『文芸・小説、恋愛、辰巳出版』の電子書籍一覧
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高津は、渋谷の駅前で、数年ぶりに、悦子と思われる女をみかけてしまう。彼女は、娘と思われる少女と一緒に歩いていた。一瞬のことではあったが、高津には、昔の記憶が蘇る。なぜなら、SM仲間であった、灰田という男から紹介された、良家の人妻・悦子は、真性のM女で、楚々とした美人でありながら、あらゆるマゾの気質を持つ、サディストの高津には、最高のパートナーだったのだ! ある疑惑を抱いた高津は、彼女のことを聞くために灰田を捜しだすが、見つけた彼は、『潮騒荘』というホスピスで、意識なく横たわっている状態だった。灰田は意識を取り戻し、真相を語るのか? 謎が謎を呼ぶ驚愕の結末に乞うご期待!
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東京に嫌気がさして、タイのバンコクに流れ着いたあたしは、日本人のオヤジ若槻に騙され、現地のエロマッサージの店に売り飛ばされた。日本へ帰ることを諦めたあたしにとっての唯一の楽しみは、人体標本や遺体写真が飾られている死体博物館という場所に足を運ぶことだけ。特に、気に入ったのはシーウィーと呼ばれるサイコキラーの遺体。彼は、中国から出稼ぎに来たが、逆に借金で故郷に帰ることが難しくなったらしい。そんなシーウィーと自分の境遇が、なんとなく似ている気がして、のめり込んでいったあたしの目の前に現れたのは…。
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高校の英語教師である景子32歳は、容姿端麗、グラマーな肉体を持っているにもかかわらず、いまだ独身で恋人すらいなかった。その理由は、景子が高校生のとき、当時付き合っていた彼を交通事故で亡くしてしまったことがトラウマとなり、それ以来男性と付き合うことに抵抗を感じるようになってしまったからだ。しかし、新しい赴任先の学校で、裕二という生徒と出会い衝撃が走る。なんと裕二は、亡くしたかつての恋人にそっくりなのだ! やがて景子は裕二に特別な感情を抱くようになり、ついにふたりは禁断の肉体関係に踏み込んでしまう……!!
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湯島天神下の残月一刀流の道場で、17歳の美貌の女剣士早苗が真太郎に稽古をつけていた。「なりませぬっ、お立ちなさい!」。ぶざまに尻餅をついているアバタ面の真太郎に容赦ない言葉を投げかける早苗。その様子を早苗の父親であり道場の師範代である磁右衛門が見ていた。なんとか真太郎を早苗の婿にできないものか……。真太郎は旗本の次男坊で、道場の繁栄のため、娘をそこに嫁がせようと考えていたのだ。そんな思惑をよそに、男勝りの早苗の剣は冴え渡り真太郎を打ちのめしていく。このままでは縁談はうまくいかない。磁右衛門は真太郎に女をモノにする秘技をさずけるのだが……。
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39歳の専業主婦の紀夏は暇をもてあまし、ネット証券にはまってしまう。が、夫には言えない借金をかかえ街金から追い込みがかかっていた。困ったあげく、隣家の主婦に、従兄の弁護士を紹介してもらい、相談することにした。会ってみると、優しそうな弁護士は、借金を肩代わりしてくれるというのだ。しかし、見返りに要求してきてのは、性奴隷としての契約だった。意外なことに、スパンキングや拘束プレイにはまり、マゾとしての資質を開花させた紀夏であったが、弁護士は、奴隷市場に紀夏を売りに出したのだ。買い手として現れたのは……!
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32歳の人妻美佐は苦悩の面持ちでホテルに向かっていた。暗鬱とした気持ちの原因は、数日前に夫から告げられたひと言だった。「支店長と寝てくれないか」銀行マンの夫は先物取り引きで借金を作ってしまい、そのことを自分の上司に相談したところ、便宜を計るかわりに美佐の体を要求したきたというのだ。……ホテルに着くと、恰幅のよい脂ぎった顔立ちをした支店長の成瀬が白いバスローブ姿で現れた。おぞましい姿におののく美佐だったが、抱き寄せられ、クリトリスを撫でられると、熟れた三十路の体は、心とは裏腹に熱い汁をこぼしてしまい……。
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OL時代に恋愛を楽しんできた香奈子が結婚相手として選んだのは、10歳年上の高彦だった。セックスに強いほうではないが、夫から愛され優しくされている今の生活に不満はなかった。ある日、近所で強盗が入ったという話をきき、夫の甥である21歳の陽太を、出張中のガードマン代わりに家に泊まらせる。香奈子は、若くてマジメな彼をいたずら心から誘惑してしまう。夫とは違った、若い欲望を素直にぶつけてくる陽太のセックスに甘美なエクスタシーを感じてしまう香奈子。1度きりの過ちにするつもりが、その後も夫の留守中に陽太とお互いの体をむさぼりあっていると、そこには……!
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長年勤めた会社をリストラになったタクシー運転手の車に、29歳の売れっ子女優の小坂雅美とマネージャーらしき女性が乗ってきた。聞き耳を立てていると、雅美が事務所から独立したいという話で揉めている。不機嫌になった雅美は、マネージャーをおろすと、運転手に一緒に野球を見に行こうと言い出した。運転手は、困惑しながらも東京ドームで試合を観戦することに。その後、欲求不満の雅美にホテルに誘われ関係をもつことに。さらには、女性マネージャーが現れ、女優のスキャンダル口止め料として言い出したことは……!
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元AV女優の里沙は、恋人の拓也とハメ撮りセックスをしているうち、カメラがあるほうが燃えるということに気がつく。拓也のほうも、そんな里沙の反応をおもしろがり、カメラを2台に増やすなど次第にその撮影方法をエスカレートさせていった。やがて、撮ることに集中したいからと言って、友人とヤルよう指示するまでに。フェラだけなら……と仕方なく引き受けた里沙だったが、女優としての魂に火がついてしまい、監督として撮影する恋人拓也の目の前で、淫らに悶える里沙。無事に撮影が終わったと思ったところで、驚愕のラストが待ち受ける……!
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リサイクルショップを経営する45歳の正弘には、3年続いた18歳年下の薬剤師・梨花という愛人がいる。正弘に妻がいると知ったうえで始まった関係のはずだったが、最近、正弘は梨花の愛情を重荷に感じるようになっていた。というのも、正弘は、妻の実家の稼業を継いだ婿養子の身分で、離婚などかけらも考えていなかったからだ。そんな折、正弘は、子供はできにくいと言われていたはずの妻から、妊娠したと告げられ大喜びをする。ところが妻のかかりつけの病院は、梨花の勤務する病院だったのだ。正弘は、そこで、想像を絶する驚愕の性体験を経験し……!
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父親の同級生の通夜に参列した正行は、夫を亡くし、涙に目を腫らす妖艶な未亡人、真純と出会う。自分よりも年下の真純が、年の離れた資産家と結婚したときには、よからぬ噂を耳にしていた。だが、こうしてその美貌を目の当たりにすると、噂などかまわずに、娶った故人の男心がわかる気がした。3ヵ月後、正行は行きつけの料理屋で真純と再会する。一緒に酒を呑んだ帰り道、激しい雨に降られてしまう。ビルの軒先で雨宿りしていると、目の前にネオンを煌々と灯らせるラブホテルが……。服を乾かすだけ……と入ったふたりだったが、一線を越えるともう欲望は止められなかった! だが、肉体を結んだ後に正行に知らされる未亡人の危険な本性とは!?
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鎌倉にある東慶寺の墓地の一角で、泉三四郎は気品のある50代の美しい女性がうずくまっているのを見つけた。聞けば、喜和子という名のその婦人は、鎌倉に住む女流画家で、先に亡くなった娘の墓まいりに来たのだという。若いころに画家を目指し、定年退職してから絵を描くことを趣味としている三四郎は恋慕の情を覚える。その後、喜和子のアトリエを何度か訪ねるうちに、ふたりは親密な関係を築き……。還暦をすぎて6年となる三四郎だったが、若者のころに戻ったように熱く血がたぎるのを感じ、絵画のように美しい喜和子の熟れきった身体を鑑賞するうちに……。
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上田俊哉は、高校を中退し美容専門学校に通いはじめたばかり。そんなとき、近所に住んでいる幼なじみで、ふたつ年上の大学生・弘子が、彼氏にふられたから髪を切ってくれとやってくる。女の髪とうなじをこよなく愛する俊哉は、恍惚となって弘子の髪を切っていく。ところが、俊哉が最高にカッコいいと思ったショートカットを、弘子は、こんな頭では学校に行けないと言って泣き出してしまう。弘子をなだめるうちに、童貞の俊哉は、こみ上げてくる欲情をこらえることができなくなってしまい……! 気鋭の作家が描く、胸が切なくなる性春ラブストーリー!
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「あんたって子は、どうして私が大切にしているものに限って貸して欲しがるの!」日曜の朝、38歳の八神は、妻の紗英の声でリビングに。そこには、紗英よりひとまわり年下の23歳の義妹・雪美が、泣き出しそうな顔で立ちすくんでいた。聞くと友達の結婚式用の靴を借りにきたのだが、紗英がそれだけはダメだというミュールを選んだという。雪美に同情した八神は、デパートで同じ靴を買って与えるが、ホテルで雪美が本当に借りたかったものを知ることになる……。気鋭の作家が描く、切なく濃密な性愛ストーリー!
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