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『官能小説、長門秀虎、101円~400円(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~5件目/全5件

  • 大手企業といわれる総合商社、クレシータ。
     成長という名にふさわしく、躍進を続けるこの会社には、男たちを癒すオアシスと呼ばれる専門部署がある。
     正式名称、総務部・福利厚生二課。
     自社ビルの地下一階のワンフロアを使用して作られている特殊な課だ。
    コピー機で印刷された、チケットと呼ぶには質素で味気ない一枚の紙を広げる。

     『福利厚生男性用チケット
     ・二回目以降の利用について。
     ・二回目以降の利用はウェブサイトから予約がおすすめです。
     ・以下のQRコードを読み取りし、社員番号を入力。
     ・予約一覧より予約後、福利厚生二課までお越しください。』

     給料明細と共に入っていたA4サイズの用紙を広げる。QRコードにスマホをかざし、石川徹は口元を綻ばせた。
     スマホの画面に、予約ができる残りの回数が表示されている。
    (今月は、二回か。いつにしようかな)
     クレシータで働く男性社員のほとんどは、これを目標に働いていると言っても間違いではないだろう。四年前に転職してきた石川もまた、毎月の明細に同封されているQRコードを読み込むのが楽しみで仕方なかった。

     総務部・福利厚生二課シリーズ第五巻!
     今回はローションマットプレイのお話です。



    ※本作は長門秀虎の個人誌作品の電子書籍版となります。


    ※本作は長門秀虎の個人誌作品の電子書籍版となります。
  • 330(税込)
    著:
    長門秀虎
    レーベル: BLIC-Novels

    大手企業といわれる総合商社、クレシータ。
    成長という名にふさわしく、躍進を続けるこの会社には秘密の部署がある。
     総務部・福利厚生二課。
    通称、男たちの楽園と呼ばれているその部署は、楽園の名にふさわしく、今日もクレシータの男性社員をもてなしていることだろう。

     『福利厚生男性用チケット
     ・二回目以降の利用について。
     ・二回目以降の利用はウェブサイトから予約がおすすめです。
     ・以下のQRコードを読み取りし、社員番号を入力。
     ・予約一覧より予約後、福利厚生二課までお越しください。』

    毎月、給料明細と共にランダムに配布されるA4サイズ紙。一見何の変哲もないただの紙切れに見えるこれを、クレシータに勤めるほとんどの男性社員が心待ちにしている。
    皆がこの紙を一枚でも多く手に入れようと、日々切磋琢磨し、この紙を奪い合うように努力する。
    その結果がクレシータの成長に繋がっているのだ。
    {沢村|さわむら}{樹|いつき}。二十四歳。
    新卒採用でクレシータに入社してから約二年。福利厚生二課の存在を知って以降、沢村の中でチケットの存在は、己のバランスをとる非常に重要なアイテムとなっていた。
    理想的な彼女がいて、女にも困っていない。けれど、沢村は特殊な性癖の持ち主なのである。
    嗜虐欲。
    女性に対して、大切にしなければならないということは理解しているが、苦しみや痛み、恥辱に歪む顔を見ると、得も言われぬ高揚を感じる。そういう性癖の人間。つまり沢村はサディストなのだ。

    総務部・福利厚生二課シリーズ第四巻!
    今回はサディストな男性社員のお話です。


    ※本作は長門秀虎の個人誌作品の電子書籍版となります。
  • 330(税込)
    著:
    長門秀虎
    レーベル: BLIC-Novels

    大手企業と言われる総合商社、クレシータ。成長と言う名にふさわしく、躍進を続けるこの会社には秘密の部署がある。
    総務部・福利厚生二課。通称、男たちの楽園(オアシス)と呼ばれているその部署は、楽園の名にふさわしく、今日もクレシータの男性職員をもてなしていることだろう。
    『福利厚生男子用チケット
     ・二回目以降の利用について。
     ・二回目以降の利用はウェブサイトから予約がおすすめです。
     ・以下のQRコードを読み取りし、社員番号を入力。
     ・予約一覧より予約後、福利厚生二課までお越しください』
    毎月、給料明細と共にランダムに配布されるA4サイズ紙。一見何の変哲もないただの紙切れに見えるこれを、クレシータに勤めるほとんどの男性社員が心待ちにしている。

    皆がこの紙を一枚でも多く手に入れようと、日々切磋琢磨し、この紙を奪い合うように努力する。
    その結果がクレシータの成長に繋がっているのだ。
    そして今、コソコソと男子トイレの洗面台で、チケットにスマホをかざし、QRコードを読みこんでいる{鈴木|すずき}{啓太|けいた}もまた、チケットを手に入れるために仕事に精を出している社員のうちの一人である。

    総務部・福利厚生二課シリーズ第三巻!
    今回はマゾヒストな男性社員のお話です。


    ※本作は長門秀虎の個人誌作品の電子書籍版となります。
  • 大手企業と言われる総合商社、クレシータ。成長と言う名にふさわしく、躍進を続けるこの会社には秘密の部署がある。
    総務部・福利厚生二課。通称、男たちの楽園(オアシス)と呼ばれているその部署は、楽園の名にふさわしく、今日もクレシータの男性職員をもてなしていることだろう。
    『福利厚生男子用チケット
     ・二回目以降の利用について。
     ・二回目以降の利用はウェブサイトから予約がおすすめです。
     ・以下のQRコードを読み取りし、社員番号を入力。
     ・予約一覧より予約後、福利厚生二課までお越しください』
    毎月、給料明細と共にランダムに配布されるA4サイズ紙。一見何の変哲もないただの紙切れに見えるこれを、クレシータに勤めるほとんどの男性社員が心待ちにしている。
    特殊な性癖を持つ、加藤文正もまた、例外ではなかった。


    ※本作は長門秀虎の個人誌作品の電子書籍版となります。
  • 330(税込)
    著:
    長門秀虎
    レーベル: BLIC-Novels

    大手総合商社・クレシータ。
    離職率、ほぼ0パーセント。躍進を続ける会社には秘密の部署があった。
    クレシータの地下一階、総務部・福利厚生二課。
    そこは、クレシータの男性社員の楽園(オアシス)となっている。

    齢、二十三歳。真面目に勉強だけを頑張って、有名大学に入り、大手だと言われるこの会社に入社したものの、いまだ童貞。
    いわゆる彼女いない歴年齢の飯島修《いいじま おさむ》は、給料明細と共に茶封筒に入っていたよくわからない紙切れを見つめていた。
    (福利厚生男子用チケット?)
    コピー機で印刷された、チケットと呼ぶには質素で味気ない一枚の紙。A4の給料明細と同じサイズの紙には、大きな文字でそう書かれていた。
    でかでかと書かれた文字の下に、注意事項が載っている。

    『・秘密保持規約を厳守する事。
     ・福利厚生二課の指示に基づき、ルールを順守する事。
     ・チケットの有効期限は、翌給料日までとする。
     ・使用方法については、直属のチューターに尋ねる事。
     ・その他、質問は総務部・福利厚生二課まで。』

    モテない、さえない、童貞の飯島が手にした一枚の不思議なチケットは、秘密の楽園へのチケットだった。


    ※本作は長門秀虎の個人誌作品の電子書籍版となります。

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