『特選小説、赤松光夫、1円~、雑誌を除く(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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大手化学会社を定年退職した井沢滝彦は、住んでいる東京のマンションを子どもたちにゆずり、軽井沢の別荘地へと移住してきた。がむしゃらに働きつづけていた間の失われた時間を取り戻すべく、登山やドライブ、そして何より好きな音楽を楽しもうと考えていた。そんなある日、音楽仲間のひとりから、楽器や歌声などが流れるミュージック・ペンションが近くにあると告げられる。興味をひかれた滝彦は、さっそく訪れる。そのペンションの経営者はなんと、30年前に別れた恋人の綾だった。時間が巻き戻り、若いころと同じように惹かれあう二人だったが……。
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60歳になり定年をむかえた宗方直樹は、故郷四国の遍路旅へと出かける。そこで、小学3年生の頃に担任だった紺野時子先生と偶然再会する。姪で42歳の博美を連れた彼女もまた、四国遍路をしているという。博美の夫はずっと意識不明で病院におり、子供のいない博美を可愛そうに思った紺野先生が、今回の旅行に同行することを提案したのだという。亡くなった妻の若い頃にそっくりな博美の美しさに、宗方は魅了される。10代の元気を取りもどした宗方は、いっしょに宿泊した旅館で、ついに博美と結ばれる。激しく愛しあったその瞬間、彼女が求めてきたのはなんと、膣内射精だった!!
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鎌倉にある東慶寺の墓地の一角で、泉三四郎は気品のある50代の美しい女性がうずくまっているのを見つけた。聞けば、喜和子という名のその婦人は、鎌倉に住む女流画家で、先に亡くなった娘の墓まいりに来たのだという。若いころに画家を目指し、定年退職してから絵を描くことを趣味としている三四郎は恋慕の情を覚える。その後、喜和子のアトリエを何度か訪ねるうちに、ふたりは親密な関係を築き……。還暦をすぎて6年となる三四郎だったが、若者のころに戻ったように熱く血がたぎるのを感じ、絵画のように美しい喜和子の熟れきった身体を鑑賞するうちに……。
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二十数年前、慎一郎は青函トンネルの土木技師として工事に従事していた。50歳を過ぎた今、その当時寮の食堂で働いていた人妻千春になんとかしてもう一度会いたい! 消息をつかむために彼女の友人礼子の住む旭川へと向かう。千春は20年前に子どもを産み、離婚、そして再婚して層雲峡の農場で暮らしているという。さらに慎一郎に会うために、いま旭川に来ているのだという。逸る気持ちをおさえつつ、慎一郎は千春との再会を果たす。欠けている思い出をひとつずつ合わせながら、ふたりは一夜を共にする。いっしょに暮らそうと告げる慎一郎に、千春は……。
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旅に出ると、人は必ず新鮮な出逢いを期待するもの……。官能界では王道中の王道である『旅エロス』集のリリースです。夫の部下と旅行先で不倫する『妻濡れる宿』(霧原一輝著)、妻も仕事も無くした男が宿の女将と関係を持ち……『湯けむりの玉肌』(渡辺やよい著)、倒産の危機を迎えた夫を救うため支援者と愛人契約を結ぶ妻『桃妻吐息』(室伏彩生著)、夫の浮気に腹が立った妻は自らも男を探す旅に出て……『子宮の遊戯』(山口香著)、旅先で再会した女性に亡き妻の面影をダブらせ……『白衣の人妻行者』(赤松光夫著)、と、5作品をまとめて収録しました。一夜限りのアバンチュールに、きっとあなたもハマるはず!
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