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『アダルトラノベ、エロティカ・ラブロ』の電子書籍一覧

1 ~36件目/全36件

  • ~こんな刺激、初めて! 官能オトナ女子ノベル~
    極上エロティック&官能ロマンスレーベル【エロティカ・ラブロ】から、豪華6篇をお贈りします! 
    表紙イラストを手がけるのは、超売れっ子絵師、蝶野飛沫氏。
    作品のベースとなった『美女と野獣』の世界を幻想的に描いた美麗イラストと、超絶センセーショナルなエロティック短編集を、ご堪能あれ!!

    『うぶなメイドは侯爵様に抗えない』『囚われの無垢な乙女は絶倫野獣に恋をする』『生真面目な先生の野獣な本性』『背徳の恋人~極上密事レッスン~』『鳥籠の淫執愛』『旦那様の歪んだ溺愛~メイドは甘い愛撫に翻弄される~』を収録。

    ①『うぶなメイドは侯爵様に抗えない』
    イギリスの由緒正しき侯爵邸のメイド、ローズは、侯爵様の私室でビデオテープの山を見つけた。
    再生してみると…なんとそこには、普段はクールな侯爵様と女性との衝撃的なセックスシーンが! 
    以来、屋敷に誰もいないときを見計らってはそのビデオを見るようになったローズ。
    ところがある日、突然帰宅した侯爵に見つかってしまい――?!

    ②『囚われの無垢な乙女は絶倫野獣に恋をする』
    囚われの身の私に野獣はいつも紳士的だった。
    ある晩、うなされる野獣の声が響き、彼の寝室に飛び込むと、
    野獣は透けた私のナイトドレス姿を見てうめき声をあげた。
    「それを破られたくなければ、むこうを向いて膝をつけ」
    恐怖に身がすくんだ。
    なのに、下腹部で熱い血潮がふつふつと沸きだし、奇妙な疼きが広がる。
    野獣の猛々しい愛が欲しくて――。

    ③『生真面目な先生の野獣な本性』
    高校時代の数学の先生、ミスター・ローレンス。
    授業中、目が合うたび、いつも何かを感じていた。
    高潔な先生は何もしなかったけれど、私はいつも思い描いていた。
    先生が私にキスするところ。先生が私の胸を揉みしだき、いやらしいことを呟く。
    もうたまらないというように乱暴に脚を開いて、私の中に入ってくるところ……。
    ――10年経っても色褪せないこの想いを、まさか先生も抱いてくれていたなんて。
    当時の教え子に囲まれていた先生は、私を見つけるなり「失礼」と輪を抜けだし、
    まっすぐこちらへ歩いてきた。数十秒後。私たちは廊下の角を曲がるなり、
    激しく腰をぶつけ合いながら舌を絡め合っていた――。ひとりの男と女として。
  • ~こんな刺激、初めて! 官能オトナ女子ノベル~
    極上エロティック&官能ロマンスレーベル【エロティカ・ラブロ】からお贈りするのは、
    超絶センセーショナル・エロティック短編! 『極上CEOの秘蜜の性癖』『イケメンの
    異常な執着愛に溺れそうです』『豹変した幼なじみの想定外な独占愛』の傑作3編を収録。


    『極上CEOの秘蜜の性癖』
    申し分ないルックスの敏腕CEOブルースは、秘密の性癖を完璧に操るわたしを手放したがらない。
    恥ずかしい体勢をとらされ、わたしがイクまで奉仕させられ、あげくのはてに放置される。
    けれど、クレメントという優秀でハンサムな社員の出現によって、ある変化が生じていた。
    クレメントは会議中でも臆面なくわたしをランチやデートに誘う。
    気づいていながらもポーカーフェイスを保っていたブルースは、ついに我慢の限界に達したのか、
    わたしを社長室に呼びつけると、壁に押しつけて…。

    『イケメンの異常な執着愛に溺れそうです』
    私がトレーナーを務めるジムに来た、セクシーなマイケル。
    腕立て伏せをしていた彼は急に顔を上げ、私の太腿の内側を舐め上げた! 
    きゃっ、何するの!? 
    「続きは今夜だ」
    帰り道、待ち伏せしていた彼からなぜか目が離せず…。
    愛撫されるがままの私に周囲の人々が注ぐ好奇のまなざし。
    と、彼は囁いた。「俺が君とヤるところを見せつけてやろう」

    『豹変した幼なじみの想定外な独占愛』
    「経験はあるのか?」ルームメイトの突然の問いかけに、アノーラは耳を疑った。
    カウンターに食料品の袋を下ろそうとするが、うまくいかない。
    裸同然のルームメイト――シンが、ジーンズの中の怒張したモノをヒップにこすりつけてくるのだ。
    「ないわ」背後から彼に犯されるのを想像したとたん、鼓動が速まり、アノーラはカウンターにしがみついた。
    妄想の中でだけだった。彼がこんなふうに淫らに腰を動かすのは……。
    シンは慣れた手つきでジーンズのボタンをはずし、下着の中に指を滑り込ませてきた。
    秘められた箇所をまさぐり、襞を広げて言う。「濡れているじゃないか」
    熱を帯びた体の芯に指を埋め込まれると、アノーラはうめいた。悦楽が体を走り抜ける。
    最も敏感な部分を彼の指にはじかれるたびに、絶頂の扉が近づいてくる。
    彼が急に欲望を爆発させた理由なんて、もうどうでもいい――
    荒々しい野獣に姿を変えた彼に、背後から荒々しく奪われる――
    ああ、まさか私の妄想が現実になるなんて!
  • ~こんな刺激、初めて! 官能オトナ女子ノベル~
    極上エロティック&官能ロマンスレーベル【エロティカ・ラブロ】からお贈りするのは、
    超絶センセーショナル・エロティック短編! 『3人の男爵の甘すぎる誘惑~強引な手ほ
    どきに酔わされて~』『絶倫御曹司は幼妻を溺愛したい』『蜜愛の新妻は、氷の貴公子に溺
    愛される』の傑作3編を収録。

    『3人の男爵の甘すぎる誘惑~強引な手ほどきに酔わされて~』
    彼女が迷い込んだその家には、3人の男爵が世を倦んで暮らしていた。
    だがその朝3人はちょうど森へ散歩に出かけており、家はもぬけの殻……。
    彼女は家の奥に寝室を見つけ、男らしい香りが染みついた枕に顔を埋めると、眠りに落ちた。
    目覚めたとき、3人の逞しい男たちに顔を覗き込まれていた。
    「もしやこの女が……?」「そうだ、そうに違いない」「伯爵もなかなか乙な贈り物を」
    3人は彼女の服を玉葱の皮でも剥ぐかのようにむしり取ると、さっさと裸で仰向けになり、
    屹立したモノの上に彼女をのせた。「な、何をするの! こんなの……か、硬すぎるわ!」
    もう1人が彼女の前にまわり、口を開かせる。「こ、これはまだ柔らかすぎるわ……」
    そして3人目が後ろから貫く。彼女は喘いだ。「あん、いい……。これは、ちょうどいいわ」


    『絶倫御曹司は幼妻を溺愛したい』
    リリー・サンドリッジは、夫亡き後、数々の愛人と浮き名を流す美貌の公爵未亡人。
    ある日、彼女のもとを1人の青年が訪れる。名前はアーサー。
    彼はうやうやしく名刺を差し出すと、仰天の申し出をした。
    「僕にセックスを教えてほしいんです」
    リリーが一笑に付すと、彼は真剣な面持ちで言った。
    「僕はいずれ妻を娶らなければいけない。けれど僕のモノは大きすぎて、きっと新妻を驚かせてしまう――
    処女を怖がらせることなく愛し合う方法を、僕に伝授してほしいのです」
    リリーは言葉を失った。はじめは、それほどまでの彼の持ち物について。
    そして無垢な青年の、未来の妻への優しさに。気がつくとリリーは頷いていた。
    乙女が、初夜の恍惚のなか、もう夫なしでは生きていけないと思うほどの技量を彼に授けよう。
    その代わり、私は若くみずみずしくそそり立つモノから溢れる樹液を、
    一滴残らず搾りとり、味わいたい。口でも、身体の奥深くでも……。

    『蜜愛の新妻は、氷の貴公子に溺愛される』
    がっしりとした体躯に厳めしい顔つきをしたチャールズ・アトウッド卿と、黒髪の美しいレディ・イモージェン。
    ひと目で激しく惹かれ合ったふたりは新婚2カ月。毎夜飽くことなく互いを貪り合っていた。
    ところがある日、アレックスという美青年の出現にチャールズは顔色を変える。
    愛する夫の異変を瞬時に察知したイモージェンが彼を問いただすと、衝撃の告白が――。
    なんとふたりは、結婚前まで愛人関係にあったというではないか!
    人目を忍んで男同士の愛欲に溺れ、ときには女性をベッドで共有することもあったという。
    妻の愛を失うのではないかと恐れるチャールズに、イモージェンは瞳を妖しく濡らして意外な提案をした。
    「あなたとアレックスで、わたくしを共有してください」
  • ~こんな刺激、初めて! 官能オトナ女子ノベル~
    極上エロティック&官能ロマンスレーベル【エロティカ・ラブロ】からお贈りするのは、
    超絶センセーショナル・エロティック短編! 『乙女は激しすぎる情欲に逆らえない~
    呪いのアメジスト~』『豹変した幼なじみの想定外な独占愛』の傑作2編を収録。

    ①『乙女は激しすぎる情欲に逆らえない~呪いのアメジスト~』
    妖しく輝く宝石を手にしたとたん、
    暴力的なまでに甘く激しい戦慄が、身体を貫いた――
    「わたし、ああ……あなたとしたくてたまらない!」
    1811年のハイチ。とある海賊船の船長が、色欲の強すぎる愛人に手を焼いていた。
    船長だけの愛人であるはずが、その女は彼1人ではとても足らず、
    隙あらば手下の海賊たちを連れ込んで、治まることを知らない欲望を慰めさせているのだ。
    あるとき船長は業を煮やし、愛人をまじない師のもとへ連れていった。
    不思議な魔術を使う老女は紫色に輝く大粒のアメジストに呪いをかけ、船長に渡した。
    「このアメジストを握らせれば、女はあんたに対して欲望を抑えられなくなる。
    だが石から手を離せば、尼さんのように貞淑な女に逆戻り、というわけさ」
    このまじないは恐ろしいほどの効き目を見せ、船長は己の欲望のままに愛人を操った――。

    時は現代。ブランディはスキューバダイビングのツアーでキューバ沖を訪れていた。
    今日は、ハイチの海賊船が沈んでいるという噂のエリアに潜る予定になっている。
    ペアを組むライアンと共に出発したブランディは、海底に紫色に光る石を見つけた。
    船に戻り、例の石をライアンに見せようと手のひらにのせて差し出したとき、
    ブランディの身体を、暴力的なまでに甘く激しい戦慄が駆け抜けた。
    「ライアン――わたし、ああ……あなたとしたくてたまらない!」

    ②『豹変した幼なじみの想定外な独占愛』
    荒々しい野獣に姿を変えた彼に、
    背後から荒々しく奪われる――
    ああ、まさか私の妄想が現実になるなんて!

    「経験はあるのか?」ルームメイトの突然の問いかけに、アノーラは耳を疑った。
    カウンターに食料品の袋を下ろそうとするが、うまくいかない。
    裸同然のルームメイト――シンが、ジーンズの中の怒張したモノをヒップにこすりつけてくるのだ。
    「ないわ」背後から彼に犯されるのを想像したとたん、鼓動が速まり、アノーラはカウンターにしがみついた。
    妄想の中でだけだった。彼がこんなふうに淫らに腰を動かすのは……。
    シンは慣れた手つきでジーンズのボタンをはずし、下着の中に指を滑り込ませてきた。
    秘められた箇所をまさぐり、襞を広げて言う。「濡れているじゃないか」
    熱を帯びた体の芯に指を埋め込まれると、アノーラはうめいた。悦楽が体を走り抜ける。
    最も敏感な部分を彼の指にはじかれるたびに、絶頂の扉が近づいてくる。
    彼が急に欲望を爆発させた理由なんて、もうどうでもいい――
  • ~こんな刺激、初めて! 官能オトナ女子ノベル~
    極上エロティック&官能ロマンスレーベル【エロティカ・ラブロ】からお贈りするのは、
    超売れっ子絵師、蝶野飛沫氏の美麗イラストが表紙を飾る、超絶エロティック短編集!
    センセーショナルな傑作3編を収録。

    『2人の戦士と乙女の激しすぎる夜~淫欲の呪いがとけるまで~』
    黒い妖精に“欲望”という呪いをかけられた美しい貴族の養女ミラ。
    狂おしい身体の疼きに悶え苦しんでいたある日、
    美貌の戦士ジェラードとアランが現れる。
    友情以上の深い関係にある2人も、同じ黒い妖精に呪いをかけられていた。
    ジェラードがミラを四つん這いにさせ、アランが甘く淫らに奉仕する。
    連日連夜、淫欲に耽るうち…?!

    『ご主人様の甘い手ほどき~禁断のメイド~』
    2週間前、モリーはアッシュフォード・ホールのメイドに雇われた。
    美しい容貌の主アッシュフォード卿は、堕天使さながら
    気に入らないことがあれば使用人たちを容赦なく怒鳴りつけ、激しく叱責する。
    ある日、図書室ではしごのてっぺんに立ち、本の埃取りをしていたモリーは、物音に気づいて振り返った。
    ご主人様のブルーの目がモリーを見上げていた。
    はしごの一番下の段に乗ったご主人様の手が、スカートの下を這い上ってくる。
    逃げるべきなのはわかっていた。でも…相手はご主人様よ。
    「旦那様、失礼いたしました。あとで戻ってまいります」
    「だめだ」ブルーの瞳がきらりと光る。
    「まだアッシュフォード・ホールへの歓迎のもてなしがすんでいない」
    そう言うとアッシュフォード卿ははしごを上りながら、モリーの真っ白なふくらはぎから太腿へと指を――。

    『溺愛調教』
    彼との約束を破った私に待っていた、熱いお仕置き――

    ある夏の夜、テスは“物騒だから窓は必ず閉めて寝ろよ”というドルーの言いつけに背いた。
    思いのほか怒った彼はテスを激しく奪い、気絶しそうなほどのオーガズムを与えたあと、
    なんと彼女の尻に平手を振り下ろしたのだ。容赦なく、何度も。
    驚き、抗うテスだったが、焼けつくような痛みはやがて熱い疼きとなって溢れ出し、
    いつしか彼女は懇願していた。「お願い、やめないで……」
  • ~こんな刺激、初めて! 官能オトナ女子ノベル~
    極上エロティック&官能ロマンスレーベル【エロティカ・ラブロ】からお贈りするのは、
    超売れっ子絵師、蝶野飛沫氏の美麗イラストが表紙を飾る、超絶エロティック短編集!
    「極上イケメン秘書がまさかのドSでした」「俺様上司がまさかの性癖の持ち主でした」
    過激な禁断のオフィスもの2話を収録!


    「下着を脱いで」――
    耳を疑う、イケメン秘書の卑猥な言葉。
    まさか彼がドSだなんて!!

    「極上イケメン秘書がまさかのドSでした」
    その日、ハンサムで有能な私の個人秘書パトリックが熱いまなざしで言った。
    「あなたを数時間ほど連れ出したほうがよさそうだ」
    えっ……もしかして彼、イケナイこと考えてる?
    私の脚の間が、じゅっと音をたてたように疼く。
    そうよ、私をここから連れ去って、何もかも忘れられるくらいイカせてほしい!
    私の淫らな夢想を見透かしたように彼は微笑んだ。
    「ではまず、下着を脱いで」

    「俺様上司がまさかの性癖の持ち主でした」
    何もかもうまくいっていた。
    クライアントの男性に、デスクで激しく突き上げられているところを、
    CEOのブルースに見られるまでは。
    エネルギッシュで敏腕で、精悍なブルースを、私はとても尊敬していた。
    ああ、よりによって彼に……。
    でも、クビを覚悟した私に彼は言った。
    「僕もきみを欲しいと思っていた」
    思いがけない告白は続く。
    「きみを死ぬほどイカせよう。その代わり……」
  • 過激な極上エロティック・ロマンス【エロティカ・ラブロ】
    選りすぐりの傑作5話を収録!
    「小悪魔OLはエリートCEOに執着されています」
    「クールなイケメンは豹変して過激な愛を囁く」
    「妄想が現実になって淫らに溺愛されています」
    「ドSな極上イケメンたちに愛される不埒な秘蜜の夜」
    「フェロモンイケメンの隠しきれない淫らな本性」

    私だけの淫らな秘密の時間――
    えっ? まさか彼に全部聞かれてしまった……?!

    「小悪魔OLはエリートCEOに執着されています」
    ザーラは社内でプレゼンがうまいと評判だった。
    堅物のお偉方を前にしたら誰だって畏縮しそうなものだけど、ザーラは違う。
    プレゼン30分前になると、ザーラは社屋の4階にある誰も使わない化粧室に入り、鍵をかける。
    大きな鏡に映る自身の目をまっすぐに見つめながら、ブラウスのボタンを外していく。
    オカズは会議室のCEOや取引先の男たち。
    バイブをあてがい、卑猥なショーを披露するザーラを、
    彼らは股間をぱんぱんに膨らませながら見ている――そんな妄想の中で彼女は達する。
    オーガズムという強力なドーピングは、プレゼンを成功させるための秘密の儀式なのだ。
    頬の火照りや、にじみ出る“満たされオーラ”が消えないうちに会議室に行かなきゃ――
    ところがザーラは、化粧室を飛び出したところで見も知らぬ男性とぶつかってしまう。
    まさかこの人、ずっとここにいたの……? わたしの声を、聞いていた……?


    「クールなイケメンは豹変して過激な愛を囁く」
    その日、私は同僚2人と仕事帰りにバーにいた。
    1人は饒舌なジョンソン、もう1人はほとんど口をきいたことのない、マイケル。
    そろそろ帰ろうかというとき、そのマイケルが突然私に耳打ちした。
    「このあと一緒に来たら、きみのあそこを舐めて死ぬほどイカせてやるよ」
    えっ? いまなんて言ったの? なんて訊くまでもない。彼はたしかにそう言った。
    ジョンソンがまた明日な、と帰っていき、私は……マイケルの自宅へ向かった。
    もし彼が変質者だったら? 頭は警告を発しているのに、脚の間はびしょびしょだった。
    そして彼の家に脚を踏み入れた瞬間、私は廊下でスカートを脱がされた。
    彼がひざまずく。こんな展開にまったく備えていなかった綿のパンティを下ろされる。
    そして私の脚を開くと、彼は顔を埋めた。ずっと前から私たちがこうしているかのように。
  • ~こんな刺激、初めて! 官能オトナ女子ノベル~
    極上エロティック&官能ロマンスレーベル【エロティカ・ラブロ】
    『無垢なメイドは傲慢伯爵に溺愛される』『悪魔なイケメンは男嫌いの女神を落としたい』の奇想天外、超絶センセーショナル・エロティック短編2編をご堪能あれ!


    伯爵様を、そっと見つめるだけで満足だった。
    あの日、伯爵様が馬車を降り、
    突然私を石の壁に押しつけるまでは――。


    「無垢なメイドは傲慢伯爵に溺愛される」
    貧しく、読み書きもできないメイドのアメリアは、
    毎週火曜日の朝、黒いヴェールで顔を隠し、読めもしない詩集を手にして、
    ハイゲート共同墓地のベンチに腰かけ、伯爵のエイドリアンが馬車で通るのを待つ。
    彼の姿を、人目を気にせず見つめたい――ただそれだけの理由で。
    屋敷の鼠くらいの存在でしかない私が、伯爵に恋をしているなんて知られたら……。
    ああ、それなのに。まさか彼にずっと見られていたなんて。
    「きみは誰なんだ? ぼくはもう自分を抑えられない――!」
    石の壁に押しつけられ、彼は抗えないアメリアのスカートをまくり上げる。
    ズロースの上から熱く濡れた秘所に唇を強く押し当てられ、アメリアは悶えた。
    彼は息を荒らげながら言う。
    「きみもぼくと同じくらい求めているね――」


    「悪魔なイケメンは男嫌いの女神を落としたい」
    夜のパリの街――
    古城の壁面に鎮座する悪魔の彫刻に目を留め、メドゥーサは一目散に屋上へと駆け上がった。
    男性器を持つ悪魔の彫刻を見つけたのは初めてだった。
    目が合った男をたちまち石に変えてしまうメドゥーサにとって、元から石でできた彫刻なら、
    満たされぬ欲望をぶつける格好の相手だ。
    はるか昔、海神ポセイドンに陵辱されたあと、女神アテナに恐ろしい魔力を授けられて以来、
    メドゥーサは永遠の時を生きてきた。
    誰も愛さず、誰からも愛されぬ孤独の中で。
    ところが、絶頂に達したそのときだった。
    突如、彫刻の悪魔が生命を持ち、動きだしたのだ。
    そして、この世のものとは思えぬほどのまばゆい美青年の姿に変わって――?!
  • ~こんな刺激、初めて! 官能オトナ女子ノベル~
    極上エロティック&官能ロマンスレーベル【エロティカ・ラブロ】からお贈りするのは、
    超売れっ子絵師、蝶野飛沫氏の美麗イラストが表紙を飾る、超絶エロティック短編集!
    センセーショナルな傑作2編を収録。

    『無垢な幼妻は絶倫侯爵に調教される』
    借金のかたに嫁がされた無垢な花嫁への、淫らな調教劇!

    ここはどこ? ヘレンは眠気で朦朧としながらまばたきした。
    揺れるろうそくの光――見慣れない部屋だわ。
    身を起こそうとして、愕然とした。縄で腕を縛られている!
    「ようやく目が覚めたね」部屋の隅から聞こえてきた低い声の主は……新郎のピアースだ。
    ヘレンは父を恨めしく思った――悪名高き放蕩侯爵に娘を嫁がせた父を。
    透けるレースのナイトドレスの下、脚のあいだをピアースの指がかすめ、ヘレンはあえいだ。
    「ほら、体はこんなにも正直だ」
    そのとき、食事の盆を抱え使用人が現れた。ああ、使用人の目に裸同然の姿をさらされるなんて……。
    花婿は美しい新妻を欲望あらわに見つめる使用人を下がらせ、尊大な口調で言った。
    「清純ぶるな」
    ヘレンは恥ずかしくてたまらないのに、体が火照るのを止められなくて……。

    『傲慢貴族の世にも淫らな官能レッスン~調教された貴婦人~』
    上流婦人の“夜の生活”の指南を受けに、マダム・シャムフルールの屋敷を訪ねたソフィア。
    だが現れたのは“マダム”ではなく並はずれて美しい紳士――アンブローズ・シャムフルールだった!
    官能的な笑みを浮かべた彼の大きな両手で手を握られた瞬間、ふしだらにも、その指にやさしく愛撫される自分の姿が目に浮かぶ。
    ソフィアは頬を真っ赤に染めて告白した――性の“悦び”を教えてほしいと。
    すると彼に優しく、つぎつぎに服を脱がされてしまい……!?
  • 『壁の花は片想いの彼に淫らに愛されたい』
    ケイトには誰にも言えない秘密があった。
    いけないとは思いながら、美人でお堅い優等生のルームメイト、ソニアの日記を盗み読みするのがやめられない。
    ある日ケイトはそこに衝撃的な書き込みを見つける。
    ケイトが密かに片思いしているジュールズが、ソニアに“手錠プレイ”を迫ったというのだ。
    嫉妬、羨望、そして膨らむ妄想――やりきれない思いを抑えきれず、ケイトは購入した手錠で自らを拘束し、自慰行為で恍惚に浸る。
    ところがそれをソニアに見られ、さらにはジュールズにバラされて……。


    『満月の夜までに、彼と別れて結婚しなくてはなりません』
    夜更けの公園。振り返るとハニーブロンド色の大きな“狼”がそこにいた。
    アンソニー・リッチ――私の目の前で、毛皮が灼けた肌の奥へと吸い込まれ――
    ああ、どんな人間の男と比べても、アンソニーのは大きい。はるかに。
    脚を大きく開いて腰を下げ、彼を深く迎え入れる。
    彼とずっとこうしていたい。
    私の身体はもう、アンソニー以外の男は受けつけないだろうから……。
    でももうすぐ彼とはお別れだ。次の満月の夜までに、私は花婿を選ばないといけない。
    でもそれまでは、禁断の相手アンソニーとの悦びを感じ尽くしたい――。
  • 『旦那様の歪んだ溺愛~メイドは甘い愛撫に翻弄される~』
    17歳でエマはメイドに雇われた。
    旦那様は、深いブルーの瞳のハンサムな方。
    ある日の午後、書斎の床をはいていたとき、旦那様が入ってきた。
    「こんにちは、旦那様」わたしは挨拶し、仕事を続けた。
    「やあ……エマ……」旦那様は心ここにあらずでカーテンを閉めるよう言った。
    「下着を下ろして、脚を開きなさい」
    エマはびっくりした。でも旦那様の言いつけは絶対だ。
    「きみの秘部はさぞ美しいだろう」旦那様は穏やかな声で言い、一方の手を太腿に這わせ、もう一方は……。

    『暴君は麗しの貴婦人を独占したい~淫らな執着愛~』
    アナは、従妹シャーロットの婚礼のため、イギリス郊外の館に滞在していた。
    だが無垢な従妹が、夫となるつまらない子爵に一生の貞節を誓うなんて不憫でならず、ある贈り物を思いついた。
    イタリアの詩人で、放蕩者だが情に厚いロレンツォとのめくるめく一夜だ。
    夜10時。屋敷の者が寝静まった頃、ロレンツォはするりと窓から入ってきた。
    ベッドに横たわる、薄いナイトドレス姿のシャーロットと、傍らの美貌のアナを見て――?!

    『淫靡な女神は気高き王子を情欲の業火で貪る~捧げられた巫女見習い~』
    エジプトの巫女見習いのティアは、神殿へ向かった。
    その身に女神アスタルテを乗り移らせ、王子と交わる“神殿奴隷”となるために。
    儀式の最中、巫女にもたらされる快楽はとてつもないものだという。
    体を清めて化粧を施され、香の焚かれた部屋で待っていると、
    たくましい王子が現れ、欲望を漲らせた目でティアを舐め回すように見た。
    と――吹きつけた一陣の風が薄いローブをなびかせ、豊満な胸の膨らみを月光の下にさらけ出した。
    意志とは無関係に、体は支配されてしまった?!
    ティアは清らかな乙女から、なまめかしい“女”へと突如変貌して……。
  • ~こんな刺激、初めて! 官能オトナ女子ノベル~
    極上エロティック&官能ロマンスレーベル【エロティカ・ラブロ】からお贈りするのは、
    超絶センセーショナル・エロティック短編! 『3人の男爵の甘すぎる誘惑~強引な手ほどきに酔わされて~』『蜜愛の新妻は、氷の貴公子に溺愛される』『いけない舞踏会~秘蜜の恋人は愛撫の手を止めない~』の傑作3編を収録。

    1.『3人の男爵の甘すぎる誘惑~強引な手ほどきに酔わされて~』
    彼女が迷い込んだその家には、3人の男爵が世を倦んで暮らしていた。
    だがその朝3人はちょうど森へ散歩に出かけており、家はもぬけの殻……。
    おとぎばなしに語られているとおり、彼女は家の奥に寝室を見つけ、
    男らしい香りが染みついた枕に顔を埋めると、眠りに落ちた。
    目覚めたとき、彼女は3人の逞しい男たちに顔を覗き込まれていた。
    「もしやこの女が……?」「そうだ、そうに違いない」「伯爵もなかなか乙な贈り物を」
    3人は彼女の服を玉葱の皮でも剥ぐかのようにむしり取ると、さっさと裸で仰向けになり、
    屹立したモノの上に彼女をのせた。「な、何をするの! こんなの……か、硬すぎるわ!」
    もう1人が彼女の前にまわり、口を開かせる。「こ、これはまだ柔らかすぎるわ……」
    そして3人目が後ろから貫く。彼女は喘いだ。「あん、いい……。これは、ちょうどいいわ」

    2.『蜜愛の新妻は、氷の貴公子に溺愛される』
    がっしりとした体躯に厳めしい顔つきをしたチャールズ・アトウッド卿と、黒髪の美しいレディ・イモージェン。
    ひと目で激しく惹かれ合ったふたりは新婚2カ月だが、毎夜飽くことなく互いを貪り合っていた。そんなある日、アレックス・ランバートという痩躯の美しい青年の出現にチャールズは顔色を変える。愛する夫の異変を瞬時に察知したイモージェンは彼を問いただし、結婚前までふたりが愛人関係にあったという衝撃の告白を受けた。人目を忍んで男同士の愛欲に溺れ、ときには女性をベッドで共有することもあったという。妻の愛を失うのではないかと恐れるチャールズに、イモージェンは瞳を妖しく濡らして意外な提案をした。「あなたとアレックスで、わたくしを共有してください」

    3.『いけない舞踏会~秘蜜の恋人は愛撫の手を止めない~』
    若き伯爵未亡人アナ・フォン・エスリンは、ここ2年ほど独り寝をかこつ暮らしだった。
    まさに熟れた果実ともいうべき身体をもてあましているのは、
    ひとえにジェームズ・マッキアナンという憎らしい男のせいだ。
    爵位も持たないくせに、科学技術者としてのし上がり、王室からも一目置かれる男。
    彼は本気でアナを妻にと望み、舞踏会で、晩餐会で、彼女と顔を合わせる度に、
    誘惑の触手で絡めとろうとする。二人の身分差などおかまいなしに。
    そんな彼の傲慢さがいやでたまらないのに、ほかの男では満足できない。
    悶々とするアナに、いとこのロバートが“君がいちばん欲しがっているもの”を贈ってくれた。
    それは究極の愛の技巧を持った“理想の愛人”――。
    ただし、目隠しをしていなければ会えない、謎の愛人だった。
  • ~こんな刺激、初めて! 官能オトナ女子ノベル~
    極上エロティック&官能ロマンスレーベル【エロティカ・ラブロ】からお贈りするのは、
    超絶センセーショナル・エロティック短編! 『王子様は無垢なマーメイドを淫らに愛したい』『強引なボスと極上イケメンに溺愛されて困っています』の傑作2編を収録。

    1.『王子様は無垢なマーメイドを淫らに愛したい』
    NYの闇の帝王キングズリー・エッジが所有する、秘密の会員制高級ナイトクラブ〈ファゾムズ〉。
    酒を飲みくつろぐ男たちを囲むように据え置かれた巨大な水槽の中で、
    銀の鱗のタトゥーをきらめかせた全裸の美しい少女たち――マンハッタン・マーメイド――が優雅に泳いでいる。
    彼女たちはキングズリーによって庇護され、高給を支払われ、豪華なアパートメントをあてがわれる。
    “キングズリーのマーメイドは処女でなければならない”という、たったひとつの条件のもとに。
    処女を失う――それはマーメイドが人間の女になるとき。即ち、〈ファゾムズ〉を去るとき。
    NYきっての若手弁護士デレク・プリンスは、そんなマーメイドたちの中でもひときわ美しいジーニアに恋をした。
    彼女のどこに触れても、キスをしてもいい。狂いそうなフェラチオをされることも許されている。
    欲望に猛る彼のモノを、ジーニアの処女に突き立てさえしなければ。
    だがデレクは、ジーニアの最初で最後の男になりたいという想いを、次第に抑えられなくなっていく――!

    2.『強引なボスと極上イケメンに溺愛されて困っています』
    私は今夜、秘密の夢を叶える。
    ジョーとウォーカーという、2人の美しい男たちとの三つ巴の饗宴を。
    若く美しいゲイのカップルに同時に愛されるなんて初めて。
    私はどうすればいいの? 服を脱ぎはじめる? どちらかにキスをする?
    そんな不安も束の間、やがて2人は私が夢見ていた以上のプレイを披露してくれた。
    ベッドに仰向けになったウォーカーは、快感にのけぞる私を羽交い締めにし、
    脚を極限まで開いてオシリを責めてくる。
    あらわになったもうひとつの秘所に、ジョーが自分のものを奥深くまで突き立てる。
    ああ、私の中で男たちが蠢くのがわかる。脚の間で2人の睾丸がぶつかり合う音が響く。
    私は恍惚の極みに突き上げられながら、ただひたすら嬌声をあげていた。
  • ~こんな刺激、初めて! 官能オトナ女子ノベル~
    極上エロティック&官能ロマンスレーベル【エロティカ・ラブロ】からお贈りするのは、
    超絶センセーショナル・エロティック短編! 『うぶなメイドは侯爵様に抗えない~』
    『イケメンの異常な執着愛に溺れそうです』の傑作2編を収録。

    ①『うぶなメイドは侯爵様に抗えない』
    ご主人様、どうか私を罰してください――イギリスの由緒正しき侯爵邸でメイドをしているローズは、雇い主の侯爵の私室でビデオテープの山を見つけた。
    誘惑に駆られて再生したそのテープには、普段はクールで貴族然とした侯爵自身が女性の尻を平手で打つ、衝撃的なセックスシーンが映っていた! 
    以来、ローズは屋敷に誰もいないときを見計らっては部屋に忍び込み、そのビデオを見るようになった――まだ自覚すらしていない、ほのかな憧れと欲望を内に秘めて。
    そしてある日、突然帰宅した侯爵に見つかったとき……。

    ②『イケメンの異常な執着愛に溺れそうです』
    私がトレーナーを務めるジムに、がっしりした体躯の客がやってきた。威圧的なオーラを放つ男だ。
    「はじめまして、マイケル。ガビーよ。さあ、腕立て伏せを始めて」
    腕立て伏せをする彼を見ながら、淫らな妄想に耽る。ああ、彼を縛りつけて思うままにセックスをしたい。
    そのとき、急に彼が顔を上げ、私の太腿の内側を舐め上げた。
    激しい快感に息をのんだが、なんとか平静を装った。「指示どおりにしないなら帰ってちょうだい!」
    “続きは今夜だ”――去り際に残した言葉どおり、その夜マイケルは、ビーチへ向かう道で私を待ち伏せしていた。
    目が合ったとたん膝から力が抜け、まるで催眠術にかかったように、私は彼にされるがままになった。
    ブラをずらして胸をまさぐり乳首を舐め回す一方で、彼は指をスカートの中へ、そして下着の中へと入れてくる。
    「ああ、いい」恍惚感にまぶたを半ば閉じ、私はぼんやりと闇を見つめた。
    歩いていた男たちが足を止め、私たちを見に集まってきた。
    「俺が君とヤるところを見せつけてやろう」彼は剥ぎ取ったレースのTバックを、男たちに向かって投げつけた。
  • ~こんな刺激、初めて! 官能オトナ女子ノベル~
    極上エロティック&官能ロマンスレーベル【エロティカ・ラブロ】からお贈りするのは、
    超売れっ子絵師、蝶野飛沫氏の美麗イラストが表紙を飾る、超絶エロティック短編集!
    『ご主人様は淫らに調教する~服従~』『甘美な絶頂命令』『極上イケメンの淫らな愛撫
    に翻弄される』のセンセーショナルな傑作3編を収録。

    ①『ご主人様は淫らに調教する~服従~』
    “S”の恋人の留守中、彼の“S”の友人ダニエルに貸し出されることになったエレノア。
    “M”の妻の死後、屋敷に引きこもっていると聞いて、
    年老いた幽霊のような男を想像していたが、
    現れたのは、目も眩むほどセクシーで精悍な男性だった! 
    魅惑の“S”ご主人様が与えてくれる快楽への期待に、どうしようもないほど濡れてしまう……。

    ②『甘美な絶頂命令』
    「ぼくが贈った、あのパンティを穿いているんだろう?」
    受話器越しに聞こえる謎めいた男の声に、今夜も体は即座に反応し、脚の間がじゅっと疼く。
    わたしは彼の言うがまま指先を躍らせ、彼の命令に服従するがまま、激しくイッてしまうのだ。
    彼の要求は徐々にエスカレートしていく。そしてわたしの興奮も。
    スカートをまくりあげ、あられもない姿で激しいオーガズムに達したとき、突然ドアが開き――!?

    ③『極上イケメンの淫らな愛撫に翻弄される』
    親友にもらったギフトチケットで訪れた超高級マッサージパーラー〈恍惚のスパ〉。
    ハンサムな男性に裸同然の恰好でうつぶせにされて、大きな手でお尻を揉みしだかれる。
    そして――えっ!ちょっと待って……こんなマッサージ、違法じゃないの?
    身を硬くした私におかまいなしに、彼の指が割れ目から忍び込んでくる。
    始まって10分。淫らなタッチだけで、ああ、2回もイクことになるなんて……。
  • 「100ドル? 本気で言ってるの?」私はお酒にむせそうになりながら言った。
    バーで飲んでいた私に、見ず知らずの男が声をかけてきたのだ。
    うちに来てくれたら――そしてセックスしたら――100ドルあげるよ、と。
    憤慨して答えに窮していると、後ろから低く柔らかい声がした。「1000ドルではどうかな」
    そう言ったのは、ダンディでセクシーで、見るからに裕福そうな男性だった。
    もう、ふたりともやめて、と言うかわりに私は冗談を返した。「2時間で5万ドルよ」
    するとダンディは革の小切手帳を取り出すと、さらさらと数字を書き込んだのだ。
    えっ? どうしよう……。いったい彼はわたしに何をしようというの……?
    “お金で買われた女”として、彼の意のままに身体を嬲られる――
    そんなシチュエーションに自分がどれだけ興奮するか、私はまだ気づいてもいなかった。
  • ブルースはわたしを離してくれない。40代半ばで、申し分ないルックスの敏腕CEOは、秘密の性癖を完璧に操るわたしを手放したくないのだ。太く硬いペニスをコックリングに締めつけられたまま、恥ずかしい体勢をとらされ、わたしがイクまで奉仕させられ、あげくのはてに放置される。それが彼の望むことだから。けれど、クレメント・ジョンズという優秀でハンサムな社員の出現によって、ある変化が生じていた。クレメントは会議中でも臆面なくわたしをランチやデートに誘う。気づいていながらもポーカーフェイスを保っていたブルースは、ついに我慢の限界に達したのか、わたしを社長室に呼びつけると、壁に押しつけて後ろから突き上げ、激しく射精した。自ら性奴隷を望むくせに、雄がテリトリーを主張するみたいにマーキングする彼を、わたしは嫌いになれない。でも、クレメントのセクシーな身体や声にも、抗いがたい魅力を感じる。彼とファックしたい、と思う。ブルースの執着、以前関係を持ったクライアントのアレックスの再訪、そしてまだ何も知らないクレメント――わたしは自己嫌悪に陥りながらも、狭いオフィスで男たちのザーメンにまみれ、溺れていく。
  • 富と美貌に恵まれた令嬢レティシアには、社交界デビュー以来、求婚が殺到。
    だが、最大の関心事である花婿候補たちとの肉体的相性を知る術がなく、途方に暮れていた。
    やがて思いついたのは、彼らを秘密のピクニックに誘うこと。
    これなら付き添いの目のないところで思う存分、相性を試せるわ。
    招待状を出した数日後、求婚者の一人、ラングストン子爵が屋敷を訪ねてきた。
    広い肩、引きしまった腰、鍛えあげられた腿とふくらはぎ。服を着ていてもにじみ出る、男らしい力強さ。
    まるで肉欲を形にしたような男性だ。
    レティシアが震える膝を深く折って優雅に会釈すると、子爵は誘惑的な視線を投げた。
    「いったいきみは、ピクニックで何をするつもりだ?」
    顔を赤らめつつ計画を告白したレティシアに、子爵は言った。
    「きみと花婿候補たちとの逢い引きの見張り役を引き受けよう。ただし……」
  • リリー・サンドリッジは、夫亡き後、数々の愛人と浮き名を流す美貌の公爵未亡人。
    ある日、彼女のもとを1人の青年が訪れる。名前はアーサー・チャットマン。
    彼はうやうやしく名刺を差し出すと、仰天の申し出をした。
    「僕にセックスを教えてほしいんです」
    何をばかなことをとリリーが一笑に付すと、彼は真剣な面持ちで言った。
    「僕はいずれ妻を娶らなければいけない。けれど僕のモノは大きすぎて、きっと新妻を驚かせてしまう――処女を怖がらせることなく愛し合う方法を、僕に伝授してほしいのです」
    リリーは言葉を失った。はじめは、それほどまでの彼の持ち物について。
    そして無垢な青年の、未来の妻への優しさに。気がつくとリリーは頷いていた。
    うら若き乙女が、初夜の恍惚のなか、もう夫なしでは生きていけないと思うほどの技量を彼に授けよう。その代わり、私は若くみずみずしくそそり立つモノから溢れる樹液を、
    一滴残らず搾りとり、味わいたい。口でも、身体の奥深くでも……。
  • 私の恋人はライアン。男っぽくてワイルドなタイプで、
    女友達のケイの恋人はショーン。いかにも科学者っぽい、線の細さがセクシーなタイプ。
    あるとき4人でキャンプに行き、私たちは同じテントに寝ていた。
    耳のすぐ横で聞こえるショーンの寝息に、私はどうしようもなく感じていた。
    ライアンが反対側から手を伸ばしてきて、疼きの源を探り始める。
    「や、やめてよ……」囁き声で抵抗するのに、彼はますます大胆になって、
    ふとんの下で私の脚を割り、硬いモノを突き入れてきた。
    2人ともわかっている――ショーンもケイも目を覚ましていることを。
    私をイカせながら、ライアンはショーンに見せつけているのだ。
    ほら、おまえも彼女とやりたくないか、と。
    そしてケイにも。おれなら、きみをこんなふうにイカせてやるよ……と。
  • 貴族の養女ミラは美しい娘に成長したが、黒い妖精に“欲望”という呪いをかけられてしまう。
    ミラを完全に満たしてくれる者に出会うまで、常に身体の疼きに苛まれるというのだ。
    そんなある日ジェラードとアランという2人の美貌の戦士がミラの屋敷の前で出会う。
    かつて2人は友情以上の関係で結ばれた仲だったが、黒い妖精によって、
    “誰かを完全に満たすまでは決して結ばれない”という呪いをかけられていた。
    3人は、互いこそが呪いを解く鍵だと確信したが、3人でどう“満たし合う”というのか……。
    答えはなくとも、ミラを日夜襲う狂おしいまでの欲望はやまない。
    ジェラードはミラを四つん這いにさせて尻を打ち、アランは甘く淫らに奉仕し、
    連日連夜それぞれが刹那の淫欲にふけり、悶えるミラをなだめるうち、ついにその瞬間が訪れる。ジェラード、アラン、そしてミラが完全に、そして同時に満たされる瞬間が――。
  • 2週間前、モリーはアッシュフォード・ホールのメイドに雇われた。
    美しい容貌の主アッシュフォード卿は、堕天使さながら気に入らないことがあれば使用人たちを容赦なく怒鳴りつけ、激しく叱責する。
    ある日、図書室ではしごのてっぺんに立ち、本の埃取りをしていたモリーは、物音に気づいて振り返った。ご主人様のブルーの目がモリーを見上げていた。
    はしごの一番下の段に乗ったご主人様の手が、スカートの下を這い上ってくる。
    逃げるべきなのはわかっていた。でも……相手はご主人様だ。
    「旦那様、失礼いたしました。あとで戻ってまいります」
    「だめだ」ブルーの瞳がきらりと光る。
    「まだアッシュフォード・ホールへの歓迎のもてなしがすんでいない」
    そう言うとアッシュフォード卿ははしごを上りながら、モリーの真っ白なふくらはぎから太腿へと指を――。
  • ★〈12 シェイズ・オブ・ナイト〉から、シリーズおすすめ度No.1のSMエロティカ!★エレノアは“S”の恋人が1週間留守にする間、同じ嗜好を持つ彼の友人ダニエルに貸し出されることになった。ダニエルは“M”の妻を3年前に亡くして以来、雪深いニューイングランドの屋敷に引きこもっているという。愛する恋人から弄ばれるのも、他人の慰みものになるため貸し出されるのも、“M”である彼女の宿命とはいえ、きっと老いぼれた幽霊のような男に違いないと思うと気が重かった。ところが予想に反してダニエルは物憂げな視線がセクシーな30代半ばの男で、エレノアは思わず目を伏せた。7日間だけの“ご主人様”から受けることになる痛みと快感への期待に、既に濡れているのを悟られたくなくて。
  • ★エロティカは、ファンタジーを叶える夜だけの魔法。★
    私は隣人をのぞき見しながら自慰に耽ることが、もうやめられなくなっていた。2週間前隣に越してきた男は、毎晩帰宅するとカーテンのない窓の前で服を脱ぎ捨て、タトゥーに覆われた筋肉質の体を惜しげもなく披露する。あるときはそのまま股間のふくらみに手を這わせ、またあるときは訪れる美女たちを悶えさせファックするさまを、彼ははばかりもせず見せつけるのだ。裏庭から私が見ているとは思いもせずに。私は彼に気づいてほしかった。彼に犯されたかった。叶わぬ望みに目を閉じ、せつなく募る欲望のままに指を動かす。デッキチェアの上で思いきりイキそうになったとき、力強い手が私の脚を左右に押し広げた。ぎょっとして顔を上げると、目の前に立っていたのは、さっきまで窓の向こうにいたはずの彼――!
  • 「ボスが、今すぐオフィスへ来いって」
    同僚のいつもの言葉に、ウエイトレスのローズの頭はたちまち冷静さを失った。
    「わかったわ」か細く上ずった声で答える――そわそわしている様子が表に出ないよう、細心の注意を払って。
    分厚いオフィスのドアの奥で革張りの回転椅子にゆったりと腰掛けていたボスが、重々しい口調で静かに言った。
    「今日のランチタイムに、冷めた料理をお客に出したそうだね」
    全身にぞくりと戦慄が走り、ボスの黒いブーツをじっと見つめる。
    「こういうトラブルを起こした者にはお仕置きが必要だとぼくは思うが。どうだね?」
    ローズは蚊の鳴くような小さな声で答えた。「はい、ご主人さま……そういうウエイトレスはお仕置きに値すると思います」
    「出せ」ボスが命じた。両手を大きな椅子のアームに預け、待ち受けている。
    「はい、ご主人さま」ローズはコンクリートの床にひざまずき、ボスの大きく開いた脚の間に体を滑り込ませると、ズボンをゆっくり引き下ろした。
    そのとたん、怒張した彼のものが勢いよく飛び出し、獣じみたにおいが一気に立ちこめた。
    ボスが喉の奥で低い声を洩らす。「では、きみがどれくらい反省しているか見せてもらおうか。口を開けろ」
  • 何もかもうまくいっていた。クライアントのアレックスに、デスクで激しく突き上げられているところをCEOのブルース・デイヴィスに見つかるまでは。40代半ば、情熱的で敏腕で、男として脂ののりきった申し分ないルックスのデイヴィスを、私は上司としてとても尊敬していた。よりによって彼に見られるなんて。だがデイヴィスは、クビを覚悟し彼のデスクの前に立った私を見つめると、絞り出すような声で言ったのだ。「僕も君を欲しいと思っていた」そして、さらに思いがけない告白が続いた。「きみを死ぬほどイカせよう。代わりに、僕を裸にし、気が済むまで足蹴にしてくれないか」と。
  • 若く裕福な未亡人ソフィアは、上流婦人の“夜の生活”について助言を受けるため、マダム・シャムフルールの屋敷を訪ねた。
    応接間に現れたのは、並はずれて美しい官能的な笑みを浮かべた紳士――アンブローズ・シャムフルール。
    彼は相談に訪れる女性を不安がらせないよう女性の名を使っていると明かし、大きな両手で彼女の手を握った。
    と、その瞬間、ソフィアの下腹部に淫らな戦慄が走った。
    ふしだらにも、彼の指に体のほかの部分をゆっくりとやさしく愛撫される自分の姿が頭に浮かぶ。
    ソフィアは頬を真っ赤に染めながら告白した。夫婦の営みに満足を見いだせず、当惑ばかりさせられていた過去を。
    「つまり、ご主人は一度も喜びを与えてくれなかったのですね?」
    彼はソフィアを立ち上がらせ、つぎつぎに服を脱がせると、シュミーズに包まれた胸のふくらみを指で愛撫しはじめた。
    経験したこともない、初めての感覚。
    ソフィアは両脚のあいだがゆっくりと脈打ち、濡れていくのを感じて……。
  • 囚われの身である私に対して、野獣は常に紳士的に振る舞った。
    毎夜プロポーズを拒んでも、彼は決して逆上したりなどしなかった。
    だがある晩、うなされる野獣の声にいてもたってもいられず
    彼の寝室に飛び込んだ私は、大きな間違いを犯したことを悟る。
    野獣は、乳首も脚のあいだの陰りも完全に透けた私のナイトドレス姿を見て
    恐ろしいうめき声をあげ、警告した。
    「それを破られたくなかったら、むこうを向いて膝をつけ」
    恐怖のあまり身がすくんで動けないはずの私の下腹部で
    熱い血潮がふつふつと沸きだし、奇妙な疼きが広がる――
    私は興奮していた。野獣の猛々しい愛が、欲しくて……。
  • 社交界デビュー以来、そそっかしさが仇となり不名誉な評判に悩むグレースは、その日もドレスの裾を踏んで転び、二人連れの紳士をレモネードでびしょ濡れにしてしまった。
    二人の紳士は丁重に詫びるが早いか、グレースを近くの部屋に連れていくと……ドアを閉めて施錠した。
    グレースは息をのんだ――閉じこめられてしまった! きっと陵辱されるのだ。
    「きみに大切な話があるんだ。内密に」えくぼの素敵な紳士はアティクスと名乗り、傍らに立つ美貌の紳士を紹介した。「彼はフィッツジェラルド子爵」
    子爵が真っ青な瞳で射抜くようにグレースを見つめ、燃えるような熱い手を太腿にのせてくる。
    「ぼくたちは、しばらく前からきみのことを花嫁候補に考えていた」
    グレースの心臓がびくんと跳ねた。“ぼくたち”ですって……?
    「ぼくたちはすべてを分かち合う――女性も含めてね」
    グレースの胸が早鐘を打ち始めた。「あの……つまり……結婚したら、夫婦のベッドにはあなたがたふたりがいる……ということ?」
    「そうだ。ふたりできみに触れ、キスをし、舐め、快感で立てなくなるまで突きまくる」
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    『寝室の子爵と暴君~咲き濡れる花嫁候補~』『野獣公爵に命じられた淫らな花嫁試験』のセンセーショナルな傑作2編を収録。

    ①『野獣公爵に命じられた淫らな花嫁試験』
    このままでは好色な年寄り貴族に売り飛ばされてしまう――藁にもすがる思い
    で、冷酷と悪名高い公爵ファロンの屋敷を訪ねたロザリンド。借金まみれの父
    のために身売りするくらいなら、恐ろしい公爵に身を捧げるほうがましだわ……。
    だが純真無垢なロザリンドに公爵が突きつけた花嫁試験は、想像を絶する淫ら
    なものだった! 「おまえが私の愛撫によって絶頂に達するところを見たい」

    ②『寝室の子爵と暴君~咲き濡れる花嫁候補~』
    グレースはある夜、舞踏会で野性的な紳士アティクスの服にシャンペンをこぼ
    し、近くの部屋に閉じ込められてしまった。ああ、私は陵辱されるんだわ! 
    恐怖に震えるグレースに、彼は美貌の子爵コリンを紹介する。「ぼくたちは君
    を花嫁候補に考えている」――“ぼくたち”? まさかそれは……。「そうだ。
    ふたりできみに触れ、キスをし、舐め、快感で立てなくなるまで突きまくる」
  • 1年前に離婚して以来、私の毎日は仕事と家の往復だけという味気ないものだった。
    そんな私を憐れんで、親友が誕生日にプレゼントしてくれたのが、
    〈恍惚のスパ〉という超高級マッサージパーラーのギフトチケット。
    私はさっそく次の週末、凝り固まった体を引きずって〈恍惚のスパ〉を訪れた。
    高級感溢れるサロンで迎えてくれたのは、名札に“ハンター”とあるハンサムな男。
    裸同然の恰好でうつぶせになり、ハンターにすべてを任せ、マッサージが始まった。
    大きな手がお尻を絶妙な力加減で揉みしだく、円を描くように。そして――
    えっ、ちょっと待って……こんなマッサージ、合法なの?
    思わず体を硬くした私におかまいなしで、彼の指がお尻の割れ目から忍び込んでくる。
    始まって10分。その淫らなタッチだけで、ああ、2回もイクことになるなんて……。
  • パトリック・ダヴは、とてもハンサムで有能な私の個人秘書。くせ毛の淡い金髪に、スポーツ選手みたいにしなやかな身体つき。どんなにきつい会議でヘトヘトになっても、彼がデスクの脇で静かに微笑み、「おつかれさまです、ボス」と迎えてくれるだけで、重たい気分は霧のように消え去る。ある日、いつにも増して疲労困憊した私を見かね、パトリックが静かに言った。「あなたを数時間ほど連れ出したほうがよさそうだ」カフェにでも行くのかと顔を上げると、彼は見たこともないまなざしで私を見ている。えっ……もしかして彼、イケナイこと考えてる? 私の脚の間が、じゅっと音をたてたように疼き、彼はそれを見透かしたかのように、かすかな笑みを浮かべた。ええ、そうよ。私をここから連れ去って、車の中でもホテルでもいい、何もかも忘れられるくらいイカせてほしい……!
  • ここはいったいどこ? ヘレンは眠気で朦朧とする頭を起こし、まばたきした。揺れるろうそくの光――
    見慣れない部屋だ。身を起こそうとして、愕然とした。縄で腕を縛られている!
    「ようやく目が覚めたね」部屋の隅から聞こえてきた低い声の主は……新郎のピアースだ。
    ヘレンは父を恨めしく思った――悪名高き放蕩侯爵に娘を嫁がせた父を。
    固く立ち上がった乳首をピアースの指がかすめ、ヘレンはあえいだ。「ほら、体はこんなにも正直だ」
    レースのナイトガウンの胸元からは乳房があらわになっているし、その下のサテン地も薄く、秘所の茂みまでが透けて見えている。
    そのとき、食事の盆を抱え使用人が現れた。ああ、使用人の目に裸同然の新妻の姿をさらすなんて……。
    花婿は、ズボンの前のふくらみを大きくした使用人を下がらせてから言った。
    「清純ぶるな。その脚を開いて濡れたところにあいつのモノを突っこんでほしそうな顔をしただろう?」
    卑猥な言葉に屈辱を覚えながらも、恥ずかしいことにヘレンはその部分が潤ってくるのを感じて……。
  • 「ぼくが贈った、あのパンティを履いているんだろう?」
    すっかり耳になじんだ声が、低くかすれた響きでささやいてくる。
    わたしの体は即座に反応し、脚の間がじゅっと疼く。
    こんな電話がかかってくるようになってまだ一週間にもならないけれど、
    わたしは彼の言うがまま指先を踊らせ、彼の命令に服従するがまま、
    激しくイッてしまうようになっていた。本当はこんな電話、すぐに切りたいのに。
    「パンティに縫いつけられているビーズをプッシーにこすりつけろ」
    彼の要求は徐々にエスカレートしていく。そしてわたしの興奮も。
    スカートをまくりあげ、あられもない姿で激しいオーガズムに達したとき、
    突然ドアが開き、入ってきたのは――!
  • 10年目の同窓会に、会いたい人はただひとり――。

    ミスター・ローレンス――高校3年のときの、数学の先生。
    当時から、授業中に目が合うたび、ほかの誰とも感じられない何かを感じていた。
    先生との間にはきっと何かがある、きっと先生も同じ気持ちでいるはず、と思っていた。
    高潔な先生は何もしなかったけれど、私は違う。いつも思い描いていた。
    先生が私にキスするところ。先生が私の胸を揉みしだき、いやらしいことを呟く。
    もうたまらないというように乱暴に脚を開いて、私の中に入ってくるところ……。
    10年経っても色褪せないこの想いを、まさか先生も抱いてくれていたなんて。
    当時の教え子に囲まれていた先生は、私を見つけるなり「失礼」と輪を抜けだし、
    まっすぐこちらへ歩いてきた。その数十秒後。私たちは廊下の角を曲がるなり、
    激しく腰をぶつけ合いながら舌を絡め合っていた――。ひとりの男と女として。
  • ロザリンドは従者も連れず、徒歩でファロン公爵の屋敷にたどり着いた。
    “悪魔公爵”と噂される男の屋敷を女が1人で訪れるなど正気の沙汰ではないが、
    誰も頼る者のないロザリンドにとって、ファロンだけが残された救いだった。
    ギャンブル好きの父は常に金に困っており、金目のものならなんでも売る。
    そしていま、娘さえも売り飛ばそうとしているのだ。好色な年寄りの貴族に。
    私があの老人のものになるより早くファロンと結婚してしまえば、父も手を出せない。
    突拍子もない申し出を携えて現れた娘に、ファロンは思いがけない提案をした。
    妻としてふさわしいかを見る試験に合格すれば、おまえを娶ってもいいと。
    いったいどんな“試験”なのかとロザリンドがおそるおそる訊くと、公爵は答えた。
    「おまえがわたしの愛撫によって絶頂に達するところを見たい」

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