『藍川京、雑誌を除く(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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絵を学ぶためドイツ留学していた君塚瑠美は、両親の突然の自動車事故死で帰国し、26歳で全国展開するビアレストラン・チェーン「アンバー」の社長に就任。透ける肌、高貴な顔立ち、豊満な胸で瑠美は、62歳の副社長小島を翻弄、明晰な頭脳で事業を拡大、さらに財閥の御曹司兄弟を誘惑し、新事業のために若い男たちを次々に虜に……。長編官能小説。
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二十も離れた夫を事故で失い一年半。三十四歳の悠香は亡夫との性愛を想い自ら慰めながらも今夜の渇きに懊悩する。そこへ義息・慎介が海外から帰宅。「ずっと好きだった。俺の子を産めよ」突然の告白。慎介を拒絶する言葉が虚しく響いた。――四六時中、束縛する慎介から悠香は書道の師・雅風のもとに逃げ込む。が、雅風からも告白されてしまう。
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「どうして……力が抜けてきたわ」十八歳の新人助手・亜紀は、歯科医院長の志摩に亜酸化窒素を嗅がされ気がつくと診察台に縛られていた。躰中がしびれて抵抗できない。と、そのとき、生身の肉を引き裂かれるような激しい痛みが処女を襲った。「こいつは一生、俺を忘れられない」苦痛に顔をゆがめ懇願する亜紀の涙に、志摩はまだ満足できなかった。
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夫の莫大な借金のため月一度の愛人契約をした36歳の千菜津。いつ寝室に誘われるかはらはらする人妻をただ鑑賞し、ようやく愛撫をしても焦らす跡部に、ついに千菜津は懇願する(「梅雨の花」)。他、「今日はもやもやする」と訴える、恩人の息子の無垢で美しい若妻と寝室で二人きりで過ごすことになった初老の男の困惑(「閨」)等、珠玉の官能短編集。
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高校一年の弘樹はその水着写真を何度も盗み見た美しい人、母の妹・千詠子のマンションを訪れた。熟れた全裸で誘惑する千詠子に弘樹は抑えていた激情を止められない。「叔母さん、好きだ」千詠子も甥の若々しい欲望に応え一心不乱に刺激を送り込んだ。かくも甘美な感触。「叔母さん、素敵だった」「ありがとう。今度はあなたの番。さあ……きて」
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園華女子高書道部に受けつがれる夏合宿の儀式。上級生が下級生を上半身裸にし水を含んだ毛筆で背中に万葉集や古今集の恋の歌を書き、それを当てさせるのだ。くすぐったさと妖しい快感に身悶えする千里は三年生の沙千子にすべてを捧げた。だがその後、沙千子は千里を裏切り一方的に離れていく……。それから七年後の再会。千里の復讐が始まる。
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「おまえの若いころそっくりだ」十九年前に関係した教祖・大現師の阿愉楽寺、奥の坊。誘拐された十八歳の娘・沙紀は、美しく貞淑な妻であり母である舞子の眼前、目隠し、手には縛めの全裸で男の辱めを受けていた。「今度はお前が舐めろ」舞子は過去の因果を呪いつつも男に従う。が、教祖が母娘に用意した嗜虐の秘儀はそれだけではなかった。
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設計事務所の理知的で美貌の社長秘書・愛希子はかつて自分を辱めた不良同級生・隆介をなぜか思い出す。結婚九年、夫との平穏な生活に物足りなさを感じていた。「お前の知らないことをたくさん教えてやる」九年ぶりに会う隆介は荒々しく愛希子を自分のものにしていった――。底深い性の世界が家庭の外にあることを知った女の、ただ堕ちていく魔性。
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父の再婚相手は、自分とたった七つしか違わぬ二十五歳の美しい女。亡き母に生き写しの継母への狂おしい思いを押し殺し光滋は東京へ出たが、様々な女を知る一方、継母が忘れられない。数年ぶりに実家へ戻った光滋が新たに出会ったのは、両親を失った七歳の美少女・紫織だった。会うたび女になる紫織に光滋は惹かれていく……。傑作官能絵巻。
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父の弁護士事務所に勤めていた澄絵。自分より五つ年上の二十六歳の美しい女が父の後妻になった。盗み見た寝室。澄絵は父に抱かれていた。一糸まとわぬ姿態と喜悦の声で。悶々として気が狂いそうだった。だが最近、澄絵の様子が変だ。そして知ってしまった秘密。いま、憧れの継母の白い裸体が目の前にある。「二人だけの秘密を持とう、継母さん」
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高名な日本画家でT芸大名誉教授・一ノ瀬と、若く美しい妻・深雪。弟子の鳴嶋は師の家を訪ねるたび胸が高鳴った。が、深雪は尊敬する一ノ瀬のものだった。がん宣告された一ノ瀬は亡くなる直前、鳴嶋に手紙を託す。「君に妻を頼みたい」半年後の月命日、想いを告げた鳴嶋は深雪を抱き寄せ、その唇を塞いだ……(「緋の菩薩」)。官能絶品全六作。
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「会えるなら、泊まります」十年間、音信不通の希和子から突然の電話。昔、愛していながら抱けなかった女が匂うような人妻に変身し、今身を任せている。彼女の秘所にはピアスが施されていた(「露時雨」)。他に、夫の浮気に悩みながらも、自ら会ったばかりの男との初めての不倫に身悶えする人妻のよろめきを描いた「花雫」など九つの性愛小説集。
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この瞬間、奥まで感じたい。疼く躰が求めるのは、ひと時の快楽と運命の出会い……。二十八歳で結婚した紗月は夫以外の男を知らずに四十二歳となった。その夫を一年前に亡くし、火照る躰を持て余す日々を過ごすうち、とうとうかつての恋人に連絡を入れてしまう。肉の渇きと亡き夫への後ろめたさを感じるなか、十数年ぶりに再会した二人は互いに激しく貪り合い、そして、紗月の躰は貫かれ――。女としての悦びと欲求を描いた表題作「もっと深く」のほか、独身未婚、未亡人、不倫……、女たちの肉欲への渇望を優しくも強引に満たす男たちとの珠玉の短編読切、大人気女流作家が贈る七つの淫欲物語。
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悠里はざわめく心を抑えながら京都にいた。15年前に別れた男・宮井雅寛と再会するためである。当時、2歳年上の雅寛は同じ会社で働いており、同僚に隠れて付き合っていた。しかし、彼は実家の家業を継ぐため京都に戻り、それをキッカケに別れてしまった。一緒に来てくれと言われたが、悠里はまだ24歳で、京都で姑と暮らすことを考えると気が重かったのだ。その後、悠里は別の男と結婚し、今は幸せな生活を送っている。しかしここ数年、不思議と雅寛のことを思い出し、会いたい気持ちが募る一方だった。おそらくその理由は、最後に雅寛としたセックスのアブノーマルな快楽が忘れられないからで……。
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嵯峨菊恵は38歳の未亡人。生まれも育ちも熊本で、結婚してからも熊本で生活してきた。しかし、2年前に夫を亡くしたのを機に福岡へ移住。アメリカに赴任した友人の持つマンションに住みながら、今は玄界灘の新鮮な魚介類を出す中洲の老舗で中居として働いている。担当しているのは3階の個室。着物で接客できるのは嬉しいけれど、最近はよく年配の中居頭に嫌みを言われ、ため息をついてばかりだ。それでも今日は50代前半とおぼしき製薬会社の部長・椿沢に「コーヒーを飲みに行かないか?」と誘われて、気持ちが明るくなった。夫を亡くしてから男性に声をかけられてもかたくなに応じてこなかった菊恵。しかし、椿沢の誘いにはすんなりと乗れた。寿司をごちそうしてくれただけでなく、和服姿を褒めたり、仕事の愚痴を聞いてくれたりと気を回してくれる椿沢。2人は自然とそのままホテルへ。夫を亡くしてから初めて男性と2人きりになった菊恵は緊張と興奮を隠せない。丹念にクンニされると、熊本弁でよがりまくり、放心状態になって……。
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夫が他界して1年。紗月は夏の終わりを感じながら、火照る体を持て余していた。一回り年上の夫は、ガンになり短い入院で逝ってしまった。結婚当初は夜の営みも頻繁だったが、時間が経つにつれて回数は減り、自分で自分を慰めるばかり。28歳で結婚して以来、夫以外の男を知らない紗月は、もう肉茎で貫いてもらう快感は味わえないと思って悶えていた。欲求は溜まる一方で、オナニーに明け暮れる毎日。それでも肉の渇きは癒えず、とうとう結婚前に付き合っていた紺野に十数年ぶりに連絡を取る。彼はすぐに会ってくれた。亡き夫への追憶を感じながらも、紺野の強引な責めにすぐ身を委ねる紗月。昔よりも色っぽい声が出て、濡れやすくなっている自分に気付くのだった。割れ目はちゅぷちゅぷとイヤらしい音を出しはじめ、触られただけでイッてしまった紗月は……。
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学生時代の友人・咲恵と鎌倉を訪れていた38歳の春華。とはいっても、この旅は咲恵の情事の隠れ蓑として利用されているだけ。仕方なくひとりで街を巡っては各所で咲く花の写真を撮っていた。そんな時、花の知識が豊富な笹森という男と出会う。50歳前後とおぼしき笹森は数年前に妻に先立たれ、心に寂しさを隠していた。いつしか2人は意気投合。お茶をごちそうしたいと彼の家に行くことに。そして唾液をむさぼるように激しいキスを交わすと、もう止まらない。シャワーも浴びずにクンニをされると、燃え上がった春華のアソコはグチュグチュと破廉恥な音をさせはじめ……。
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