淫靡な洞窟のその奥で(15)　After Disorder 10

グラバルトの森で変異種スライム《ヒトガタ》の脅威と遭遇した新生勇者軍。
ゴブリン、オーク、妖魔──さまざまな魔物の形を模したスライムの軍勢に対抗するためマリアベルたちは祖国フォンティーユに一時帰国する。
つかのまの平穏な時間を母王レティシアと過ごすマリアベルだったが、王都には不穏なうわさが──。
多くの女性たちがスライムに襲われる淫夢に悩まされているというのだ。
その裏にはインキュバス──男性淫魔を取り込み、夢見を操るバケモノの影があった……。
最凶スライムは、夢の中まで追いかけてくる──。第１回次世代“官能”小説大賞、《銀賞》受賞作第15巻！

女神ファサリナすらも餌食にし、果てない進化を遂げる変異種スライム《ヒトガタ》。
グラバルトの森の異変に気がついた各国は偵察部隊を差し向けるが、彼らが遭遇したのは異形の怪物たちだった。
ゴブリン、オーク、妖魔──大陸から消えつつあった魔物の形を模したスライムの群れ。《ヒトガタ》の作り出した新たな生態系は各国の部隊を圧倒し……。
（また、あの時みたいに……？　強くなったのに、私、強くなったはずなのにっ!!）
エルフの女騎士フィアーナに、グラバルトの獣人戦士ジュリア、かつて漆黒のスライムに汚された乙女たちは、忘れられない屈辱と快楽に再会する──。

「小説家になろう」の男性向けサイト「ノクターンノベルズ」で実施した第１回次世代“官能”小説大賞《銀賞》受賞作、進化スライムがその凶貌を大陸に知らしめる第14巻。

勇者の姉の卵子から産まれた変異種スライム《ヒトガタ》。
空前絶後の異形を恐れた女神ファサリナはついに己の現身を大陸に降臨させ、新しい勇者・茜を召喚する。しかし──。

（なぜ私が人間に与えた神聖な武具を!?　どうしてこのスライムが……！）

果てない進化を遂げ、エルフの国で勇者の盾すら己のものとしていたバケモノは新生勇者を撃破。淫靡な廃神殿の奥で淫宴が始まる。
自らが依代とした聖女の身体から逃げられないまま、ファサリナの理性は静かに、ひたすら、永遠と媚毒にひたされ続け、やがて女神は未知の快楽に、はしたない悦びの声を上げ始める──。

「小説家になろう」の男性向けサイト「ノクターンノベルズ」で実施した第１回次世代“官能”小説大賞《銀賞》受賞のダークファンタジー、怪物が女神の力をも浸食し始める第13巻。

勇者の姉の卵子から産まれた変異種スライム《ヒトガタ》。空前絶後の異形を恐れた女神ファサリナはついに己の現身を地上に降臨させ、新しい勇者を召喚する。しかし──。

「なんでっ、なんでこんな知らない世界でっ。……ねえ、お願い、お願いだから……日本に帰してえぇぇっ!!」

女神が焦り召喚した新米勇者・茜は産まれたてのバケモノと邂逅し、口づけさえ知らない黒髪の乙女は尿道から子宮までをもスライムに舐め尽くされる。
全身を媚毒に侵されながらのあられもない処女喪失。
そして、勇者の胎にそそがれたヒトガタの精液が大陸の運命をさらにねじ曲げていく──。

「小説家になろう」の男性向けサイト「ノクターンノベルズ」で実施した第１回次世代“官能”小説大賞《銀賞》受賞のダークファンタジー、慟哭と悦虐の第12巻。

ようこそ地獄へ、新しい勇者様──。

魔族とすら共闘をはじめフォンティーユを、そして母王の奪還を目指すマリアベルたち。
無残に穢された思い出の王城。異世界の遺産を受け継いだ新生勇者軍を迎え撃つのはブラックウーズがレティシアに孕ませた究極の魔導スライム。
祖国の奪還に燃えるマリアベルの前に、母が屈辱のなかで産んだ“弟”を吸収したバケモノが立ちはだかる。

人間とエルフと獣人の、そして淫魔や竜人の──いまや大陸のあらゆる生命体の宿敵と化しながら、それでも漆黒のスライムは雌を貪り続ける。
第１回次世代“官能”小説大賞《銀賞》受賞のダークファンタジー、流転と、つかの間の静寂が訪れる第11巻。