「感じるコツは思いきり楽しむことさ」と青村順一は絡み合う女性にズバリ答える。彼は３６歳。中堅石油化学工業で知られる会社の株式課長。折りから次期社長の座（ポスト）をめぐって社内は大騒ぎだ。情報の確度は女性のほうが高いし、数多い美人社員を放っておく手はない。社内恋愛は御法度だが、青村はベッドで大健闘！！　それも会社を救う一心で……。痛快無比のビジネスマン小説。（『大胆不敵』改題）

「ああ、先生。神聖な研究室でそんなことをなさっては……」　西川俊介、３８歳、西北大学助教授。学長のイスをも夢見る野望の男の唯一の趣味は「女」。研究室でテニス部キャプテンの処女を奪うと、美貌の講師、留学生、人妻女子大生と次々に。出張先でも「課外授業」、スワッピングも！　そして、ついに学長の愛人を味方につけたが……。美女１９人と展開する絶頂絵巻。

サラリーマンは真面目だけでは出世できない。植田助郎は、『ワールド物産』総務課長で、３８歳。上役操縦法、ＯＬ攻略法、軍資金調達法、社内遊泳術では誰にも引けを取らない。そのため出世と遊びが、いつも両立している。受付嬢もなびいた。他社のＯＬ、はてはライバルの婚約者もまいってしまう。誰もが欲しい“野望”を満載し、夢いっぱいの勝利者へと導いていく！（『出世のためのあそび恋』改題）

江原雅也は、一流ブランドを扱う百貨店の宣伝部係長。女の城だけあってエリート男性は大モテだ。彼は牧村洋子という財界大物の娘で女店員にゾッコン。なのに他で女性問題を起こし左遷された。これで挫けちゃ男じゃない。持ち前の才智と知略で課長の座に這い上がり、洋子に求婚（プロポーズ）を…。激烈な商戦の陰の逞しい男女の生き方。（『ラブ・ブランド』改題）

宮岡俊太郎は入社して十年め、よく働いたのに、認められない。それなら不良社員に徹し、オフィスラブを、と大決心。その途端、秘書室主任に抜擢された。エリートコースで、社内の美人も選抜されている。だが、一度、不良社員にと誓った以上、オフィスラブにも勝負を賭けた。と、ベッドの上に秘密情報があふれ、次期社長への美女献上も自由自在だ。出世街道を、それ進め！（『野望の秘書室』改題）