「生きる」少女の魅力に抗えず、やがて少女の下僕的虜に──2003.05~2004.04まで12話にわたって雑誌連載されたまま、そのフェティッシュさと登場人物たちの黒い淫心に「本」として編まれることを赦されなかった、官能小説の域を超えた著者の金字塔!

    【著者略歴】
    北原童夢(きたはらどうむ) ─ 寺山修司の『天井桟敷』で演出を担当。劇団の主宰を経て文筆業に。『看護婦・凌辱病棟』(フランス書院)でデビュー。その後、官能小説、評論集を続々発表。2006年「中村うさぎ賞」を受賞。
  • 132(税込)
    著:
    北原童夢
    レーベル: Aubebooks

    「足を切るなんて、死んでもいやよ。殺してよ。先生……」そう叫んでいた手術台に横たわる安西里美をじっと見下ろす神山里佳子。まだ、男に穢されていない天才チェリストのこの少女にオペの前から心奪われている担当女医──自らも隻脚の彼女は少女を愛し、少女は悪魔的に応え始める。さらに周囲の男たちは懸命に「生きる」少女の魅力に抗えず、やがて少女の下僕的虜に──2003.05~2004.04まで12話にわたって雑誌連載されたまま、そのフェティッシュさと登場人物たちの黒い淫心に「本」として編まれることを赦されなかった、官能小説の域を超えた著者の金字塔!

    【著者略歴】
    北原童夢(きたはらどうむ) ─ 寺山修司の『天井桟敷』で演出を担当。劇団の主宰を経て文筆業に。『看護婦・凌辱病棟』(フランス書院)でデビュー。その後、官能小説、評論集を続々発表。2006年「中村うさぎ賞」を受賞。
  • テニス部のキャプテン、学年でベストスリーに入る加奈子。一方、僕はさえない、いじめの対象になりかねなかった中学時代。接点はたった一度、僕の親友の写真を撮って欲しいと頼まれ卒業式の前に渡したことだった。その加奈子が、東京での生活に病み、福岡に戻ってきていた。元気づけようと開かれた同窓会。そして別れ際の携帯──カップル喫茶、公園、ハプバー、過激な下着に、数々のLOVEグッズ──その夜から、僕は“人間バイブ”のような存在になり、加奈子と東京の旦那は異常なまでのプラトニックさに貫かれていて……飾りのない博多弁で描かれる解放の情愛小説!

    【著者略歴】
    宝生マナブ(ほうしょうまなぶ) ─ 週刊誌記者、出版社勤務などを経て、2008年『ママと女教師と』(マドンナメイト)でデビュー。週刊誌連載や、官能小説誌で作品を発表し、癒し系官能の担い手として注目された気鋭。
  • 220(税込)
    著:
    八神淳一
    レーベル: Aubebooks

    二十歳の真央はひとり、西国のある藩から江戸へ出てきた由緒ある武家娘だ。藩では兄たちの見よう見まねで、女だてらに剣の腕は立った。しかし、ゆえあって許嫁を斬り捨てて──「花、花はいらんかねえっ」両国広小路で、姿形を偽り、今日も朝顔を売っていた。路銀も底をついたとき、一切合切、江戸での面倒をみてくれたのは、一つ年下の沙紀という水茶屋の看板娘。が、沙紀には、悪い虫、謙吉という男がついていて──あるとき、謙吉の借金の形に連れ去られる沙紀を見つけた真央は、密かにあとをつける。すると……人気の「剣客」モノ! 連作短編その1

    【著者略歴】
    八神淳一(やがみじゅんいち) ─ 熊本県生まれ。大学卒業後、雑誌編集者を経て作家デビュー。物語の面白さに独特の官能描写がからみつく作風は多くの読者を魅了。『艶剣客』は15巻まで続く代表作となり、映画化もされた。
  • 三十年前、中学の卒業式が終わった日の夜、古賀はこっそり夜の教室に佇んでいた。桜の花びらが窓の外を、鮮烈な色彩を持って降り続けていた。そして…白川先生もひとり、教室にいた。東京の私立中学を辞めて、教員不足が深刻な故郷のために三年前に戻ってきてくれた先生。春からは東京の高校にいってしまう古賀は、育んだ恋をこの一瞬に遂げることで頭が一杯になってしまい…そして、その故郷にいま仕事で来ている。急な泊まりに宿を案内してくれた、あのときの桜を眺めていた女性──ラストに鮮やかな展開が待ち受ける、官能文芸誌「悦」掲載の、傑作短編!

    【著者略歴】
    松崎詩織(まつざきしおり) ─ 2006年「フラジャイル」にて第四回幻冬舎アウトロー大賞特別賞を受賞。同年『教育実習生』(幻冬舎)でデビュー。女性の心の襞に刺さる作品に定評がある。ラストの鮮やかな展開は特徴のひとつ。
  • 大学生の野島恭介は、大阪時代の同級生で、短大を出たあとOLをしている花村美奈を下北沢駅前で待っていた。憧れの同級生だったが、結局、片思い…連絡は美奈から突然きた。そして年上の男との失恋直後であることを恭介は知っていた──気取ることのない昼食のあと恭介の部屋にいく。…「私が教えてあげようか?」おそらく美奈を振った男へのあてつけ、恨みそういった感情から──しかし、恭介も既に女は知っていた。その巧みな性戯にいつしか社会人としての飾り、と先輩面が剥がれ落ち、本当の快楽に身が晒されるにつれ大阪弁が……。

    【著者略歴】
    越後屋(えちごや) ─ 2005年、『夜の飼育』で第三回幻冬舎アウトロー大賞特別賞を受賞し、作家デビュー。男くさい主人公やハードボイルドな作風の一方で、繊細な若者の感情を描いた作品なども得意とする。
  • リストラされた会社でいちばん嫌いなタイプ。ぶよぶよして、芋虫みたいなでっぷり太った指の持主の中年男、菅沼さんに、麻由は鏡張りのラブホテルの一室で抱かれていた。そしてボールギャグを咬まされ、四つんばいの鏡の中の女、由麻が、こちらを見ていた…。ある日、菅沼さんに懇願され、「新婚初夜」プレイを撮影、映像は手違いからノーカットでアップロードされてしまう。そして、なにかが、はじけた──幼いころから一人ぼっちだった自分と、鏡の中のもうひとりの自分と会話して生きてきた女の「逃避行」は……。

    【著者略歴】
    蛭田亜紗子(ひるたあさこ) ─ 札幌市出身。『自縛自縄の二乗』で新潮社「第7回女による女のためのR‐18文学賞」大賞を受賞。作家デビュー。女性の性にフォーカスしたWEB小説、文芸誌短編など独自の感性溢れる作品を発表、官能小説誌でも活躍中。
  • 132(税込)
    著:
    北原童夢
    レーベル: Aubebooks

    「足を切るなんて、死んでもいやよ。殺してよ。先生……」そう叫んでいた手術台に横たわる安西里美をじっと見下ろす神山里佳子。まだ、男に穢されていない天才チェリストのこの少女にオペの前から心奪われている担当女医──自らも隻脚の彼女は少女を愛し、少女は悪魔的に応え始める。さらに周囲の男たちは懸命に「生きる」少女の魅力に抗えず、やがて少女の下僕的虜に──2003.05~2004.04まで12話にわたって雑誌連載されたまま、そのフェティッシュさと登場人物たちの黒い淫心に「本」として編まれることを赦されなかった、官能小説の域を超えた著者の金字塔!

    【著者略歴】
    北原童夢(きたはらどうむ) ─ 寺山修司の『天井桟敷』で演出を担当。劇団の主宰を経て文筆業に。『看護婦・凌辱病棟』(フランス書院)でデビュー。その後、官能小説、評論集を続々発表。2006年「中村うさぎ賞」を受賞。
  • 132(税込)
    著:
    北原童夢
    レーベル: Aubebooks

    「足を切るなんて、死んでもいやよ。殺してよ。先生……」そう叫んでいた手術台に横たわる安西里美をじっと見下ろす神山里佳子。まだ、男に穢されていない天才チェリストのこの少女にオペの前から心奪われている担当女医──自らも隻脚の彼女は少女を愛し、少女は悪魔的に応え始める。さらに周囲の男たちは懸命に「生きる」少女の魅力に抗えず、やがて少女の下僕的虜に──2003.05~2004.04まで12話にわたって雑誌連載されたまま、そのフェティッシュさと登場人物たちの黒い淫心に「本」として編まれることを赦されなかった、官能小説の域を超えた著者の金字塔!

    【著者略歴】
    北原童夢(きたはらどうむ) ─ 寺山修司の『天井桟敷』で演出を担当。劇団の主宰を経て文筆業に。『看護婦・凌辱病棟』(フランス書院)でデビュー。その後、官能小説、評論集を続々発表。2006年「中村うさぎ賞」を受賞。
  • 相場は、真夏の太陽で焼け付いたアスファルトの上に立っていた。これから、自分をいとも簡単に切り捨て、豪奢な暮らしを享受する岩佐に復讐するためポケットに折りたたみのナイフを忍ばせて──リストラの恨みから出向いた高級住宅街で、応対に出た上司の妻と相場は対峙する。主はおらず、妻を脅せば夫は愛人と海外旅行中だと……激情は目の前の人妻への欲情に変わり、人妻も一時の情欲に溺れ、密室で汗まみれの──激しい情動の中で、逢瀬を重ねるようになった男と人妻の前に、夫・岩佐があらわれとき、二人に殺意が! 著者、得意の淫楽と劣情短編!!

    【著者略歴】
    渡辺やよい(わたなべやよい) ─ 十九歳で「花とゆめ」にて漫画家デビュー。レディスコミック創世記に活躍し、「レディコミの女王」と呼ばれる。2003年『そして俺は途方に暮れる』で「R-18文学賞」読者賞受賞。
  • 『処女の女の子、連絡ください』──生いく島しま逸いつ朗おは、友人との飲み会の席で自分だけが「処女」を味わったことがないことを知り、怪しい掲示板に書き込みをした。すると、意外なほどにあっさりとコンタクトが取れ、初体験の相手となることが叶う。しかも、相手は十六歳、いや、もしかすると十五歳の高校一年生…。果たしてそんなことがあるのか、許されるのか。夢の一夜の鮮明な快感が忘れられず、盗み見た生徒手帳の学校へ、確認をしに行くと──。

    【著者略歴】
    橘真児(たちばなしんじ) ─ 1964年、新潟県生まれ。教員をしながら96年に『ロリータ粘液検査』(マドンナ社)で作家デビュー、2003年から専業作家に。学園モノからヒップモノ、また美少女レーベルなど、様々なエロティック小説を発表し、広い人気を獲得している。
  • 仇敵・卍谷の素破、里美に十郎はついに大胆な提案をした。泰平の世に敵として命のやり取りをするのではなく、夫婦として子を孕み、積年の恨みをお互いに消し去ろうと──姥山の衆たちは頭目の決めたことには従うはず、決められた掟を自分の代で変えようと決意して、後見役の叔母・アザミに告げるのだったが──人を殺めるために淫法を習うなかで女を知り、その痛烈な性の快感に、ともに生きる喜びを見出した十郎の大胆な提案は、ついに掟を変えるのか…。著者「淫法帖」シリーズの、隠れたスピンオフ作品、ついに完結!

    【著者略歴】
    睦月影郎(むつきかげろう) ─ 飲食店勤務等を経て二十三歳で官能作家デビュー。匂いのあるフェチックな作風で読者の支持を得る。2016年、著作は500冊を超える。本名の奈良谷隆では戦記やアクション小説、ならやたかし名義ではマンガやイラストも描く。居合道にも精通。
  • 220(税込)
    著:
    橘真児
    レーベル: Aubebooks

    愛花は、ボーイフレンドの徳司のモノをマジマジと今日も観察していた。まだ、カラダは許していないし、彼も無理にとは言ってこない。いわゆるBまでの関係だ。ただ、徳司には気持ち良くなって欲しいから、白濁液は絞り出してあげていた。そんなある日、クラスメートの美和子から、喪失時の恐怖にも似た痛みを聞き、いたって楽観的に考えていた、来るべき初体験を恐れ、悩み始める。とりあえず、次は口に入れて舐めてあげればいいか……彼のは普通の男子より大きいのか、大きいのは本当に挿いるのか、そのときどれほど痛いのか──処女と童貞の高校生同士の、その時を迎えるまでの悪戦苦闘?を、女の子目線でコミカルに描き出す快作短編!

    【著者略歴】
    橘真児(たちばなしんじ) ─ 1964年、新潟県生まれ。教員をしながら96年に『ロリータ粘液検査』(マドンナ社)で作家デビュー、2003年から専業作家に。学園モノからヒップモノ、また美少女レーベルなど、様々なエロティック小説を発表し、広い人気を獲得している。
  • 吉井祐希は、高校を卒業して一浪目の夏を、近くの川の堤で迎えようとしていた。七夕の夜、いまは短大に通い始めた大沢麻衣を待ち構えているのだ。人気のない、寂しい堤を彼女は必ず通って家路につく。この三年間の思いを果たすことが叶えば、この堤は二人の人生にとって思い出の場所になる。こちらには愛があるのだ──麻衣が案の定やってきたそのとき、白いセダンが彼女と接触した。狭い堤通り。彼女は転倒して斜面をころげ落ちる。ああっ! 一旦、停まった車のナンバー、その数字に祐希は覚えがあった。持主は黒島恵理子。高校時代の独身の国語教師──麻衣を介抱する一方で、祐希の頭の中では姦計が頭をもたげ始める! タイトルの裏側にある、男の思いを描きだす、中編快作!

    【著者略歴】
    睦月影郎(むつきかげろう) ─ 飲食店勤務等を経て二十三歳で官能作家デビュー。匂いのあるフェチックな作風で読者の支持を得る。2016年、著作は500冊を超える。本名の奈良谷隆では戦記やアクション小説、ならやたかし名義ではマンガやイラストも描く。居合道にも精通。
  • 165(税込)
    著:
    沙布らぶ
    レーベル: Aubebooks

    「ん、ぅ──すげぇ……ギュウギュウ絡みついてきてっ……やっぱり、見られて興奮してる?」「う、うんっ…知らない人に見られながらエッチするの、気持ちい、ッあ!」──恋人の昌人から結婚を告げられたとき、千香はにわかには喜べなかった。今日が最後かな。もう引退か……秘密の性癖が彼女にはあった。昌人とつきあいながらも、密かにマンションの一室から配信する自分の痴態。ライブ配信アプリで、「見られる」ことに異常なまでの快楽を覚えてしまった千香は、結婚を機にその瞬間を手放さなければならない──すでにアダルト動画部門で配信王となっていた彼女には、Mと名乗る熱烈なファンがいて…自身を曝け出す解放を描く、淫楽の短編!

    【著者略歴】
    沙布らぶ(さふらぶ) ─ 北海道出身。別名義にて作品を発表していたが、2016年より新名義で乙女系・TL小説を中心に再デビュー。女性の根底的な情欲や、男女の多様な性愛表現を追求するためにELの執筆も開始。
  • 小田浜藩に仕える、素破の若き頭目・十郎は、仇敵の間柄にある卍谷の素破で生き残りの女・里見の所在をしるところとなり、江戸へと旅立った。「修練」として叔母のアザミから直前に女を教わり、同行の最中、美少女・瞳とは情を交わす。これも淫術、淫法の手ほどきだった。江戸へつくと、里見が身分を隠し、寄宿している剣術道場にまずは「道場破り」として足を運ぶが、道場には男勝りの菜緒という未通の娘がいた。さらには、里見にもその素性を見抜かれて……。仇敵と取り巻く女たちの間で十郎は、その淫楽と掟に揺れ始める第二回!

    【著者略歴】
    睦月影郎(むつきかげろう) ─ 飲食店勤務等を経て二十三歳で官能作家デビュー。匂いのあるフェチックな作風で読者の支持を得る。2016年、著作は500冊を超える。本名の奈良谷隆では戦記やアクション小説、ならやたかし名義ではマンガやイラストも描く。居合道にも精通。
  • 220(税込)
    著:
    藍川京
    レーベル: Aubebooks

    苦労して、売れっ子のイラストレーターとなった沙季は、四十六歳になっていた。出席した挿絵画家の祝賀パーティの二次会は銀座の一流クラブ。全員の支払の半分を持つほどには成功していた──まだ売れないころ、小さなバーでアルバイトしていたときに、深い関係を結んだ男・新羅がそこに、偶然ひとりグラスを傾けていた。十五年目の再会。出会いは二十三年前にもなる──二次会のメンバーの目を避け、ママに頼んで、そっと渡してもらった名刺の携帯番号に、その夜のうちに……時を超えて結ばれる大人の男と女の純愛情欲短編!

    【著者略歴】
    藍川京(あいかわきょう) ─ 1989年『卒業』(二見書房)で作家デビュー。現代女流官能作家の第一人者。しっとりと情感あふれる耽美的作品からハードSM系、コミカル官能まで幅広い作風を持ち、多くの読者を魅了し続けている。
  • 永浦は身を横向きにして、涎でぬらついた玲子の頬を優しく撫でてくる。「おまえの中で、イキたい」その言葉がじんと、胸を蕩かす──三年前流れ着いた倉庫街のコンビニで働く玲子の前に、ある日突然現れた男、永浦は倉庫勤めの帰りに、三日に一度モンブランを買っていく。お互いに世を忍ぶふたりが、距離を縮めるのにさして時間はかからなかった。残してきた子供と横領事件。それぞれに切ない過去が交差するとき、時が動き出す。異形の愛は一気に激しく燃え上がり──「まん・なか You're My Rock」でコンビを組んだ高原秀和が再びメガホンを取り、「悶憮乱の女 ~ふしだらに濡れて~」として公開、ピンク映画ベストテン2020 桃熊賞受賞作品原作。著者、情愛短編の金字塔!

    【著者略歴】
    うかみ綾乃(うかみあやの) ─ 奈良県生まれ。2011年『窓ごしの欲情』で日本官能文庫大賞新人賞を受賞。2012年『蝮の舌』で第二回団鬼六賞大賞受賞。2016年『姉の愉悦』(『溺愛』と改題)映画化。小説家、コラムニスト、ミュージシャンの顔も持つ。近著に『永遠に、私を閉じこめて』(講談社文庫)、『蜜味の指』(幻冬舎アウトロー文庫)。
  • 二週間のうちに、契約を上げてこないと盛岡に転勤──ブラック企業丸出しの住宅販売会社の上司からそう告げられ、焦るリストラ対象の有希。元々せっぱつまった家庭状況にあった彼女は、そう言われた飲み会をフラフラと抜け出し、入り込んだのは「出来る男性先輩」の机の前。PCを勝手に覗き、顧客リストや仕事の仕方を盗もうと……。しかし、あとをつけてきたその男、斉田にPCを見ているところを見つけられてしまい──弱みにつけこまれ、夜のオフィスで、二人だけの「プレイ」が始まった!

    【著者略歴】
    乃村寧音(のむらねおん) ─ チアーヌ名義で、主にロマンス小説で活躍。メディアファクトリーフルール新人賞佳作受賞。某音大の声楽学科卒。男女を問わない性愛表現に挑戦の意欲が湧き、ELへも越境。期待の女流作家。
  • 誰かに見られるかもしれない、気づかれるかもしれないと思いながら、服を脱いで人前に立つことに、わたしは異様なまでの興奮を覚える──平凡なOL生活を送っている霧島薫には秘密のストレス解消法があった。服を脱いでコートだけで電車に乗る。見られるかもしれない恐怖と闘いながら自宅のベランダで潤んだ媚肉を慰める。少しだけ勇気の足りない露出癖。ほぼ裸に近い状態で同僚や上司とすれ違う瞬間は、特に心地がよかった──どうしようもない金曜日の夜、いつものように自ら濡れていたとき、隣の住人、初心な大学生がベランダに出てきて……流星群が広がる夜空の下、偶然と悪戯心が、それぞれの肉体を染め上げ、心を解き放つ麗しのEL短編!

    【著者略歴】
    沙布らぶ(さふらぶ) ─ 北海道出身。別名義にて作品を発表していたが、2016年より新名義で乙女系・TL小説を中心に再デビュー。女性の根底的な情欲や、男女の多様な性愛表現を追求するためにELの執筆も開始。
  • 220(税込)
    著:
    藍川京
    レーベル: Aubebooks

    十五年ぶりに陶工・悠吾との思い出の地、唐津を訪れた三十七歳の紫歩は、偶然に導かれるように悠吾が描いた塩沢紬の帯と出会う。女主人と語り合う紫歩の前に現れた四十五歳の悠吾は、紫歩を強引に誘う。悠吾の母の反対を理由に結婚を諦めた紫歩。紫歩が黙って去っていった理由を知りたかった悠吾。それぞれ別の相手と結婚した二人が、十五年間の埋み火をふたたびぶつけ合った…。官能文芸誌「悦」掲載の、大人の情愛短編傑作!

    【著者略歴】
    藍川京(あいかわきょう) ─ 1989年『卒業』(二見書房)で作家デビュー。現代女流官能作家の第一人者。しっとりと情感あふれる耽美的作品からハードSM系、コミカル官能まで幅広い作風を持ち、多くの読者を魅了し続けている。
  • 132(税込)
    著:
    北原童夢
    レーベル: Aubebooks

    「足を切るなんて、死んでもいやよ。殺してよ。先生……」そう叫んでいた手術台に横たわる安西里美をじっと見下ろす神山里佳子。まだ、男に穢されていない天才チェリストのこの少女にオペの前から心奪われている担当女医──自らも隻脚の彼女は少女を愛し、少女は悪魔的に応え始める。さらに周囲の男たちは懸命に「生きる」少女の魅力に抗えず、やがて少女の下僕的虜に──2003.05~2004.04まで12話にわたって雑誌連載されたまま、そのフェティッシュさと登場人物たちの黒い淫心に「本」として編まれることを赦されなかった、官能小説の域を超えた著者の金字塔!

    【著者略歴】
    北原童夢(きたはらどうむ) ─ 寺山修司の『天井桟敷』で演出を担当。劇団の主宰を経て文筆業に。『看護婦・凌辱病棟』(フランス書院)でデビュー。その後、官能小説、評論集を続々発表。2006年「中村うさぎ賞」を受賞。
  • 祖母の千代が他界したとき、二十四歳の雫は派遣社員として働いていた。まだ元気だった祖母から、離れを間借りしている平坂という墨絵画家に、短大卒業の記念に絵を描いてもらいなさいと言われたのは四年前のことだ──描かれることには気が乗らなかったが、訪ねたアトリエで平坂が作品制作に向かう狂気的とも言える表情やまなざしに、なぜか強く情欲を掻き乱される──初体験がレイプという過去を持つ雫には、刷り込まれてしまった妄念があった。四年ぶりに再会した平坂と千代のある秘密を知った雫は、その秘密と妄念を同時に「消化」するために……

    【著者略歴】
    沙布らぶ(さふらぶ) ─ 北海道出身。別名義にて作品を発表していたが、2016年より新名義で乙女系・TL小説を中心に再デビュー。女性の根底的な情欲や、男女の多様な性愛表現を追求するためにELの執筆も開始。
  • 132(税込)
    著:
    北原童夢
    レーベル: Aubebooks

    「足を切るなんて、死んでもいやよ。殺してよ。先生……」そう叫んでいた手術台に横たわる安西里美をじっと見下ろす神山里佳子。まだ、男に穢されていない天才チェリストのこの少女にオペの前から心奪われている担当女医──自らも隻脚の彼女は少女を愛し、少女は悪魔的に応え始める。さらに周囲の男たちは懸命に「生きる」少女の魅力に抗えず、やがて少女の下僕的虜に──2003.05~2004.04まで12話にわたって雑誌連載されたまま、そのフェティッシュさと登場人物たちの黒い淫心に「本」として編まれることを赦されなかった、官能小説の域を超えた著者の金字塔!

    【著者略歴】
    北原童夢(きたはらどうむ) ─ 寺山修司の『天井桟敷』で演出を担当。劇団の主宰を経て文筆業に。『看護婦・凌辱病棟』(フランス書院)でデビュー。その後、官能小説、評論集を続々発表。2006年「中村うさぎ賞」を受賞。
  • 132(税込)
    著:
    北原童夢
    レーベル: Aubebooks

    「足を切るなんて、死んでもいやよ。殺してよ。先生……」そう叫んでいた手術台に横たわる安西里美をじっと見下ろす神山里佳子。まだ、男に穢されていない天才チェリストのこの少女にオペの前から心奪われている担当女医──自らも隻脚の彼女は少女を愛し、少女は悪魔的に応え始める。さらに周囲の男たちは懸命に「生きる」少女の魅力に抗えず、やがて少女の下僕的虜に──2003.05~2004.04まで12話にわたって雑誌連載されたまま、そのフェティッシュさと登場人物たちの黒い淫心に「本」として編まれることを赦されなかった、官能小説の域を超えた著者の金字塔!

    【著者略歴】
    北原童夢(きたはらどうむ) ─ 寺山修司の『天井桟敷』で演出を担当。劇団の主宰を経て文筆業に。『看護婦・凌辱病棟』(フランス書院)でデビュー。その後、官能小説、評論集を続々発表。2006年「中村うさぎ賞」を受賞。
  • 440(税込)
    著:
    館淳一
    レーベル: Aubebooks

    メールを介して、相手を調教、馴到する…ブルゴン商事に勤める酒巻春夫はふと耳にしたサイト、「ダーク・ダンジョン」にアクセスしてみた。《ここは女を支配したい男と、男に支配されたい女が出会う場です》。「志願者陳列室」という掲示板に何十人もの女たちの写真が並ぶ。29歳、人妻、みゆき。20歳、女子大生、綾乃。スパンキング、露出放尿、レズアナル拡張…女たちからの羞恥の告白とあられもない画像に、陶酔を次第に深める春夫。そして26歳、社長秘書の絵里とはついに、乱交ピスプレイを現実に──。「社長秘書 絵里編」

    【著者略歴】
    館淳一(たてじゅんいち) ─ 北海道生まれ。日大芸術学部放送学科卒。出版社勤務、芸能記者をつとめ脱サラ。長野県で別荘管理人、などを経て再上京。SM小説を書き、蘭光生氏に認められ、1975年雑誌デビュー。
  • 220(税込)
    著:
    藍川京
    レーベル: Aubebooks

    夫・広幸の三回忌を終えた三十代半ばの春菜は、数年ぶりに生まれ育った地に足を運んだ.向かった先は幼馴染の拓磨の家。そこには幼い頃と変わらずダリアの花が咲き誇っていた。拓磨の母親に花をもらおうとインターホンを押すと、そこには四十半ばとなった拓磨の姿があった。「お袋が亡くなる前、ダリアをもらいに来る人がいるから、その人が来るまでは大事に育てろと言われたんだ」昔から決まっていた居場所で抱き寄せられた春菜は……。

    【著者略歴】
    藍川京(あいかわきょう) ─ 1989年『卒業』(二見書房)で作家デビュー。現代女流官能作家の第一人者。しっとりと情感あふれる耽美的作品からハードSM系、コミカル官能まで幅広い作風を持ち、多くの読者を魅了し続けている。
  • 132(税込)
    著:
    北原童夢
    レーベル: Aubebooks

    「足を切るなんて、死んでもいやよ。殺してよ。先生……」そう叫んでいた手術台に横たわる安西里美をじっと見下ろす神山里佳子。まだ、男に穢されていない天才チェリストのこの少女にオペの前から心奪われている担当女医──自らも隻脚の彼女は少女を愛し、少女は悪魔的に応え始める。さらに周囲の男たちは懸命に「生きる」少女の魅力に抗えず、やがて少女の下僕的虜に──2003.05~2004.04まで12話にわたって雑誌連載されたまま、そのフェティッシュさと登場人物たちの黒い淫心に「本」として編まれることを赦されなかった、官能小説の域を超えた著者の金字塔!

    【著者略歴】
    北原童夢(きたはらどうむ) ─ 寺山修司の『天井桟敷』で演出を担当。劇団の主宰を経て文筆業に。『看護婦・凌辱病棟』(フランス書院)でデビュー。その後、官能小説、評論集を続々発表。2006年「中村うさぎ賞」を受賞。
  • 220(税込)
    著:
    藍川京
    レーベル: Aubebooks

    凌霄花。橙色で漏斗状のこの花は──太腿を押し開かれた奈月で、そこに躰を潜り込ませている揚羽蝶は、奈月の蜜を味わっている吉武だ──独身OL時代に旅先で知り合った妻子持ちの吉武との五年間は奈月に、強烈な潤いの時を与えてくれた。吉武への思いを持ち続けたまま山瀬とは結婚した。が、凌霄花の蜜を吸う揚羽蝶を見て三日後に、吉武に電話をかけた。すべて了解の上で付き合い、裏切りも約束もなにもない別れから知らずに疼いていた隙間、あの濃密な時間をひとときでも取り戻そうと……。

    【著者略歴】
    藍川京(あいかわきょう) ─ 1989年『卒業』(二見書房)で作家デビュー。現代女流官能作家の第一人者。しっとりと情感あふれる耽美的作品からハードSM系、コミカル官能まで幅広い作風を持ち、多くの読者を魅了し続けている。
  • 「ほらっ、破裂しそうなおちんちんに、これを被せるよぉ。いっぱいぐちゅぐちゅしてあげる」パイプ椅子に後手に縛り付け、さらにペニスの根元を紐で縛りあげたタツヤのそこに、オナホールを被せ、派手に扱き出す──泉は仕事で忙しく、仕方なく始めた出会い系サイトで知り合ったタツヤとその夜、自分の会社が管理するビルの一室にいた。仕立ての良さそうなダークブルーのスーツを着こなし、いかにもナイスミドルな男は、泉の「指示」で貞操帯と、女もののパンティを身に着けて現れる。期待にギンギンのタツヤ──しかし泉はプレイの途中で気が付いた。タツヤが自分の会社の専務、古賀だということを! 泉ちゃん、圧巻の第四弾!!

    【著者略歴】
    乃村寧音(のむらねおん) ─ チアーヌ名義で、主にロマンス小説で活躍。メディアファクトリーフルール新人賞佳作受賞。某音大の声楽学科卒。男女を問わない性愛表現に挑戦の意欲が湧き、ELへも越境。期待の女流作家。
  • 220(税込)
    著:
    子母澤類
    レーベル: Aubebooks

    この清らかで美しい肉体を、あのサラリーマンに金で売ったのだろうか──妻方の姪、女子高生のなつきを小野木が引き取ったのは大震災のあとだった。平日の昼間、三十前後のサラリーマン風の男についていくなつきを見たのは、四十五歳の小野木が若い女子社員たちと市民センターのエントランスが見えるビストロで昼食をとっていたときだった──その日のことを、妻の留守中、ふたりきりになった際に切り出すと、否定しないなつきに小野木はついに衝動に駆られ、そして……

    【著者略歴】
    子母澤類(しもざわるい) ─ 建設設計会社勤務の傍ら、小説を執筆、1996年雑誌「小説クラブ」でデビュー。単行本、雑誌、スポーツ新聞にて作品を発表。加賀・金沢を舞台にしっとりとした作品に魅了される読者多数。
  • 220(税込)
    著:
    八神淳一
    レーベル: Aubebooks

    「花、花はいらんかねえっ」両国広小路で、今日も真央の声が辺りに通っていく。それは仮の姿。三月前、破落戸を斬った。腕が鈍らぬよういつもの廃寺で密かに竹刀を振っている──朝顔を届けてくれる生真面目な浪人新兵衛は、小料理屋の志津と恋仲に落ちていた。しかし、志津には、鬼蜘蛛の辰蔵という昔の男が付きまとう。新兵衛は志津から頼まれていた。あなただけの女になりたい、と──そんな折、胸に鬼蜘蛛の彫物をした悪漢に、真央の花売りの常連客、百合がお店の強盗ついでに処女を散らされたと聞き……著者、大人気の「剣客」モノ! 連作短編その2

    【著者略歴】
    八神淳一(やがみじゅんいち) ─ 熊本県生まれ。大学卒業後、雑誌編集者を経て作家デビュー。物語の面白さに独特の官能描写がからみつく作風は多くの読者を魅了。『艶剣客』は15巻まで続く代表作となり、映画化もされた。
  • 大学のラグビー部時代、チーム一タフだった宮木正太郎の通夜の席、井ノ原圭吾は陰影に富んだ魅力を白い横顔に湛える喪主の女に、10年ぶりに会った。大学卒業の夜のたった一度の過ちが、葬り去ったはずの過去が去来する。マネージャーだった牧さやか…。通夜の挨拶を終え、駅前のひと気のない公園のベンチに腰を降ろした圭吾は当時を振り返っていた──四十九日法要の葉書を一度は捨てた圭吾。しかし、やはり出向いてしまった。ひとり、侘しくさやかの住むアパートに──長い時間の、お互いの偽り、そして悦楽に飛び込むふたりには……。

    【著者略歴】
    渡辺やよい(わたなべやよい) ─ 十九歳で「花とゆめ」にて漫画家デビュー。レディスコミック創世記に活躍し、「レディコミの女王」と呼ばれる。2003年『そして俺は途方に暮れる』で「R-18文学賞」読者賞受賞。
  • 「美しいもの」に囲まれて送る生活に、浅香はドップリと浸かっていた。マンションの一室は、彼女好みの雑貨や絵画でぎっしり埋め尽くされている。カラヴァッジョの絵画のレプリカ、天然石で作られた地球儀、精巧に作られた少年の脚トルソー、そして美しい男たちとのひととき──女子高時代の「恋人」だった莉々子先輩から声をかけられ、出向いた彼女の店で見つけた司くんも美しかった。いつものように、ざわめきだす心は抑えつけれるはずもなく浅香は司くんを誘い出す──司の下着は、すべて女性用だった。「犯して」と頼む司くんの願いを、深く、激しく実行に移すと……女性になりたい美男子を通して、自らの性を見つめ直す短編会心作!!

    【著者略歴】
    沙布らぶ(さふらぶ) ─ 北海道出身。別名義にて作品を発表していたが、2016年より新名義で乙女系・TL小説を中心に再デビュー。女性の根底的な情欲や、男女の多様な性愛表現を追求するためにELの執筆も開始。
  • 165(税込)
    著:
    乃村寧音
    レーベル: Aubebooks

    テレビ番組の制作プロダクションにディレクターとして勤めて十二年、35歳になる汐音は、キー局のプロデューサーと何年か付き合っていたが、二年前に別れてしまい、男はそれっきりだ。今日も二徹後、編集オペレーターの緒方に指示を出しながらの作業を終えた。深夜、同じ方向へタクシーを拾おうとふたり歩き始める。途中の公園で、緒方が隠し持ってきた缶チューハイで乾杯。「汐音さんは、最近、何かが滞っている」と語り始めた。そういわれれば、生理だって不順。緒方には見える、という。そんな家系に生まれたらしい。気の流れ、心と身体のバランス……気が付くと、深夜の公園で、緒方に触れられ、掴まれ、縛られ、玩具まで。そして……。

    【著者略歴】
    乃村寧音(のむらねおん) ─ チアーヌ名義で、主にロマンス小説で活躍。メディアファクトリーフルール新人賞佳作受賞。某音大の声楽学科卒。男女を問わない性愛表現に挑戦の意欲が湧き、ELへも越境。期待の女流作家。
  • 十郎は、男勝りの道場の娘、菜緒と通じてしまい、仇敵の里美との仲を嫉妬される……。菜緒は道場での主従関係をかさに、里美には近づかぬよう厳しく命じた。菜緒と里美、どちらも捨てがたいいい女だ。淫法を学び取っていく中での刺激に、十郎は心揺れる……ひとつだけ、彼の頭を支配する答に彼は至っていた。里美を殺めず、すでに現実的には意味の薄れた、敵同士という関係──十郎は、ついに「掟」を変える決断をくだすのか──淫楽と愉悦が時代を動かす第三回!

    【著者略歴】
    睦月影郎(むつきかげろう) ─ 飲食店勤務等を経て二十三歳で官能作家デビュー。匂いのあるフェチックな作風で読者の支持を得る。2016年、著作は500冊を超える。本名の奈良谷隆では戦記やアクション小説、ならやたかし名義ではマンガやイラストも描く。居合道にも精通。
  • 220(税込)
    著:
    子母澤類
    レーベル: Aubebooks

    真一は、今は亡き父の愛人だった桐野小夜子の家に向かっていた。これで二度目だ。一度目は父の死の知らせを受けたとき。今回は妾宅に関して遺言状に記された話をつけるためだった。大学の助教授をしていた、まじめだけが取り柄だった父はなぜ、小夜子にのめりこんだのか…この女の故郷にいついた理由は──いつの間にか、真一の前に酒が用意されていた。「お月見には、お酒がなくてはいけません」。妾宅から川を挟んで見える月はきれいだった。しみじみとうまかった。徐々に割れる足、息づく女の部分が、月明かりに照らされる。ほとばしりそうなほどの強い欲情が真一に取り憑く──父を奪った女に恋情を抱き始めた真一のとった道は……。

    【著者略歴】
    子母澤類(しもざわるい) ─ 建設設計会社勤務の傍ら、小説を執筆、1996年雑誌「小説クラブ」でデビュー。単行本、雑誌、スポーツ新聞にて作品を発表。加賀・金沢を舞台にしっとりとした作品に魅了される読者多数。
  • 沙智が初めて愛した人、それは実の兄、医学部へ通う翔だった。もちろん誰にも言えずに。が、兄の名前を口にしながら快楽に耽った激しい自慰を、偶然、覗かれた夜、一度だけギリギリの願いが……直後、家を出た兄は事故で死ぬ。夏、暑い盛りのことだった。その日から、沙智は声を失った。大学生になったとき、そんな沙智を愛してくれる人が現れる。初めて結ばれる夜、彼は幼い頃に心臓移植で生き延びていたことを彼女に話して聞かせるのだったが……

    【著者略歴】
    松崎詩織(まつざきしおり) ─ 2006年「フラジャイル」にて第四回幻冬舎アウトロー大賞特別賞を受賞。同年『教育実習生』(幻冬舎)でデビュー。女性の心の襞に刺さる作品に定評がある。ラストの鮮やかな展開は特徴のひとつ。

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