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『相原晋(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~19件目/全19件

  • 110(税込)
    著:
    相原晋
    イラスト:
    吉岡里奈
    レーベル: 特選小説
    出版社: 辰巳出版

    吉原近くにある殷洛寺は一時廃寺寸前だったが、隠翠和尚が住職になってから活気づいた。理由は寺内にある開運稲荷。「開」は「ぼぼ」とも読めるが、「ぼぼ」は女のあそこを意味している。「ぼぼ運」が良くなると、吉原の関係者や男の参拝客が多かった。彼らの中で話題になったのは、寺小姓の信弥だ。寺小姓とは住職の男色の相手。僧侶は女色を禁じられているが、男色は問題なく、寺に寺小姓を置く例は珍しくなかった。隠翠和尚の男色相手と目される信弥は、十代半ばとおぼしき見とれてしまうほどの美少年。男の参拝者に話題になって、女たちにも注目された。特に奥女中たちは、筆おろしの相手をしたいとけん制し合っていた。そして、30歳前後とおぼしき奥女中の実力者・岩沢が隠翠和尚を訪ね、ついに噂の美少年と2人きりに。しかし、信弥には秘密があって……。
  • 110(税込)
    著:
    相原晋
    イラスト:
    吉岡里奈
    レーベル: ――
    出版社: 辰巳出版

    明治30年のこと。新聞記者の私は旧幕時代の古老の聞き書きを連載していた。この日、ある潘の藩士だったH翁を訪ね、若かりし頃の1年にわたる武者修行時代の旅について取材した。その際、余談として桃源郷の経験談を聞いた。40年前のこと。伊勢の海にほど近い旅籠屋に泊まった時、近くの島に誘われたという。その島では宿代も食事代もすべて無料。しかも、その家の娘が夜這いをしてくる夢のような島だった。島には男も住んでいるが、どういうわけか子供が生まれない。どうやら島の男に子種がないらしい。そこで島の外から男を誘い込み、種付けをさせているという。彼が泊まった家には、娘のほかに老婆、さらには娘の亭主もいた。娘と一緒に風呂に入ると、彼女は陰茎に手を伸ばしてきた。擦られただけで果ててしまう。それだけでは収まらず、娘は夜に寝床に忍び込んできて……。
  • 110(税込)
    著:
    相原晋
    レーベル: ――
    出版社: 辰巳出版

    時は江戸時代。紙問屋を営む40歳間近の藤兵衛は、妻・お静との夫婦関係が無くなり、もっぱら女郎買いで性欲を満たす日々を送っていた。そんな折、知人から『夫婦交換会』という集まりがあることを教えてもらう。この会はその名の通り、淫乱な夫婦同士がお互いの亭主と女房を取り換えて楽しむものなのだという。大変興味を持った藤兵衛はどうにか参加したいと思うのだが、よくよく考えると女房も一緒に連れていくのが大前提だ。恐る恐るお静に聞いてみると、意外にも好反応で……。
  • 110(税込)
    著:
    相原晋
    イラスト:
    吉岡里奈
    レーベル: ――
    出版社: 辰巳出版

    およそ120年前に書かれたと手書きの冊子がここにある。新聞記者が吉原の遊女から聞き書きしたような文章だが、元遊女自身の手記のように思われた。江戸時代末期、「手技の松島」と呼ばれた遊女の物語だ。11歳の時、口減らしのために村に回ってきた女衒に売られ、吉原に奉公するようになった女は、読み書きや礼儀のほかに、あそこの締まりがよくなる稽古など受けて日々を過ごしていく。遊女と客人が身体を重ねる姿をコッソリと見聞きし、男が喜ぶよがり方や体位を覚えた。15歳の時に初潮を迎え、いよいよ初めてお客を取る水揚げの日がやってくる。そして、40代の大店のご隠居に手ほどきを受け、遊女となる。茂助という大工に見初められて女の喜びを知ると、その茂助に手先の器用さを褒められ、「手技の松島」が誕生する……。
  • 110(税込)
    著:
    相原晋
    レーベル: ――
    出版社: 辰巳出版

    年号が明治に代わり一ヵ月が経とうとしていた頃。世話になった源右衛門の家に出向いた山田弥四郎は、お茶を出してくれたお澄という少女の存在が気になった。四十代の源右衛門に対し、お澄は間違いなく十代。親子ほど離れた年齢差でありながら、その控えめな親密さは淫靡な男と女の関係を暗示していた。そんな弥四郎の疑問を源右衛門は察し、お澄に用事を言いつけてその場から去らせた後、やおら話し始めた。「お澄は吉原にいたのですが、私がそこから救い出したのです。聞いていただけますか……」
  • 110(税込)
    著:
    相原晋
    レーベル: ――
    出版社: 辰巳出版

    時は江戸時代。五千石の旗本・鍋島直孝は悠々自適な隠居生活を送っていた。若い頃は女郎買いもして、妻や浮気相手も作った。女には不自由しない人生であった。しかし、何か漠然とした疑問と不満が心に残っていた。「性交はもっと気持ち良いものなのではないか?」そんな時、直孝の耳に入ったのが「竿師お寿々」という女の存在である。お寿々という名の女郎は、自らの手のみを使い、男性器を極上の快感へと導くのだというのだった。この噂話を聞いた直孝は、早速お寿々の技を受けようとするのだが……。
  • 110(税込)
    著:
    相原晋
    レーベル: ――
    出版社: 辰巳出版

    江戸時代、商家で奉公していた徳兵衛は、ひょんなことから17歳の女中・お春とセックスをすることに。実際に性器を挿入してみると、彼女は「上開」と呼ばれる名器の持ち主であった。この体験から十数年経っても、あの秘壷の快感を忘れられない徳兵衛は、仕事仲間からお春の所在を教えられる。話によると「上開」が評判となり、かなり高額の料金を取る娼婦として働いているらしい。いてもたってもいられなくなった徳兵衛は、すぐさま大金を払ってお春のいる店に行くのだが……。
  • 110(税込)
    著:
    相原晋
    イラスト:
    柳橋マンドレ
    レーベル: ――
    出版社: 辰巳出版

    66歳の大沢は40年ぶりに新婚当時に住んでいた街を訪れた。懐かしい駅舎の階段を降りていると、真夏の暑さに襲われて、気を失ってしまう。意識を取り戻すと、熱気は去り、涼しいぐらいに感じた。目の前には見慣れた駅前の景色が広がっている。どうやら40年前にタイムスリップしたらしい。恐怖がないわけではないが、好奇心には勝てない。大沢は自然とかつて住んでいたマンションを訪問していた。不安を覚えながら、インターホンを押す。中から出てきたのはまだ26歳だった妻・和子だった。混乱した様子の彼女に結婚指輪を見せて落ち着かせると、部屋に上げてもらい、状況を説明する。こんなにも彼女は初々しかったのか。涙が出そうになった大沢は、目の前の女を抱きしめたい衝動に駆られた。「なあ、しようか」。若々しい和子に提案すると、彼女はクスリと笑い……。
  • 110(税込)
    著:
    相原晋
    レーベル: ――
    出版社: 辰巳出版

    神田の材木屋を営む天満屋専右衛門は、五十を迎えた頃から、女房のお静に夜の行為を拒まれ始めていた。そう言えば女房以外の女を知らない、と人生を思い返した専右衛門は、生まれて初めての女郎買いを試みる。早速でかけると、道端にいた易者・相庭構精斎に「よろしければ、色道のご指南もいたしますぞ」と声をかけられる。いろいろと指南を受けた専右衛門は、素人の女を構精斎から紹介され、教わった性技を実践してみることに。薄暗い部屋で女をよがらせ、昇天させることに成功し喜ぶ専右衛門だったが、実はその女とは……。
  • 110(税込)
    著:
    相原晋
    レーベル: ――
    出版社: 辰巳出版

    江戸橘町で古着屋を営む井根屋源兵衛は、御年五十歳。源兵衛よりも一まわり年下の山口屋信三郎から、人生をもっと楽しんだほうがいいと諭される。連れて行かれた先は、旗本のお屋敷だった。そこで、男女のまぐわいを覗き見させてくれるという。さっそく屏風に開いている穴から様子を窺うと、二本の大きな蝋燭に照らされた、一組の若い男女が見えた。女がおもむろに男の陰茎を頬ばり、さらに犬の交尾のような体位でつながるのを見て、久方ぶりに股間が熱くなっているのを感じる源兵衛だった。はたして回春の効果やいかに?
  • 110(税込)
    著:
    相原晋
    イラスト:
    田宮彩
    レーベル: ――
    出版社: 辰巳出版

    かつて隅田川の川幅は広く、東京都中央区日本橋中洲は土砂が堆積してできた島だった。安政4年、そこに街並みが完成し、盛り場として大いに賑わった。吉原の遊女だったお由は、湯屋の主人・大月屋伝兵衛の後妻として迎えられた。2人は中洲を「おもてなしの島」にしようと女郎屋を始める。お由はこれまでの経験を活かし、吉原と一線を画した男と女の双方に利点があるような店作りに着手した。元遊女ではなく、素人の女を募集。未婚でも既婚でもお由のお眼鏡にかなった女性を採用した。情交するたびに湯を浴びるように教育。お客も湯を浴びる形にする。そして、女たちに技を実習で教え、特に口技を身に付けさせた。町奉行所に介入させないため、見回組を立ち上げ、治安を守らせることにする。他の女郎屋もでき、遊里としては吉原以上、盛り場としては両国広小路に勝る繁栄を実現させる。お由自身も大病を患った伝兵衛を“おもてなし”して元気づけていくが……。
  • 110(税込)
    著:
    相原晋
    イラスト:
    佐藤ヒロシ
    レーベル: ――
    出版社: 辰巳出版

    世は70年安保の真っ直中。大学1年生の中井亮太は学生運動に背を向けて、剣道に打ち込んでいた。ある日、ヘルメットを被った男を、やはりヘルメットを被り、タオルで覆面をした二人が襲撃する場面に遭遇する。二人はゲバ棒と呼ばれる角材でメッタ打ちにしようとしていた。剣道に絶対の自信を持つ亮太は竹刀で助けに入るが、ヘルメットでガードされて通じず、逆にゲバ棒で襲われて負傷。意識を失い、救急車で病院に運ばれた。怪我を負い、頭を包帯で巻かれてアパートに帰ってくる。そんな亮太を大家の妻・憲子が気にかけてくれた。小学生の子供がいることから、憲子は少なくとも30代のはずだが、もっと若く見える。清楚な雰囲気があり、声にはちょっと甘い響きがある。亮太は夫との夜の営みでよがり声を上げる彼女を想像し、自慰をしたことがあるほどだった。彼女は銭湯にも行けない亮太の身体をタオルで拭いてくれたが、亮太のあそこが反応して、すぐに射精してしまい……。
  • 110(税込)
    著:
    相原晋
    イラスト:
    熊田正男
    レーベル: ――
    出版社: 辰巳出版

    沢田屋の隠居・六兵衛は50歳半ば。芸者相手に放蕩を繰り返し、狒狒爺と揶揄されるほどだった。しかし、そうなったのには理由がある。六兵衛は百姓の家の三男坊で、11歳の時に沢田屋で奉公することになった。周りの丁稚が色気づく中で、六兵衛は仕事に邁進。その商才を主人に見込まれ、一人娘・お長の婿になる。商売一筋で女性経験もなかった六兵衛に対し、お長は遊び慣れた女で、全てを手ほどきしてくれた。2人の相性はよくて、浮気することなく、子宝にも恵まれ、沢田屋も繁盛した。お長に先立たれた六兵衛は50歳にして隠居。そんな時、ひょんなことから500両もの大金を手に入れ、「これから女を相手に、心の奥底でずっと思っていたことを実現していくぞ」と決意する。「女の口にへのこを突っ込み、精を放ってみたい」「女の肛門を犯し、精を放ちたい」そんな秘めた欲望を実現させようと、六兵衛はまず吉原で女郎を買ってみるが……。
  • 110(税込)
    著:
    相原晋
    イラスト:
    佐藤ヒロシ
    レーベル: ――
    出版社: 辰巳出版

    中山謹一郎は南町奉行所の同心。死刑に処せられる罪人の首を斬る役目を担当していた。いくら罪人相手とは言え、誰しも自分の手で人を殺めたくはない。みな敬遠していたが、謹一郎はその仕事から逃げなかった。しかし、なぜか首切り後は異様なほど淫欲が高ぶってしまう。謹一郎は一種の厄落としのつもりで、斬った人数の回数だけ女を抱くことにしていた。最初は妻に欲望をぶつけていたが、第二子を出産した後、妻は体調を崩し、寝たきりになってしまった。これでは謹一郎の淫欲に応えられないと妻は妾をもつように提案してくる。謹一郎はその提案を受け入れた。奉公人を斡旋する口入屋が紹介してくれた女の名はお悦。美貌でなくとも構わなかったが、美人の範疇にはいる容姿だった。目は大きく、唇の形がどことなく男の欲情をそそった。その後、謹一郎は斬首するたびにお悦を抱き続けるが……。
  • 110(税込)
    著:
    相原晋
    レーベル: ――
    出版社: 辰巳出版

    小間物屋で働く華奢な男・惣吉は、ほとんど拷問に近い形で、大名の後室に体を求められ、大事な顧客からの要求に必死に応えてきた。ある日惣吉は、水茶屋の前でお侍に抵抗している娘を救おうと喧噪に飛び込むが、反対にその娘の怪力に助けられる。娘は油屋『伊勢屋』の娘で“油屋の鬼娘”として有名なお繁だった。整った顔立ちながらも、その腕力ゆえに縁談がなかったお繁だが、惣吉は恋心を寄せ、黄楊の櫛を贈り、口説き落とす。これまで後室に教え込まれてきた床上手っぷりで怪力を恐れながら情交を始めると……。
  • 110(税込)
    著:
    相原晋
    イラスト:
    熊田正男
    レーベル: ――
    出版社: 辰巳出版

    服屋の後家・お幸、その娘・お恵、丁稚奉公からお恵の婿になった均兵衛。親子3人水入らずの暮らしには、悪い噂がつきまとう。なんでも、以前病に伏せっていた亭主の代わりに、うぶな均兵衛をくわえこみ、その間男を娘にあてがって、未だに関係があるというのだ。均兵衛はたくましい男ではなく、細身の優男。だが、へのこ(男陰)も大きく、年増と若い女の両方を味わっているらしい。それはあくまでも噂なのか? もし本当なら、お幸と均兵衛の関係は切れているのか? お恵はそのことを知っているのか? 様々な噂が錯綜する。しかし、近所の知りたがりで聞き上手な婆さんが本人たちの口から聞いた実際の関係はもっと複雑怪奇だった。酔っ払ったお恵が口を滑らした話では、何でもお幸と均兵衛が倉の中で間男している姿を目撃していたらしく……。
  • 110(税込)
    著:
    相原晋
    レーベル: ――
    出版社: 辰巳出版

    初老の男・佐柳は、遊郭が全焼した場合に臨時営業が許される仮宅の近くにある茶屋で、ひたいの汗をぬぐっている中年増を見かけ、その色香に惹かれる。それは、かつて吉原の遊女だったお光だった。吉原ではいったん遊女を買うとほかの遊女を買うことはできないきびしい決まりがあったため、お光を抱くことができなかったこともあり、佐柳はその憧れを再燃させるが場所がない。そこで一計を案じる。それは仮宅の妓楼にあがって女を買い、遊女がやってくる前にお光を寝床に忍び込ませるというものだった。だが、松島という若い花魁が先に姿を見せると思わず……。
  • 110(税込)
    著:
    相原晋
    イラスト:
    熊田正男
    レーベル: ――
    出版社: 辰巳出版

    吉原の妓楼「偏鯛屋」。30代半ばの小夜はそこで遊女の教育・監督係である遣手を務めている。遣手は遊女あがりが多いため、自分の美貌を維持しようとして厚化粧をする人間が多い。しかし、小夜は化粧っ気がなく、鼻筋の通った顔立ちが気品を感じさせた。彼女に相談してくるのは遊女ばかりではない。男たちがずっと隠してきた性欲を告白し、その解消法を相談しに来るのだ。小夜はそれを聞いてあげてから、遊女に細かく指示を出し、しっかりと相手をさせている。そんな小夜は遊女だった頃、いろんな性癖の男を相手にしてきた。彼らのことをふと思い返す。春画を持ってきて、女の秘部を舐め回したいと懇願する男。小型の張型を自分の尻の穴にいれてほしいという男。尿を飲みたいという男。様々な欲望を目撃してきた小夜は……。
  • 110(税込)
    著:
    相原晋
    レーベル: ――
    出版社: 辰巳出版

    時代は江戸から明治へ。小間物屋で奉公する久助は、武家屋敷の女中たちにクシやカンザシを売るのが主な仕事だった。ただ、他にも密かに取り扱っているものがあった。大人の玩具の一つである張形(ディルド)の販売だ。見本を見せると女たちは皆、そのリアルな構造に目がとろんとして股間を濡らしてしまう。男子禁制の世界に生きている彼女たちにとって、夜な夜なの自慰行為が唯一の快楽なのだった。ある日、その張形を注文した女に呼びだされた久助。何事かと思いきや、「張形とおぬしの魔羅はどちらが気持ち良いか?」と聞かれて……。

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